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掲載日:2020年12月18日

貯蓄術

【年間1,000件以上の家計相談からみえた!】本気で変えたい人の、すぐにできる家計改善とお金の増やし方

【年間1,000回以上の家計相談からみえた!】本気で変えたい人の、すぐにできる家計改善とお金の増やし方 ファイナンシャルプランナー 秋山芳生さん

皆さんは、ご自身の家計について考えたことはありますか?「今のままで将来は大丈夫だろうか」と考えたこともあるのではないでしょうか。ただ、いざ家計を見直そうと思っても何から始めたら良いか分からなかったり…。今回は、年間1,000件以上の家計相談を行っているファイナンシャルプランナー(以降FP)の秋山さんに、家計管理の必要性と始め方についてお話を伺いました。


あなたにとってお金とはなんでしょうか?物を買う手段?将来の自分の生活を守ってくれるもの?それともただの紙?すべて正解ですが、このお金をコントロールできるかどうかで人生の選択はかわり、不安になったり、逆に安心や充実も得られたりします。
私は、今でこそFPとして働いていますが、数多くお金によって振り回される経験をしてきました。そして、気づいたことは、正しいお金の知識を身につけることで、目まぐるしく変わる社会や環境の中でも自分らしい未来をデザインしていくことができるということです。今回はお金について、私自身が経験し学んだことをお話できればと思います。

ずぼらな私が出会った家計管理

私は、家計簿アプリ・マネーフォワードMEの事業責任者を3年ほど経験し、その後はFPとして年に1,000回を超えるお客さまの家計面談や資産形成のサポートをしてきました。
「家計簿事業の責任者」「FP」と聞くと、真面目で几帳面と思われるかもしれませんが、実はもともと非常にずぼらでお金の管理が全くできませんでした。

社会人になってからというもの「使う以上に稼げば良い」と、宵越しのお金は持たない生活をしていました。
正直に言えば家計管理の劣等生だった私は、クレジットカードでリボ払いを繰り返し、住宅ローンも抱えて、完全なる赤字家計でした。
それでも一人身だった私は、「どうにかなるさ」とたいした危機感も持たず独身貴族を気取っていました。

そんな私に人生の転機が訪れます。当時37歳だった私は、「そろそろ結婚しないといけないな。」と考えていたのですが、偶然にも「この人と結婚したい!」と思える方と出会い、運良くお付き合いをすることができました。
しかし、半年ほど同棲をしても、なかなか結婚を切り出すことができません。

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37歳、貯金0。

恥ずかしくてプロポーズができないのです。家計をどうにかしたいと悩んでいた私に、蜘蛛の糸のように現れたのが家計簿アプリのマネーフォワードでした。「これならズボラな私にも支出が把握できる」そう思った私は、マネーフォワードを使って細かく細かく支出改善を始めます。

また、同時期にFPの方にライフプランニングをしてもらう機会がありました。
今後の人生にかかる費用を計算したキャッシュフロー表を作成してもらい「毎月ここまで収支を改善できたら、この人を養っていける」という見通しを立てることができた私は、なんとかプロポーズして結婚することができました。そして今では2人の子供にめぐまれることができました。

家計管理とライフプランニングで、人生が変わる。

そう考えた私は、人生を変えてくれたマネーフォワード社に飛び込むとともに、お金の猛勉強をすることになります。
そして今ではFPとして人様の家計改善のアドバイスをするまでになりました。

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100年時代の危機意識

私達の生活は、思った以上に周囲の状況の影響を受けます。中でも私が将来について強烈に危機感を感じたのが日本の高齢化の進み方です。いつのまにか人生100年時代という言葉もあたり前に叫ばれるようになってきました。これはリンダ・グラッドン博士が書いたの「LIFE SHIFT」という本から生まれた言葉ですが、本書の中では日本のことが書かれています。

「2007年生まれの日本人は、その半数が107歳まで生きる」

107歳という数字にびっくりした方も多いと思います。実際、今の日本人の寿命は伸びつづけています。
厚労省の2020年7月の発表によると、2019年の日本人の平均寿命は女性が87.45歳、男性が81.41歳となり、ともに過去最高を更新しています。

2019年の簡易生命表をみると、平均寿命は1947年から、2019年までの72年で160%以上も伸びていることになります。つまり100歳まで生きる可能性はどんどんあがっています。本当に自分が100歳まで生きるのかは別にしても、超高齢化が進んでいることは否めません。

資産を増やすために行う4つのこと

老後が非常に長くなると、その分不安になるのがお金です。老後の生活費だけでなく、介護や医療の費用もかかる可能性が自分の寿命より先に資産が付きてしまう可能性があるからです。資産にも寿命があると考え、この老後の生活対策・資産寿命対策として、資産拡大をするためには以下の4つのことを行っていく必要があります。

