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掲載日:2021年7月30日

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スマホ証券とは?ネット証券との違いを比較してみよう

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今や、株式や投資信託などの金融商品の取引にインターネットは欠かせない時代となりました。さらに最近では、20代~30代の若い世代を中心にスマートフォン(以下、スマホ)での取引に特化した「スマホ証券」で投資を始める人が増えています。
そこで今回は、スマホ証券の特徴やネット証券との違い、スマホ証券のメリット・デメリット、選ぶポイントなどをご紹介します。

スマホ証券とは?

スマホ証券とは、口座開設から入金、取引、出金など、一連の作業がすべてスマホだけで完結する証券サービスです。2018年頃から増え始め、コロナ禍の株高局面が追い風となって、若い世代を中心に口座数を伸ばしています。

スマホ証券に関する調査*によると、直近1年間のスマホ証券取引経験者は全体の5.0%にとどまっていますが、男性の10代~30代がそれぞれ10%台と高く、今後の利用意向についても、全体の15.6%(利用したい7.6%+やや利用したい8%)に対して、取引経験者と同様に、男性10~30代で30%を超えるなど、男性や若年層で関心が高くなっています。

また同調査では、直近1年間にスマホ証券で取引をした人の始めたきっかけとして、「口座開設キャンペーン」が43.3%と最も多く、続いて「手数料が無料・安い」が34.3%、「ポイントで取引ができる」が31.3%となっています。

これらのことから、投資ビギナーだけでなく、投資経験者がサブ口座として利用しているケースもあるのではないでしょうか。

スマホ証券とネット証券の違いは?

スマホでの取引と言えば、「これまでも既存のネット証券でもできていたのでは?」とお考えの方も多いと思います。
しかし、それはほとんどの場合、パソコンでやっていることをスマホでもできるよう機能をカスタマイズしただけに過ぎません。
スマホ証券は、最初からスマホでの取引を念頭において、提供する商品やサービスの内容やデザイン、アプリなどを開発するなど、もともとのコンセプトが異なります。

スマホ証券とネット証券の違いは、主に6つあります。

  1. すべてスマホで完結
    口座開設の必要な書類の記入や郵送だけでも、意外と手間と時間がかかるもの。こういった目に見えない労力も‘コスト’と捉える若い世代にとっては、利便性が高いシステムは高評価。
  2. 株式投資のハードルが低い
    ネット証券が100株など1単元単位なのに対して、スマホ証券は1株(単元未満株)や1,000円など少額から株式投資が可能。
  3. アプリが‘スマホネイティブ’で使い勝手が良い
    スマホ証券は、スマホ専用にサービス、機能などを絞ってシンプルになっている。難しい専門用語は使わず、感覚的に操作して投資ができるなど、工夫されている。
  4. 手数料が割安
    ネット証券に比べて、スマホ証券の手数料は各社特徴的。例えば、無料、月額単位(定額)(ポイント還元で実質無料)、一定回数まで無料など様々だが、取引額や回数が少額なら、ネット証券よりも割安。
  5. ポイントで投資ができる
    ネット証券でも、ポイントが使えるサービスはあるが、どちらかといえば「おまけ」的な扱い。スマホ証券は、dポイントやTポイント、LINEポイント、Pontaポイント、永久不滅ポイント、楽天ポイントなど積極的な‘ポイ活’が可能。
  6. 投資信託の取り扱い・税制優遇が受けられる会社はまだ少ない
    ネット証券は、国内外の株式やREIT、ETF、投資信託、FXなど幅広い商品に投資でき、NISAやiDeCoなど税制優遇が受けられる制度も使える。スマホ証券は、国内株式が中心で、投資信託を取り扱う会社やNISA等の利用もまだ限定的。

スマホ証券のメリットは?

このような従来のネット証券との違いを踏まえて、スマホ証券のメリットとしては、次のようなものがあげられます。

<スマホ証券のメリット>

  • スマホで手軽にいつでもスピーディーに手続きや取引ができる
  • 少額から投資(主に株式)が始められる
  • アプリのデザインや機能がシンプルで、スマホに慣れている人は操作がしやすい
  • 取扱商品が絞り込まれているので、投資ビギナーでも選びやすい
  • ポイントで投資ができる
  • 株式の割引セールやキャンペーンなどが多い

スマホさえあれば、投資の専門的な知識がなくてもいつでもどこでも投資ができて、商品選びもハードルが高くありません。投資金額も数百円から数千円で、ポイントを使えば投資元本も不要です。
これまで「損をするのが怖い」「商品を選べない」「投資知識がない」「投資資金が少ない」等の理由から、‘投資の壁’を乗り越えられなかった人たちの受け皿となっています。

スマホ証券のデメリット・注意点は?

一方、スマホ証券にも、次のようなデメリットや注意すべき点があります。

<スマホ証券のデメリット>

  • 取扱商品・サービスが限定的
  • NISA口座の開設やiDeCoの取扱ができない場合が多い
  • アプリの機能や情報量が限定的
  • スマホのアプリなので、チャートが見にくい、画面が小さく誤操作の可能性がある
  • ウイルスや個人情報漏えいなどセキュリティや安全面の問題

投資ビギナーにもおすすめのNISAやiDeCoなど税制優遇が受けられる制度ですが、スマホ証券で利用できる会社はまだ多くありません。投資信託についても同様です。また、アプリの機能や情報も限られているため、詳しい情報分析等はパソコンで連携するのも一手。今後、サービスや商品ラインアップの拡充が期待されます。
さらに、スマホのセキュリティや操作性に不安を感じている人も少なくないようです。スマホにも、ウイルス対策ソフトをインストールしたり、駅や空港、カフェなどのフリーWi-Fiスポットでは、極力スマホによる取引をしないようにするなど注意が必要です。

スマホ証券はどんな人に向いている?

「何か投資を始めたい!」「手軽かつお得に株式投資をやってみたい!」という投資ビギナーにとって、スマホ証券は最適です。パソコンは持っていないけれど、スマホの扱いには慣れているという人も向いているでしょう。
そして、スマホ証券を始めた人の多くは短期的に収益を得るよりも、老後のために中長期で資産を増やすことを目的にして、自分が知っている国内の大型安定株や高配当株に投資するなど意外に堅実なようです。
今のところ取扱商品は限定されていますが、これをきっかけに投資ビギナーが投資に興味・関心を持ち、成功体験を積み重ねていく意味は大きいといえるでしょう。

黒田 尚子さんの写真

黒田 尚子さん

CFP®、消費生活専門相談員資格

1998年、FPとして独立。2009年に乳がん告知を受け、「がんとお金の本」(Bkc)を上梓。自らの体験から、がんに対する経済的備えの重要性を訴える活動を行うほか、老後・介護・消費者問題にも注力。

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