カードローンの翌日返済は可能?かかる利息や一括・任意返済の方法も解説
掲載日:2025年8月19日

目次
カードローンは、利用限度額の範囲内で繰り返し借入や返済ができるローンです。好きなタイミングで借入・返済ができるため、1日だけ借りて翌日に返済することも可能です。
カードローンで即日返済や翌日返済をするとどれくらいの利息が発生するのか、分かりやすく解説します。また、任意のタイミングで返済するメリット・デメリットや注意すべきポイントも紹介するので、ぜひご覧ください。
カードローンは即日返済・翌日返済のいずれも可能
好きなタイミングで借入・返済ができるのは、カードローンの特徴です。借りた当日や翌日に、一部あるいは全額の返済が可能です。
例えば、当日中に家賃を支払う必要があるにもかかわらず、手もとにお金がないといった状況も考えられます。翌日が給料日であれば、1日だけカードローンを利用して、すぐに返済することも可能です。
家賃やクレジットカード、税金等の支払いに遅れると、信用を失うだけでなく、「督促の電話がくる」「クレジットカードが一時的に利用停止になる」「延滞利息が発生する」等のトラブルが生じる可能性があります。短期間だけの借入も選択肢に入れ、支払いの遅延を回避しましょう。
即日返済・翌日返済は口座引き落としが利用できない
カードローンの返済には、契約で決められた返済日に決められた金額を返済する「約定返済」と、約定返済とは別に都合の良いタイミングかつ都合の良い金額で返済する「任意返済」があります。
カードローンの返済が口座引き落としに対応している場合、自動的に返済額が口座から引き落とされるため、返済の手間がかかりません。しかし、口座引き落としによる返済は、通常は約定返済にのみ対応しています。
借りた当日や翌日に返済する場合は「任意返済」に該当するため、口座引き落としは利用できません。
カードローン会社によって任意返済の方法が異なります。スムーズに返済するためにも、事前に確認しておきましょう。
即日返済・翌日返済の場合の利息計算方法

カードローンの返済では、借りた元本に、借入日数に応じた利息を加えて返済する必要があります。例えば10万円を借りた場合、元本10万円と利息を合わせた金額を返済します。
即日返済した場合と翌日返済した場合の利息計算方法を紹介します。
カードローンを即日返済した場合
カードローンを借りた日に全額返済すれば、原則として利息は発生しません。
しかし、返済方法によっては、カードローン会社への着金が翌日以降になる可能性があります。例えば、振込返済する場合を考えてみましょう。
金融機関の振込対応時間によっては、翌日以降の扱いとなり、カードローン会社への着金が遅れる場合があります。その場合、次の計算式のように日数分の利息が発生します。
- 利息=借入残高×金利(年率)÷365日(うるう年は366日)×借入日数
借入日数が増えると、利息も増えます。任意返済の方法を選択できるときは、早くカードローン会社に着金する方法を選ぶと利息を抑えられるでしょう。
カードローンを翌日返済した場合
翌日返済した場合、原則として利息は1日分のみ発生します。
しかし、返済方法によっては、カードローン会社への着金が翌々日以降になる場合があります。着金が遅れると、その分だけ利息も増加します。なお、利息の計算方法は即日返済の場合と同様です。
返済する前に、当日中にカードローン会社に着金する方法かどうか、確認しておきましょう。
カードローンで即日返済・翌日返済するメリット
カードローンでは、即日または翌日に返済することで、いくつかのメリットを得られます。主な利点は以下の通りです。
利息を抑えやすい
利息は借入日数分だけ発生します。短期間で返済すると借入日数が減り、その分利息を抑えられます。
借りた当日に返済し、その日のうちに入金が反映されれば、利息は発生しません。また、借りた翌日に完済する場合は、1日分の利息で済むことが一般的です。
例えば、10万円を年14.0%で借りた場合、利息は38円(10万円×14.0%÷365日(366日)×1日)となります* 1)。
- * 1)利息額は一例です。上記では端数は切り捨てしていますが、端数が生じた際の取り扱いはカードローン会社によって異なる場合があります。
早期完済をめざせる
お金を借りたら、期日までに返済する必要があります。「○日までに○円返済する」といった返済スケジュールの管理も求められます。
任意返済を利用すれば、返済期間を短縮できる場合があります。全額返済はもちろん、一部返済でも借入残高が減ることで返済期間が短縮され、返済管理の手間も軽減されるでしょう。
利用可能額が増える
カードローンは、あらかじめ定められた利用限度額の範囲内で繰り返し借入ができるローンです。返済した金額分、借入残高が減り、利用可能額が増えます。