  • 収入を増やす
  • 家計を把握する
  • 支出を減らす
  • 資産運用 の4つです。

収入を増やす 家計を把握する 支出を減らす 資産運用

(1)収入を増やす

あたり前ですが収入がないことには資産は増えません。この収入を増やすには、

  • 昇給する
  • 転職する
  • 副業する

などで、瞬間的な収入を増やすことと、働ける期間を伸ばすことが重要になります。縦軸に収入、横軸に働ける期間をおいて、その面積が人生の収入の総和ということなので、職能やスキルを増やすということと、時間を伸ばすために健康に気をつけることが大切ですね。

縦軸に収入、横軸に働ける期間をおいて、職能スキルを増やし健康に気をつけた場合の生涯賃金の拡大イメージ

(2)家計を把握する

収入を増やすこと以上に大切なのが、家計を把握し支出をコントロールすることです。いくら稼いでも、それ以上に使ってしまったら資産は増えません。支出をコントロールするうえで、何にいくら使っているかを把握していないとうまくいきません。

「さあ節約だ」と闇雲に始めても、そこが改善ポイントではないこともあります。
食費、光熱費、通信費、保険、趣味・娯楽、衣服・美容、交際費、家賃、教育費、日用品、医療費、税金、などなど費目別に分かれて把握できないと、どこが使いすぎなのかが分かりません。
しかし、この「把握すること」が非常に難しいのです。「家計簿をつけるぞ!」と、使った支出を毎回メモに取り、レシートの束を溜めていっても、結局長続きしないことが多いのです。ここはぜひ、自動で支出が把握できる家計簿機能が付いたアプリやウェブサービスを利用すると良いと思います。中には、クレジットカードを連携することで自動的に支出を仕分けしてくれるものがあります。ご自身の家計を把握することで、使いすぎている費目を明確に把握されると良いと思います。

(3)支出を減らす

家計の内訳を把握したら、費目ごとに支出を改善していきます。家計改善となると「食費」「日用品」などの変動費の節約を頑張る方が多いですが、固定費から見直しができると楽に大きな効果が得られます。
「さあ、節約だ!」とまず食事を減らし、電気代を抑えようとコンセントを抜き差ししてもそれほど大きな改善にならないことがあります。
逆に、家賃、保険、通信費などの固定費が一度改善できると、生涯にわたって改善が続くのでおすすめします。例えば、携帯電話であれば、毎月8,000円支払っている人が3,000円以下の格安SIMに変えるだけで年間60,000円も改善することになります。携帯電話は一生使い続ける可能性があるので、長い年月でみると数十万円、数百万円の改善につながっていきます。

(4)資産運用

資産運用ですが、余剰資金をつみたてNISAやiDeCoなどの税制優遇制度をしっかりと利用し、投資信託で運用することをおすすめします。投資をして資産が増え利益が出た場合は、利益に対し20.315%の税金が発生しますが、税制優遇制度では免除されます*1。この制度を理解し、利用しきることで、大きく老後資金が変わっていく可能性が高まります。

  • *1iDeCoで運用中の年金資産には1.173%の特別法人税がかかりますが、現在は課税が凍結されています。

支出を減らして資産形成するとこんなに変わる

最後に、支出を改善して資産運用が成功すると、どのような差が生まれるかを紹介しておきます。仮に30歳の方が家計把握や支出改善を通じて、本当は支払う必要なかった毎月5万円の支出があったとします。この無駄な支出改善が100歳まで続くと、4,200万円の貯蓄が生まれます。仮に改善した5万円のうち3万円を、30年想定利回り(年率)5%で運用することができたら運用収益で1,416.8万円が期待できます(*税引き前)。つまり約5,600万円も人生で資産が変わってくることになります。どの家庭にも無駄な浪費は潜んでいます。家計を把握し一つ一つの支出を丁寧に見直していけば、収入にもよりますが3万円から5万円程度の改善はできることは多いです。

自分の現状と、社会や未来の状況を考え、頭だけでなく実際に変化を起こしていくことで人生が変わります。まずは家計簿をつけて、自分がお金を何に使っているか把握することから始めてはいかがでしょうか?

秋山芳生 自己紹介

立教大学卒。新卒で広告代理店の博報堂に入社。2014年から株式会社マネーフォワードに入社し本部長としてマネーフォワードMEの事業責任者となる。また、直接お客さまの課題を解決したいとの想いから、家計再生コンサルタント横山光昭氏とお金の相談窓口「miraitalk」を立上げFPとして年間1,000回以上の家計相談を実施。現在はライフエンディング領域の課題解決にむけ「株式会社よりそう」の執行役員CMOとして活動するとともに、FP YouTuberとして家計改善、ライフプランニング、資産形成の情報配信やオンライン面談などマルチに活動している。

(記事提供元:秋山芳生、画像提供元:ピクスタ株式会社)

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