カードローンは借入の翌月から返済が始まる?返済日や返済方法も解説
掲載日:2025年8月19日

目次
カードローンでは、毎月の返済日に元金と利息を合わせた返済額を返済します。返済開始時期はカードローン会社によって異なりますが、借入を行った翌月または翌々月から開始されるケースが多いです。
毎月遅延なく確実に返済していくためには、返済日や返済額を把握しておくことが重要です。
本記事では、カードローンの返済が始まるタイミングや返済日、返済方法を解説します。併せて、注意点や返済に遅れないための対策も紹介します。
カードローンはいつから返済が始まる?
カードローンの返済は、カードローン会社によって異なるものの、一般的に借入を行った翌月または翌々月から始まります。
ご参考に、みずほ銀行カードローンの返済開始日は以下の通りです。
初回借入日 | 返済開始日(初回の引き落とし) |
---|---|
各月1日~10日* |
借り入れた月の翌月10日* |
各月の11日以降 |
借り入れた月の翌々月10日* |
- *銀行休業日の場合は翌営業日
返済が始まるタイミングはカードローン会社によって異なるため、返済計画を立てやすくするためにも事前に確認しておくことが重要です。
カードローンの返済日
カードローンでは、毎月所定の返済日(約定返済日)に返済を行います。
約定返済日にはいくつかのパターンがあり、カードローン会社によって異なります。
- カードローン会社が指定した日が約定返済日となる
- 利用者が返済日を指定する
- 「○日ごと」に約定返済日が到来する
約定返済日を把握し、前営業日までに入金しましょう。なお、約定返済日が土日祝日等、金融機関の休業日にあたる場合は、翌営業日が返済日となることが一般的です。
カードローンの返済は「約定返済」と「任意返済」の2種類
カードローンでは、毎月の決められた「約定返済」の他に、いつでも「任意返済」が行えます。
カードローンを計画的かつなるべく負担を抑えて返済するためには、約定返済と任意返済の仕組みや違いを正しく理解しましょう。
約定返済
約定返済とは、契約によって定められた毎月の返済日(約定返済日)に、所定の返済額を支払うことです。多くの場合、カードローンで借り入れた翌月または翌々月に「約定返済」が始まります。
約定返済の返済額は、各カードローン会社が採用している返済方式によって異なりますが、一般的に利用限度額や借入残高等によって決まります。
主な返済方式 | 概要 |
---|---|
残高スライド方式 |
借入残高に応じて毎月の返済額が変動する方式 |
元利定額方式 |
借入残高に関わらず、利用限度額等に応じた一定額を返済する方式 |
関連記事「カードローンの約定返済とは?任意返済との違いや計画的な返済のコツを解説」
任意返済(臨時返済)
任意返済は、毎月の約定返済とは別に、都合の良いタイミングで行う追加の返済です。カードローン会社によっては、臨時返済や繰上返済と呼ぶ場合もあります。
カードローンは借入残高に対して日割りで利息が発生する仕組みであるため、任意返済により借入残高が減ると、その分利息の負担額が軽減します。また、借入残高が効率良く減ることで返済期間を短縮でき、総返済額を減らすことにつながります。
ボーナスや臨時収入が入った際等、資金に余裕があるときは、任意返済も活用しましょう。
なお、カードローンでは、利息も含めた借入額を一括で返済することも可能です。一括返済の手続き方法は任意返済とは異なる場合があるため、各カードローン会社に確認しておきましょう。
カードローンの返済方法
カードローンの返済方法はカードローン会社によって異なり複数の方法から利用者の利便性に応じて選択できる場合もあります。一般的な返済方法は以下の通りです。
返済方法1:口座引き落とし
返済方法2:ATMでの入金・振込み
返済方法3:インターネットバンキング
なお、カードローン会社によっては、約定返済と任意返済で返済方法が異なる場合もあります。
返済方法1:口座引き落とし
口座引き落としは、返済用の普通預金口座から返済額が引き落とされる方法です。口座に残高があれば手続き不要で返済が完了するため、手間がかかりません。
ただし、普通預金口座の残高が不足していると返済ができないため、必ず返済日の前営業日までに入金しておきましょう。
返済方法2: ATMでの入金・振込
ローン専用のカードやキャッシュカード等を用いて、銀行やコンビニのATMから、カードローン会社の指定口座に、返済日までに入金・振り込む方法です。利用できるATMの種類や時間帯は、カードローン会社によって異なります。
なお、ATMや曜日・時間帯等によっては、ATM利用手数料がかかる場合があります。
