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掲載日:2021年9月10日

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株式投資と投資信託はどう違う?あなたに合うのはどっち?

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これから投資を考えている人にとって、何から始めたら良いのかは悩むところです。そこで、投資初心者でも比較的一歩を踏み出しやすい「株式投資」と「投資信託」について、それぞれの特徴を見ながら、どのような人に向いているのかを解説します。

株式投資とはどんなもの?

株式投資とは、企業の株式を買って株主となり、出資者として経営に関与し、企業の成長を資金面から応援することです。将来的に企業が成長すれば、社会の発展に貢献することにもつながります。

また、株主になると下表で示すような権利が得られます。

<株主の3つの権利>

1.議決権 取締役の選任など、企業の重要事項を決定する株主総会へ参加して意見を出すことや、議決権を行使するなど企業経営に参加できる。
2.配当金の請求権 企業は事業で得た利益の一部を、「配当金」という形で持ち株数に応じて株主に還元する。業績によっては受け取れない場合もある。
3.財産の分配請求権 企業が解散するとき、持株数に応じて財産を受け取ることができる。借金の清算後に財産が残らない場合は、株主に財産の分配はない。

【株式投資の魅力は?】

株式投資には、「値上がり益」「配当金」「株主優待」などのメリットがあります。

<1.値上がり益>
株式の価格(株価)は毎日変動していますので、買ったときの金額よりも高い金額で売ることができれば、その差額が利益(キャピタルゲイン)になります。

<2.配当金>
企業が得た利益の一部を、株主に還元するのが配当金(インカムゲイン)です。年に1回または2回、定期的に支払われます。

<3.株主優待>
企業によっては、株主優待があります。株主への感謝を込め、買物優待券や優待カード、自社製品の詰め合わせなどを贈る制度です。

【株式投資の注意点は?】

魅力のある株式投資ですが、一方で「価格変動リスク」や「信用リスク」などの注意点もありますので押さえておきましょう。

<1.価格変動リスク>
株式は、会社の業績や国内外の経済情勢の影響などを受け、常に価格が動いています。株価が購入額よりも値上がりすれば利益が出ますが、値下がりすれば損失となります。

<2.信用リスク>
業績不振や借金の返済不能などで企業が倒産すると、株式の価値はほとんどなくなり、資金の回収ができない事態にも。投資先企業の財務状況などの見極めも必要です。

【初心者が買うときのポイントは?】

いざ株式を買うとなると、どの株式を買ったら良いのか迷いますね。そこで、銘柄を選ぶときの考え方の一例をご紹介します。

<1.企業の業績で選ぶ>
企業業績は、株価への影響が最も大きい要素です。企業のウェブサイトや証券会社の情報サイトで、過去の業績や将来の業績予想などを確認してみましょう。例えば、人気で混雑する店や業績予想が良い企業であれば、株価はあがる可能性があります。

<2.株主優待の有無で選ぶ>
株主優待が楽しみという方もいると思います。うまく利用すれば、優待品でお得な買い物ができる等メリットは少なくありません。よく利用するお店やサービスがあれば、その運営企業に株主優待があるかどうかをチェックしてみましょう。

<3.応援したい企業で選ぶ>
名の知れた身近な企業や、日頃よく利用する商品やサービスを提供している企業から選ぶ方法もあります。趣味などで好きなメーカーがあれば親しみも湧くので、株式を買って応援しようという気持ちにもなるでしょう。

投資信託とはどんなもの?

投資信託は「ファンド」とも呼ばれ、多くの投資家から集めたお金を、一つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家(ファンドマネージャー)が国内・海外の株式や債券などに投資・運用し、その結果生み出された利益を投資家に分配する金融商品です。

【投資信託の特徴は?】

投資信託には、いくつかの特徴がありますので押さえておきましょう。

<1.プロが運用してくれる>
投資信託は投資家に代わって、金融・経済の知識を持ったファンドマネージャーが運用してくれます。通常なら個人では購入しづらい、海外企業の株式への投資も可能です。

<2.少額から手軽に始められる>
投資信託は、少額から購入できることも魅力の一つです。販売会社などによって異なりますが、一度にまとまった額を購入する“一括投資” なら10,000円から、毎月など定期的に購入する“積立投資”なら1,000円から、というのが一般的なところです。

<3.分散投資が可能>
投資のリスクを軽減する考え方に「分散投資」があります。資産を一つの商品にまとめて投資するのではなく、複数の資産に分けて投資する方法です。投資信託は国内外の株式や債券などに分けて投資するため、分散投資が可能になります。