例えば、毎月元金を1万円ずつ約定返済している場合、利用限度額が増えない限り、利用可能額は月に1万円しか回復しません。しかし、任意返済により多めに返済すれば、その分利用可能額は早期に回復します。
他のローン審査に通過しやすくなる
他のローンに申し込む際に、既に借入をしているローンの借入状況が確認されることがあります。「令和5年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」では、住宅ローンに申し込む場合、約3分の2の金融機関でカードローン等の他の借入状況が確認されていることが示されています。
また、9割超の金融機関で、返済負担率(収入に占める返済の割合)を確認しています。住宅ローン等の他のローンに申し込むときは、任意返済を活用して、カードローンの借入残高をあらかじめ減らしておきましょう。
カードローンで即日返済・翌日返済するデメリット
カードローンの即日返済・翌日返済には、いくつかデメリットもあります。返済を実施する前に確認しておきたいデメリットを紹介します。
一時的に返済負担額が増える
任意返済は、本来の返済額(約定返済額)に追加して行うため、一時的に返済負担が増加する可能性があります。
例えば、貯蓄を使って返済する場合、預金口座の残高が減り、他の支払いに支障が生じるかもしれません。また、他の支払いがない場合も、貯蓄残高が減ることで不安を感じる可能性があります。
返済手続きをする必要がある
カードローンでは、約定返済は口座引き落としで自動的に行われることが多いですが、即日・翌日返済は任意返済に該当するため、口座引き落としは利用できません。利用者自身でATMやインターネットバンキング等から返済手続きを行う必要があります。
任意返済は、一般的にATMやインターネットバンキングを通じた入金・振込によって手続きできます。一括返済する場合は、返済実行日までに発生した利息を確認してから、返済手続きをしなくてはいけません。
なお、一般的にATMやインターネットバンキング等で任意返済できるのは、元金のみです。利息分については任意返済ができないため、事前にカードローン会社に確認しましょう。
カードローンで即日返済・翌日返済する際の注意点
即日返済・翌日返済などの任意返済にはデメリットもありますが、利息を抑えられる、借入期間を短縮できる等、メリットも多くあります。スムーズに即日返済・翌日返済を実施するためにも、次の注意点を確認しておきましょう。
- 一括返済する場合は利息を確認する
- 決められた返済額より多く返済する
- 手数料が発生する可能性がある
各注意点について解説します。
一括返済する場合は利息を確認する
借入残高と利息を全額返済する「一括返済」を実行する場合は、その時点で発生している利息を確認する必要があります。正確に計算していないと一括返済が完了していないことになり、翌日以降も利息が発生するかもしれません。
利息の精算方法はカードローン会社によって異なります。利用者自身で計算するのではなく、事前にカードローン会社に問い合わせて確認したうえで、一括返済を実施するようにしてください。
決められた返済額より多く返済する
任意返済の金額は、いくらでも良いわけではありません。カードローンによっては任意返済で支払う最低金額が決まっているため、返済する前に確認しておきましょう。
また、返済する方法によって任意返済で支払う最低金額が異なることもあります。カードローン会社の公式ウェブサイトやカードローンのアプリ等から確認しておきましょう。
手数料が発生する可能性がある
返済方法や返済の時間帯によっては、手数料が発生する可能性があります。ATMで返済するときは「ATM利用手数料」、振込により返済するときは「振込手数料」等がかかることもあるため、実施前に確認しておきましょう。
手数料無料で即日返済・翌日返済が可能なみずほ銀行カードローン
利息を軽減したいときは、任意返済を検討することが有効です。即日返済や翌日返済により借入期間を短縮できる場合があり、利息の軽減効果が見込まれます。
みずほ銀行カードローンは、手数料無料* 2)で任意返済が可能* 3)なため、即日返済・翌日返済を実施しやすいカードローンです。また、みずほマイレージクラブに入会していて、月末時点でお借入残高がある場合、翌々月のみずほ銀行ATMとコンビニ(イーネット)ATM(月3回まで)の時間外手数料・利用手数料が無料になります。
- * 2)みずほダイレクト(アプリ・ブラウザ版)を利用した場合に手数料無料でご利用いただけます。
- * 3)みずほダイレクトやATMは、利息のご返済はできません。
まとめ
即日返済や翌日返済を行うことで、借入期間を短縮し、利息を軽減できる場合があります。借りたその日に全額を返済する場合なら、利息が発生せずに借入できる可能性もあります。翌日返済でも、タイミングによっては1日分の利息だけで借入が可能です。