関連記事「カードローンには手数料がかかる?発生のタイミングとお得な利用方法を解説」
返済方法3:インターネットバンキング
金融機関のインターネットバンキングを利用して、パソコンやスマートフォンで返済する方法で、ATMに行かずに返済が完了できます。
インターネットバンキングを利用した返済は、24時間いつでも場所を問わず手続きできるため便利です。また、多くの場合、手数料がかかりません。
なお、インターネットバンキングを利用するためには、事前に各金融機関での登録手続きが必要です。
カードローンの返済に関する注意点

カードローンを計画的に返済するためには、利息の仕組みや返済が遅れた場合の影響等を正しく理解する必要があります。カードローンの返済に関して、以下の注意点を押さえましょう。
- 約定返済額のみ返済の場合、利息の負担額が大きくなる場合がある
- 任意返済をした月も約定返済が必要となる
- 返済日を過ぎると延滞となる
約定返済額のみ返済の場合、利息の負担額が大きくなる場合がある
カードローンは、借入残高等に応じた一定額を返済していく仕組みです。借入残高が増えても返済額が急激に増えることは少なく、計画的に返済を進めやすいというメリットがあります。
しかし、毎月の約定返済額のみを返済し続けた場合、借入残高や金利によっては返済期間が長くなり、利息の負担額が大きくなる場合があります。無理のない範囲で任意返済を行い、返済期間の短縮を図りましょう。
任意返済をした月も約定返済が必要となる
任意返済を行った月も、毎月の約定返済は通常通り行う必要があります。延滞を避けるためにも、約定返済分の資金は事前に確保しておきましょう。
また、任意返済の金額が大きすぎると家計に余裕がなくなり、支払いの遅延が発生したり予期せぬ出費への対応が難しくなったりする可能性があります。手元に資金を残し、無理のない範囲で任意返済を行うことが大切です。
返済日を過ぎると延滞となる
約定返済日に残高不足等で返済できなかった場合は「延滞」となり、一時的にカードローンの借入が停止されます。借入を再開するためには、延滞分の返済が必要です。
カードローン会社によっては、返済用の普通預金口座に入金すると、再度自動で引き落とされる場合があります。一方で、ATM等での返済が必要な場合もあるため、カードローン会社が指定する方法で速やかに返済しましょう。
なお、返済が遅れると、借入金利に関わらず、遅延損害金利率に基づく遅延損害金の支払い義務が生じます。
カードローンの返済に遅れないための対策
カードローンの返済が遅れると、新たな借入ができなくなるほか、遅延損害金が発生します。また、長期化すると他のローン契約に影響したり、一括返済を求められたりする可能性もあります。
返済に遅れないために、以下のような対策を行いましょう。
- 口座引き落としで返済する
- 口座残高をこまめに確認する
- スマートフォンのリマインダー機能を活用する
関連記事「カードローンを返済しないとどうなる?延滞のリスクや防止対策を解説」
口座引き落としで返済する
毎月の返済を「口座引き落とし」で行うことで、返済忘れによる延滞を防ぎやすくなります。
ただし、口座残高が不足していると延滞となるため、給与受取口座と返済用の普通預金口座を同一にする等の対策を行いましょう。金融機関の自動送金サービスを利用し、返済用の普通預金口座に毎月一定額が送金されるように設定しておく方法も有効です。
口座残高をこまめに確認する
毎月の返済を口座引き落としで行う場合は、残高不足による延滞が起きないように、返済用の普通預金口座の残高を定期的に確認する習慣をつけましょう。
インターネットバンキングや金融機関の公式アプリ等を利用すれば、いつでも手軽に残高等を確認できます。
スマートフォンのリマインダー機能を活用する
スマートフォンのカレンダーアプリ等を活用し、返済日を適切に管理しましょう。リマインダー機能を設定しておくことで、返済忘れの防止につながります。
返済日当日に返済を行おうとすると、ATMの利用時間や金融機関の営業時間等により間に合わない場合があります。数日前に通知が届くように設定し、余裕をもって返済しましょう。
みずほ銀行カードローンの約定返済は翌月または翌々月から
みずほ銀行カードローンでは、当月の10日*に借入残高がある場合、その翌月10日*からカードローンの返済が始まります。初回借入日が11日以降の場合は翌々月10日*が返済開始日となります。
毎月のご返済額は、ご利用限度額と前月10日*のお借入残高に応じて決まります。自動引き落としによって約定返済が行われるため、ご返済の手間がかかりません。
