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掲載日:2020年12月25日

基礎編

【初めての資産形成】つみたてNISAとiDeCoはどう違う?選び方を解説

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「つみたてNISA」と「イデコ:iDeCo(個人型確定拠出年金)」は、どちらも将来へ向けてお金を積み立てる制度で、税金面のメリットがあります。資産形成を考える際に、どちらを選ぶのか、または併用するのかなど、迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは「つみたてNISA」と「iDeCo」の違いと、使い分けのポイントを解説します。

つみたてNISAとiDeCoは何が違う?

つみたてNISAとiDeCoの主な違い

つみたてNISAとiDeCoの違いはいくつかあります。

まず「利用できる人」や「引き出せるタイミング」の制限の有無です。

つみたてNISAは、日本にお住まいで20歳以上の方であれば基本的に誰でも加入できます。また、引き出しはいつでも可能なため、様々な目的で利用できます。

一方、iDeCoは「個人型確定拠出年金」という名称の通り、老後資金を蓄えるための利用を前提とした制度です。
加入できるのは20歳以上60歳未満のみで、運用した資産のお引出は原則60歳以降のみです。

また、税金面のメリットにも違いがあります。

つみたてNISAは投資によって得た利益(運用益)が非課税となる制度です。
iDeCoも同じく運用益が非課税*1となりますが、さらに毎月の積立金(掛金)が所得金額から控除されます。さらに、60歳を超えてお金を受け取る際に、一定額まで非課税になるという特長もあります。

では、実際に資産形成をする際に、どうやって使い分ければいいのでしょうか。二つのポイントをご紹介します。

ポイント1:税金面でのメリット

つみたてNISA・iDeCoの税金面のメリット

つみたてNISAもiDeCoも、運用益が非課税になる

通常の投資では、株の売買や配当金など、運用を通して得た利益(運用益)には、所得税や住民税がかかり、それらの税金を引いた分が手元に残ります。

つみたてNISAやiDeCoは運用益に対する税金が非課税*1になる制度です。そのため、運用によって得た利益はすべて手元に残ります。

つみたてNISAでは年間40万円までの積み立てが可能で、運用によって生じた利益はすべて非課税になります。非課税期間は20年間なので、毎年40万円ずつ投資を始めれば、最大800万円を非課税で運用することができます。

iDeCoでは、拠出限度額(掛金の上限)はお勤め先等により異なり、最大で年間14.4万円~81.6万円の積み立てが可能です。
iDeCoの運用期間は、加入から60歳になるまで(10年間延長可能)なので、加入時期が早いほど非課税での運用を長く続けられます。

iDeCoで得られる節税メリット

iDeCoの節税メリット

iDeCoでは、他にも節税のメリットがあります。

まず、iDeCoで積み立てた掛金は所得控除の対象となります。通常は収入に応じて所得税や住民税が課金されますが、収入の一部をiDeCoの掛金として積み立てると、その分が控除の対象となり住民税や所得税が安くなります。

もちろん運用によって生じた利益も非課税ですし、60歳を過ぎて運用資金を受け取る際にも「公的年金等控除」や「退職所得控除」の対象になり、一定額までは税金がかかりません。

つみたてNISAもiDeCoも、税金面でのメリットがあります。どちらも積み立て可能な金額に年間の上限額があるため、運用できる期間が長い、20~30代の若い世代の方のメリットが比較的大きいといえます。また、iDeCoは特に、毎月の収入があって所得税や住民税を納めている方にとっては節税のメリットも大きい制度です。

ポイント2:資産形成の「目的」

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もう一つの使い分けの軸は、資産形成の「目的」です。

つみたてNISAとiDeCoの大きな違いが、「資産を引き出せる期間に制限があるかどうか」です。

つみたてNISAであれば、必要なタイミングでいつでも引き出せますが、iDeCoは年金という位置づけのため、60歳以上にならないと引き出しができません。

これから二つの質問をしますので、ぜひ自身の資産形成の目的について考えてみてはいかがでしょうか。

Q1.資産形成の目的は「老後への備え」ですか?

こちらに「はい」と答えた方は、iDeCoを検討してはいかがでしょうか。

iDeCoは「老後の資産形成」のために設計された制度です。また、所得控除による節税効果もiDeCoの魅力なので、定期的な所得のある方は「節税」を第二の目的として始めるのも良いでしょう。

老後まで引き出せなくても生活できる資金が月に数千円~数万円程度ある方で、老後に備えた資産形成を考えるならぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

Q2. 数年先~60歳より前に使う可能性がありますか?

こちらに「はい」と答えた方は、つみたてNISAを検討してみてはいかがでしょうか。

つみたてNISAはいつでも引き出しが可能なので、幅広い目的に適しています。もちろん「老後の備え」として積み立ててもいいですし、「マイホームを購入したい」「起業したい」「自分のお店を持ちたい」といった、夢をかなえるための資金作りとしての活用を考えるのであれば、つみたてNISAが適しているでしょう。

ご自身に合った制度でお得な資産運用を!

最後につみたてNISAとiDeCoの違いと、選び方について簡単にまとめてみましょう。

つみたてNISAとiDeCoの違い つみたてNISAは引き出し時期の制限が無いが、iDeCoは20歳以上60歳未満の方が利用可能で、60歳まで引き出しができない。どちらも運用益が非課税になるが、それ以外の税制優遇に違いがある。
ポイント①税金面のメリット どちらも運用益が非課税になる。
iDeCoは拠出金(掛金)が所得控除の対象になるなどのメリットもあり税制優遇が大きい。
ポイント②資産形成の目的 老後資金はiDeCo、60歳よりも前に引き出す必要がある資金はつみたてNISAが適している。

つみたてNISAとiDeCoは運用益が非課税になるお得な制度です。年間の掛金に上限がありますが、両者の併用も可能です。ぜひ両者の特徴を活かして使い分けて、資産形成にお役立てください。

  • *1運用中の年金資産には1.173%の特別法人税がかかりますが、現在は課税が凍結されています。

両制度を組み合わせて活用した場合のシミュレーションはこちらから!

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  • *記事内の情報は、本記事執筆時点の情報に基づく内容となります。

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  • 投資信託は預金・金融債・保険契約ではありません。また、預金保険の対象ではありません。
  • 投資信託については元本の保証はありません。元本割れのリスクや手数料などのコスト等、ご注意点がございます。
  • 個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)は、原則60歳まで途中の引き出し、脱退はできません。
  • 運用商品はご自身で選択します。運用の結果によっては損失が生じる可能性があります。
  • 加入から受け取りが終了するまでの間、所定の手数料がかかります。
  • 60歳時点で通算加入者等期間が10年に満たない場合、段階的に最高65歳まで受け取りを開始できる年齢が遅くなります。
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