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トップメッセージ

トップメッセージ

新たなテクノロジーの開発スピードが一段と加速する一方、長期化の様相を呈する感染症との闘いや気候変動の深刻化等、私たちを取り巻く世界は歴史的な変化に見舞われ、その不確実性は益々高まっています。
デジタルトランスフォーメーションや地球規模でのサステナビリティへの関心の一段の高まりなど、社会のあらゆる分野における課題がはっきりと浮かび上がってきています。それと同時に、データの利活用やAI、機械学習、量子コンピュータ等の発展が、社会の在り方や企業活動さらには個人の生活にも大きな変化をもたらすであろうことも、広く予見されつつあります。一方で、このような本源的な社会課題の認識や大きな変化の予見に対する解決の方向性やその道筋についてはまだ明らかではないように思われます。

みずほ第一フィナンシャルテクノロジー(以下、MDFT)は、数理科学をバックグラウンドとし、金融工学を祖業としてスタートした会社ですが、事業領域を拡げるとともに、テクノロジーの進歩に対応してデータサイエンスなど新たな分野での技術も積極的に取り入れてきました。金融プロダクトのモデル構築やリスク管理手法の開発から、各種予測ビジネスや事業ソリューションの提供、資産運用技術の開発、さらに、事業会社向けの需要モデル・ダイナミックプライシング、経営管理高度化ソリューション、農業、医療分野など、非金融領域でのデータ活用に至るまで、業務分野が大きく拡がってきています。今後とも、これまで私たちが培ってきた技術、ノウハウ、知識に更に磨きをかけ、不確実な時代における本源的社会課題の解決に貢献すべく取り組んで参ります。

私たちMDFTは「『サイエンス』と『インサイト』で未来を照らす」というミッションを全社員参加のディスカッションを経て定めました。
我々の培ってきた技術は勿論、ノウハウ、知識をも含めた知の集積であるサイエンスに加え、不確実性の高い時代に求められる洞察力、即ちインサイトで、お客さまと共に本源的な社会課題の解決に貢献していきます。また当社の強みであるサイエンスそのものにも更に磨きをかけ、世界に浸透、伝播されることを通じて知に照らされた世界の実現に貢献していきます。

このミッションを実現するためには、既存の技術のみならず、最新技術を実践的に習得し、かつ目的に向かって最適な手法を選択することが必要です。また広く社会やお客さまの課題を感知し、幅広い知見と感性、あるべき姿を常に目指し成長を続けるために、全社社員の知見を集約した「テクノロジーアウトルック」を整備し、時代の先を見据えた「インサイト」に支えられた技術開発に注力していきます。
MDFTには、それを可能とする専門性と当事者意識、互いを尊重し、共創し、挑戦する高い志を持った人材が揃っており、またエンジニアの約7割を20代、30代が占めるフレッシュな会社でもあります。新しい発想を持つ若い力が、未来に向かって日々成長を続けています。

金融と非金融のビジネス領域の融合が進む中、金融分野におけるビジネス知識と経験、高い技術力を有機的に結び付けて、これからもお客さまと共に、日本のみならず世界の本源的な社会課題の解決に貢献してゆきたいと考えています。
今後とも皆様からのご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社
代表取締役社長
安原 貴彦

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