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掲載日:2021年3月2日

貯蓄術

【年間1,000件以上の家計相談からみえた!】貯まる家計はこう作る。必ず変わる秘伝の家計管理術

【年間1,000回以上の家計相談からみえた!】貯まる家計はこう作る。必ず変わる秘伝の家計管理術 ファイナンシャルプランナー 秋山芳生さん

貯まる家計になるためには、やみくもに節約すれば良いというものではありません。しっかりとお金の流れや性質を理解するとともに、家計簿と正しく向き合うことで自分のお金が見えてきます。1,100万人以上が利用する家計簿サービス「マネーフォワードME」の元事業責任者だった私が貯まる家計に必要なお金の捉え方と、具体的な改善術について話をしていきたいと思います。

収入より収支が大事

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お金もちになりたい。資本主義社会の中では誰もが夢見ることではないでしょうか。しかし、お金を稼いでも稼いでも「ぜんぜん不安が消えない」ということがあります。1,000万円貯まったら2,000万円欲しい。5,000万円貯まったら1億円欲しい。1億円あっても、東京23区内に一軒家を買ったら一瞬でなくなってしまいます。こうなると、いくらあっても安心感は持てずキリが無くなってしまいます。また、いくら収入を上げてもそれ以上にお金を使ってしまっていては、いつまでたっても安心感は得られません。
仮に月に手取りで60万円収入がある人が、月に60万円支出していれば貯蓄は0円です。逆に、30万円の収入でも25万円の支出で生活ができていれば5万円の黒字であり、資産が増えていく状況にあります。

会社で考えてみると、売上が10億円で利益が0円の会社と、売上が5億円で利益が4億円の会社があればどちらの経営状況が良いかは分かります。

人に置き換えたときの貧乏とお金持ちの違いも、収入に対して支出が少ない状態がキープできているかどうかによります。いくら稼いだかではなくて、収支をコントロールして家計の中から余裕をつくれるかで精神的な安定も変わってきます。

支出を制するものが人生を制する!?

お金の価値観を意識できると、お金の使い方の質が良くなっていきます。
使った支出を以下のように意味付けをして振り分けていきます。
「生活するのに必要なお金=消費」、
「無駄遣いや、過度な贅沢=浪費」、
「貯蓄、自己投資、金融投資=投資」
と定義して切り分けて考えるということです。

趣味や娯楽、自己投資などの費用をなんとなく「消費」として考えてしまうと、生活に必要なお金と、余剰として使えるお金なのかが分かりづらくなってしまいます。

先程、10億円売上で営業利益0円の会社も、なんとなく消費してしまっているのであれば先行きは分かりませんが、自社成長にむけた投資に5億円を使っているのであれば将来の成長が期待できます。

貯蓄が貯まりやすい家計を継続するには、バランスが重要になります。

  • 消費70%
  • 浪費5%
  • 投資25%

このバランスを意識できると、安定した家計になりやすいです。
ここで重要なのは、浪費も一定割合は必要ということです。遊びや娯楽の無いお金の使い方は長続きしませんし、人生の楽しみやゆとりは「浪費」の中に多分に含まれているからです。あえての浪費は全支出の5%ぐらいあった方が健全といえます。重要なのは、この配分や金額をコントロールできているかどうかです。

また投資については、

  • 勉強などの自己投資
  • 現金貯蓄
  • 金融投資

と分けて考えていきます。
自分の成長につながる勉強や体験を「自己投資」、
もしもの時につかえる生活防衛費やライフイベントに必要な現金を貯める「現金貯蓄」、
老後に向けた資産形成主な目的とした「金融投資」です。
精神的な充足や健康など、お金で買えない価値は沢山あるのはもちろんですが、金銭面に特化して考えると、このフリーキャッシュフローの配分をコントロールすることこそ、人生の豊かさをコントロールすることに繋がると思います。

先取り貯蓄のメリット・デメリット

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この投資にまわせるお金を生むために、「先取り貯蓄」が有効といわれます。収入がはいったら、色々と使う前に貯蓄分や投資分を先立ってわけてしまうという方法です。これは、安定すれば非常に有用な手段と思いますが、いきなり先取り貯蓄をやり始めて失敗する人が続出しています。
「エイやっ」と先取り金額を決めても、支出がコントロール出来ていなければ結局は貯めたはずの貯蓄を取り崩したり、クレジットカードの使いすぎになったりすることがあるのです。強引に貯蓄額を決めるより、まずは家計を把握してから無理のない金額を貯めていくと良いでしょう。

まずは支出をコントロールしよう

支出をコントロールするためには、家計簿をつけるのが一番の早道です。日々の生活が忙しくて、手書きの家計簿や、エクセルで家計を把握するのが難しい方にオススメなのが「マネーフォワード for Mizuho」です。
パソコンやスマートフォンから、簡単な会員登録ですぐに使い始められます。銀行口座の情報を連携することで資産の推移がすぐに分かるようになる他、クレジットカードでの買い物が自動で記帳されるので、誰でも「いつ、何に、いくらつかった」が自動で可視化されていきます。