ただし、返済するタイミングや方法によっては、カードローン会社への着金が翌日以降になり、想定より多くの利息が発生するケースもあります。また、ATMや振込を利用する際に手数料が発生する可能性がある点にも注意が必要です。
利息を抑えてカードローンで借入するためには、手数料無料で返済できる方法を事前に確認しておきましょう。また、全額返済(一括返済)するときは、利息残高の確認も重要です。利息は借入期間に応じて発生するため、返済日当日の利息がいくらなのか、カードローン会社に問い合わせて確認しておきましょう。
カードローンのお申込は
こちら
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- *カードローンのお申込に際してはみずほ銀行およびみずほ銀行指定の保証会社である株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)またはアイフル株式会社(以下アイフル)の審査があります。審査の結果によっては、ローンご利用のご希望に沿いかねる、またはご希望のご利用限度額をご選択されていても減額させていただく場合がありますので、ご了承ください。
- *カード種類は「キャッシュカード兼用型」となります。
- *「キャッシュカード兼用型」には自動貸越機能を付加させていただきます。
自動貸越機能についてはこちら - *みずほ銀行、オリコまたはアイフルより申込内容の確認のため、ご入力いただいた電話番号にお電話を差しあげる場合があります。申込時間により、ご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。 なお、ご連絡がとれなかった場合は、お申込を取り下げさせていただく場合もあります。
- *お申込の時間等により、仮審査結果および必要書類登録用URLのご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。
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- *メールアドレスの誤入力等により、仮審査結果のご連絡がメールで届かない場合は、大変お手数ですが以下の【みずほ銀行カードローン専用ダイヤル】までお電話ください。審査結果や必要書類ご登録のご案内、ご契約内容等のご連絡はメールのみとなりますので、メールアドレスの登録内容を必ずご確認ください。
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- *お客さまとのお取引の内容、状況等に応じて、過去にご確認させていただいた、お客さまの氏名・住所・生年月日や、お取引の目的等を、再度ご確認させていただく場合がございます。また、その際に各種書面等のご提示をお願いする場合がございます。
確認にご協力いただけない場合は、カードローンを含めるすべてのお取引が制限される可能性がございますのでご留意ください。 - *ご利用いただける方:
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なお、すでに個人番号をお届けいただいているお客さまは、都度のお届けは不要です。
普通預金口座の開設におけるご注意事項
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お受取に際し、以下の事項にご留意ください
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本人確認書類に部屋番号まで記載があることをご確認ください。本人確認書類に部屋番号まで記載がない場合は、記載のある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。
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- *そのほかにもご利用にあたってのご注意事項があります。お申込の前に必ずご確認ください。
全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センターにおいて、2019年3月29日 金曜日より「貸付自粛制度」がスタートしました。
詳しくは貸付自粛制度のご案内よりご確認ください。
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監修者情報

内山貴博(うちやま・たかひろ)
- ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、証券会社で5年半勤務。その後FPとして独立。日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。2018年にはFPの役割について探求した論文を執筆。