【投資信託の種類は?】

投資信託には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があります。その内容を見ていきましょう。

<1.インデックスファンド>
運用の基準を「日経平均株価」などの市場平均と連動させるものです。ファンドを構成する銘柄の調査や分析などの手間をかけず、指標に連動するよう運用の仕組みが自動化されています。リスクを抑え、平均的なリターン(収益)をめざすファンドです。

<2.アクティブファンド>
運用のプロが、独自の視点から企業を分析・調査することで投資先を決定するものです。投資先は、成長を見込める企業、適切に評価されていない割安な株価の企業など様々。ファンドマネージャーの腕次第で、市場平均を上回る運用成果をめざすファンドです。

【投資信託の利益は?】

投資信託で得られる利益には、「売却益(キャピタルゲイン)」と「分配金(インカムゲイン)」があります。

<1.売却益>
投資信託の価格は、「基準価額」と呼ばれています。株式投資における株価のようなもので、基本的には毎日変動します。購入したときの基準価額よりも高くなったときに売却すれば、その差額が利益になります。

<2.分配金>
株式や債券などに投資した結果、それらの資産から得られる配当や利子などの運用益を、投資信託の購入者に還元するのが「分配金」です。毎月・半年・1年など、ファンドによって分配金が支払われるタイミングは異なります。

【投資信託の注意点は?】

投資信託は株式や債券などに投資するという性格から、基準価額は企業の業績や国内・海外の経済・政治情勢などにより影響を受けています。価格は毎日のように変動しますので、元本割れする可能性があることも念頭に置いておきましょう。

【初心者が買うときのポイントは?】

投資信託は、2021年7月末時点で約5,900本(※)の種類があり、その中から初心者向けのファンドを探し出すのはハードルの高い作業です。資産の中身も株式・債券、国内・海外(先進国・新興国)など、様々な種類があります。

(※)投資信託協会ホームページ「数字で見る投資信託」より

資産の選択に迷う方には、「バランス型ファンド」があります。株式や債券など複数の資産で構成されて、これ1本で分散投資が可能です。グローバルバランス型であれば、さらに国内外の資産に分散投資がなされています。運用状況などによって株式や債券など資産配分を調整してくれる仕組みもあり、資産を見直す手間も省けます。

あなたに向く投資はどっち?

では、自分にはどちらが向いているのか?株式投資・投資信託、それぞれの特徴を整理しながら考えてみましょう。

<株式投資と投資信託の比較>

株式投資 投資信託
購入場所 証券会社 証券会社、銀行
投資先 自分自身で選択 ファンドマネージャーが選択
投資スタイル 自分で決めたタイミング 積立購入、一括購入など
投資金額 銘柄により数万円から数十万円 一般的に積立購入は1,000円、一括購入は10,000円程度から
手数料 売買委託手数料:無料~1,000円程度
  • *証券会社の取引コースや売買代金によって異なる
  • 販売手数料(購入時):0~3%程度
  • 信託報酬(所有時):0.2~2%程度
  • 信託財産留保額(換金時):0~0.5%程度
  • *販売会社やファンドによって異なる
利益 株価の値上がり益、配当金 基準価額の値上がり益、分配金
税金 利益に対して20.315%(所得税・復興特別所得税・住民税)

【株式投資に向くのはこんな方】

経済情勢などを見ながら、投資先や投資タイミングを決めて投資したい方、応援したい企業がある方などに向いています。購入は、税の優遇を受けられる「NISA」口座がおすすめです。投資で得た利益に対して、通常20%程度かかる税金が、年間取引額120万円までの利益で最長5年間非課税になります。

【投資信託に向くのはこんな方】

投資先を選ぶのが面倒な人、少額から投資を始めたい方などに向いています。中でも、「つみたてNISA」の積立購入がおすすめです。初心者でも購入しやすい手数料なしの商品がそろい、年間取引額40万円までの利益が最長20年間非課税になります。コツコツと投資信託を積み立てることで長期分散投資ができ、リスクの軽減にもつながります。

まとめ

株式投資と投資信託、それぞれの特徴を理解し、自分に合った投資を考えましょう。ただし、どちらも価格変動リスクがあり、元本保証ではないという点は心得ておいてください。

投資は、あくまでも余裕資金で実践するのが基本です。家計を見直して、投資に充当できる資金を洗い出し、投資目的や自身の性格などを考慮したうえで、投資への一歩を踏み出してみましょう。

高橋浩史

高橋浩史

FPライフレックス代表/日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP®

住宅購入相談、家計相談を中心に「住まいの相談FP/家計の赤字V字回復アドバイザー」として活動中。金融機関でのセミナー・研修講師、書籍・雑誌、ウェブでの執筆業務も行う。著書に「老後のお金安心ガイド」(イースト・プレス)他。趣味はランニング、落語。

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