使っている口座を整理する

「マネーフォワード for Mizuho」を始める前に、整理していただきたいのが使っている口座です。
例えば、お金の流れや口座を一旦整理してから「マネーフォワード for Mizuho」に登録していくと抜け漏れがなくなります。

お金の流れや口座を整理する

費目別の仕分けをする

「マネーフォワード for Mizuho」は、銀行やクレジットカードのオンラインの利用明細を元に、支出を自動で仕分けをしてくれますが、決済情報の文字を判別しているので、最適に仕分けされない場合もあります。自分で支出を振り替えることも支出改善には重要なことになるので、月に1回は支出を見直し正しい費目に振り分けてあげると良いでしょう。ただし、家計簿をつけていくと、「これは何費として仕分けすれば良いのだろう」という疑問がわいてくると思います。

ここではよくある仕分けの疑問についてお答えしていきたいと思います。

食費?交際費?

例えば、仕事帰りに、一人で外食をして家に帰った場合と、会社帰りに同僚と食事して帰った場合では費目が変わってきます。一人や家計を共にする家族での食事に関しては、食費になりますが、友人や同僚との食事や、家計をともにしない家族や親戚との食事も交際費になっていきます。

美容?健康?

例えばサプリメントも、お肌をケアするために買っている場合は「衣服・美容」というカテゴリーになります。一方で、健康のために飲んでいるサプリメントであれば「健康・医療」というカテゴリーになります。

趣味娯楽?交通費?

家族で旅行にいきました。その際に利用した新幹線代は娯楽費でしょうか?それとも交通費でしょうか?目的がレジャーであれば、宿泊費や現地でのアトラクション代なども含めて趣味娯楽に入れて良いと思います。一方、移動自体が目的になるようであれば旅費・交通費に仕分けするとよいでしょう。

食費?日用品?

スーパーで、たまねぎやお肉と、ティッシュを買いました。クレジットカードで決済した場合に、その内訳までは反映されませんので食費と日用品がまざってしまうことがあります。この仕分けを細かく入力し打ち直すこともできるのですが、時間がかかってしまうのであまり細かくならず、「食費と日用品」の総額を把握することが良いと思います。

他にも細かい仕分けの悩みはでてくると思いますが、「本質的に何のための支出なのか?」ということを考えて仕訳をすることとが大事です。また、一度ルールを決めたら簡単には変え無いほうがよいでしょう。マネーフォワード側も、使用者の仕訳のルールを覚えていくので、一度仕分けたら「この支出は、この人にとっての交際費」と自動で整理してくれます。
一方で、細かく正確さを追求して100点をめざす必要はありません。90点くらいで、ざっくり「家計が把握できている」という状態をめざすと無理がなくて続きやすいでしょう。

月に1度の家計の振り返り

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ここまで家計簿の付け方の話をしてきましたが、記帳するだけでは、家計簿の価値の半分も活かせていない状態です。家計簿は、つけるだけでなく、振り返り問題点を改善していくことで本来の力を発揮します。
できれば、月に1回は家計をしめて、どの費目にいくら使ったのか、それは使いすぎかどうかなどを見直す家族マネー会議の時間があると良いでしょう。そこで、生活に必要な消費と、浪費や、自己投資・貯蓄・金融投資などの投資がいくらなのかを把握しましょう。夫婦で月の収支を確認し、将来に向けて有効なお金の使い方ができているか、または過度な節約で無理がたたっていないかなどを確認することで家族の結束力は強くなっていきます。特に、夫婦共働きの場合は、収入と支出が複雑になることがあります。家を会社とみたてると、それぞれ別の事業部で管理しているものを合計して判断しないと会社としての経営のコンディションは分からなくなります。ここは共同経営者として、家全体の収支を把握して、家全体のお金の使い方をどのように分配していくかを考えられると強い家計になっていきます。

まとめ

お金にコントロールされるのではなく、お金をコントロールするうえで、支出に価値観を持つことは非常に重要です。お金がなし崩しに消えているのか、それとも十分の自己投資ができているのかなども分かってきます。この自由で建設的なお金の使い方を最大化してくれるのが、家計管理と支出のコントロールです。まずは家計簿をしっかりつけて、どの費目をいくら使っているか自分で把握する習慣をつけてはいかがでしょうか?

秋山芳生さんの写真

秋山芳生 自己紹介

新卒で広告代理店の博報堂に入社。2014年から株式会社マネーフォワードに入社しマネーフォワードMEの事業責任者となる。また、お金の相談窓口「miraitalk」を立ち上げFPとして年間1,000回以上の家計相談を実施。現在は、ベンチャー企業の役員をするとともに、会社員向けの金融教育やYouTubeでの情報発信、家計改善のオンライン面談などマルチに活動している。

(記事提供元:秋山芳生、画像提供元:ピクスタ株式会社)

  • *記事内の情報は、本記事執筆時点の情報に基づく内容となります。

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