ライフプランとは?ライフプランを作る目的やメリットを紹介!
掲載日:2023年9月8日
ライフプランとは、住宅購入や教育費、働き方や、老後の過ごし方など、人生における様々な場面や生き方を、資金面を含めて具体的に計画することです。
本稿では、ライフプランの概要や重要性について解説します。ライフプランを計画する目的やライフプランを作るメリットも紹介しているので、参考にしてみてください。
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ライフプランとは?
ライフプランとは、人生における大きなイベントに際して必要になるお金を予想して計画を立てることや、自分の価値観に沿った人生を送るために具体的に何をする必要があるかを考えることです。
人生における大きなイベントには、住宅や車の購入・買い替え、結婚や出産、就職や転職、独立開業などの働き方や、老後の過ごし方などがあります。いずれも大きなお金が必要になったり、人生の過ごし方に関わるイベントなので、あらかじめ計画を立てて備えることが大切です。
ライフプランの重要性
ライフプランが重要な理由は複数あります。まず、将来に向けた準備をしておくことで、安定した生活を続けられる可能性が高まることです。具体的には、定年退職により収入が減る老後や、病気や事故により働けなくなった際などに備えられます。
他にも、年金の受給年齢引き上げや給付額の低下、雇用環境の変化など、様々な懸念要素を払拭するために、ライフプランは役立ちます。
ライフプランを作る目的
ライフプランを作る目的について解説します。
人生の三大資金を予想できる
ライフプランを計画する目的の1つとして、教育資金・住宅資金・老後資金という人生の三大資金を予想できることがあげられます。
教育資金
人生の三大資金の1つが、教育資金です。幼稚園から大学を卒業するまで、すべて国公立の場合は約790万円、すべて私立の場合は2,200万円以上の資金が必要になります。学費は計画を立てて準備をすることで、子どもの希望や選択肢を狭めてしまわないようにすることが大切です。
参考:令和3年度子供の学習費調査|文部科学省
国立大学等の授業料その他の費用に関する省令|文部科学省
私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について|文部科学省
住宅資金
人生の三大資金のもう1つが、住宅資金です。持ち家は、購入後も維持メンテナンス費用やリフォーム費用がかかり、賃貸では更新料も含め一生家賃を払い続けることになるため、住宅資金を予想して計画を立てることは重要といえます。
特に、住宅を購入する場合は頭金としてまとまった資金が必要になるだけではなく、毎月の返済額・ローン金利のための資金も必要となります。住宅を購入するためには、どれぐらいの資金が必要かを把握し、計画を立てて準備することが重要です。
老後資金
老後資金も、人生の三大資金の1つとして数えられます。定年退職した後、年金だけで生活費を賄うのは難しい場合が多いため、老後に安定した生活を送るためには、必要な資金を計算して準備しておく必要があります。
いつから老後に向けた貯蓄を始めるのか、必要な金額はいくらか、毎月の積立額はいくらかなどをライフプランとして計画するべきです。
ライフプランを作るメリット
ライフプランを作るメリットとしては、将来の生活の可視化・現在の家計の把握・様々なリスクの削減などがあげられます。
将来の生活を可視化できる
ライフプランを作るメリットとしてあげられるのが、将来の生活を可視化できることです。将来の生活が可視化できれば、具体的に将来必要になる金額や、生活スタイルなどを把握できます。効率的な貯蓄や将来への準備がしやすくなり、漠然とした将来や老後の不安なども軽減できます。
現在の家計を把握できる
現在の家計を把握できることも、ライフプランを作るうえではメリットです。家計を把握できれば収入や支出、貯蓄できる額などが分かり、無駄な支出を削減させるなど、家計の改善点などもはっきりさせることが可能です。将来に向けた積立て等、具体的な取組がしやすいなどの利点があります。
特に、ライフプランの実現に向けて具体的な目標がある場合は、家計を把握して月の積立可能額を知り、目標に到達するまでどれぐらいの期間が必要か見通しを立てることができます。
様々なリスクを減らせる
ライフプランを作るメリットとして、様々なリスクを減らせることがあげられます。失業、病気や事故で働けなくなった場合など、複数のパターンでライフプランを作れば、対策や準備がしやすくなりリスクを減らすことが可能です。
また、将来の不安要素やイベントなどに対して漠然とした対策ではなく、明確な準備をすることで、将来への不安を払拭して日々を過ごしやすくするメリットもあります。
ライフプランの作り方
ライフプランの作成方法としては、ライフイベント表、またはキャッシュフロー表を作成する2種類の方法があります。
ライフイベント表を作成
ライフイベント表は、子どもの進学やマイホームの購入など、年ごとのライフイベントと、かかるお金を記入することで作成できます。ライフイベント表を作成するメリットとして、将来への備えを具体的にできる、家族旅行などのライフイベントを計画しやすくなるといったことがあげられます。
キャッシュフロー表を作成
ライフプランを作成する手順として、具体的な家計収支の流れを確認する表を作成します。
また、ライフイベント表をもとに考えるとキャッシュフロー表を作成しやすくなります。具体的には、家族のそれぞれの収入や贈与などの一時的な収入を計算するのに加えて、将来の収入や支出、金融資産残高を考慮してキャッシュフローを出します。
支出は生活費だけではなく、マイホームの購入やリフォーム、子どもの入学や進学、自動車の購入や買替なども含めて考えます。
まとめ
ライフプランの概要や、ライフプランの重要性、ライフプランを作る目的やメリット、作り方などを紹介してきました。ライフプランはお金の収支をもとに将来を予想するため、具体的な計画が立てやすくなり、日々の生活や過ごし方を見直すきっかけにもなります。
将来的に必要なお金が具体的に分かれば、漠然とした将来への不安が払拭されることから、ライフプランを作ることがおすすめです。
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(記事提供元:株式会社WACUL)
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