また、みずほ銀行カードローンでは、みずほダイレクト(アプリ・ブラウザ版)やATMを利用して、いつでも任意返済が可能です。任意返済は、最初の返済日を待たずに、いつでも行うことができます。みずほダイレクトを利用すれば、24時間いつでもパソコンやスマートフォンから返済でき、手数料もかかりません。
さらに、公式アプリ「みずほダイレクトアプリ」でも、いつでも借入残高や借入・返済明細等を確認できるため、便利にご利用いただけます。
- *銀行休業日の場合は翌営業日となります。
まとめ
カードローンの返済開始日はカードローン会社によって異なりますが、一般的には借入の翌月または翌々月から返済が始まります。返済日は、あらかじめ決まっている場合や利用者が選択する場合等、いくつかのパターンがあるため、把握したうえで利用しましょう。
また、カードローンでは、毎月の約定返済に加えて、いつでも任意返済が可能です。余裕のあるときは任意返済を活用し、返済期間の短縮や総返済額の軽減を図りましょう。
カードローンのお申込は
こちら
-
- *カードローンのお申込に際してはみずほ銀行およびみずほ銀行指定の保証会社である株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)またはアイフル株式会社(以下アイフル)の審査があります。審査の結果によっては、ローンご利用のご希望に沿いかねる、またはご希望のご利用限度額をご選択されていても減額させていただく場合がありますので、ご了承ください。
- *カード種類は「キャッシュカード兼用型」となります。
- *「キャッシュカード兼用型」には自動貸越機能を付加させていただきます。
自動貸越機能についてはこちら - *みずほ銀行、オリコまたはアイフルより申込内容の確認のため、ご入力いただいた電話番号にお電話を差しあげる場合があります。申込時間により、ご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。 なお、ご連絡がとれなかった場合は、お申込を取り下げさせていただく場合もあります。
- *お申込の時間等により、仮審査結果および必要書類登録用URLのご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。
- *審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の口座をお持ちの方に限ります。
- *スマートフォンをご利用の場合、標準で設定されているブラウザをご使用のうえ、申込をお願いいたします。
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- *メールアドレスの誤入力等により、仮審査結果のご連絡がメールで届かない場合は、大変お手数ですが以下の【みずほ銀行カードローン専用ダイヤル】までお電話ください。審査結果や必要書類ご登録のご案内、ご契約内容等のご連絡はメールのみとなりますので、メールアドレスの登録内容を必ずご確認ください。
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確認にご協力いただけない場合は、カードローンを含めるすべてのお取引が制限される可能性がございますのでご留意ください。 - *ご利用いただける方:
ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、安定した収入があり、みずほ銀行指定の保証会社であるオリコまたはアイフルの保証を受けることができる方 - *「必要書類登録用URL」は、みずほ銀行委託先より送信いたしますのであらかじめご了承ください。
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普通預金口座の開設におけるご注意事項
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全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センターにおいて、2019年3月29日 金曜日より「貸付自粛制度」がスタートしました。
詳しくは貸付自粛制度のご案内よりご確認ください。
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監修者情報

内山貴博(うちやま・たかひろ)
- ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、証券会社で5年半勤務。その後FPとして独立。日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。2018年にはFPの役割について探求した論文を執筆。