カードローンの用途は?役立つ場面やメリット・注意点を解説
掲載日:2025年8月19日

目次
カードローンは、住宅ローンやマイカーローン等とは異なり、原則として用途に制限がありません。申込から借入までの手続きが比較的スムーズに進み、急な支出にも対応しやすいサービスです。
本記事では、カードローンが役立つ場面や実際の利用シーン、カードローンのメリット・注意点を紹介します。避けるべき使い方も併せて解説するので、ぜひご覧ください。
カードローンは原則として用途が自由
カードローンで借りたお金の用途は、原則として制限がありません。契約時に設定された利用限度額の範囲内であれば、様々な目的で利用できます。
ただし、事業性資金には利用できないケースが多いため、カードローンを申し込む際は、事前にカードローン会社のウェブサイト等で用途を確認しましょう。
みずほ銀行カードローンは、事業性資金を除き、原則として用途が自由なカードローンです。
カードローンはどんな目的で使われている?
一般社団法人全国銀行協会によると、銀行カードローンの借入動機として最も多かったのは「日常的な生活費の支出増加を補うため」という回答で、25.5%を占める結果でした。
借入動機 | 割合 |
---|---|
日常的な生活費の支出増加を補うため |
25.5% |
レジャー・趣味・娯楽を楽しむため |
23.7% |
給与・ボーナス前の一時的な資金不足を補うため |
20.8% |
所得(収入)が減少したため |
18.8% |
冠婚葬祭・医療費等・急に多額の資金が必要になったため |
17.4% |
クレジットカードの引き落とし負担の軽減 |
15.4% |
現在の生活レベルを維持するため |
14.0% |
パチンコ、競馬、競輪、競艇等のギャンブルのため |
11.8% |
学費・教育費の負担軽減 |
10.9% |
高額の耐久消費財を購入するため |
10.6% |
出典:一般社団法人 全国銀行協会「銀行カードローンに関する消費者意識調査」(2020年3月31日)
- *2020年に調査が実施され、同年に結果が公表されました。上位10位までの結果のみ紹介しています。また、複数回答可のため、合計は100%を超えます。
調査結果を見ると、生活費の補てん以外にも趣味・娯楽や一時的な資金不足、急な出費等、幅広い目的で利用されていることが分かります。
カードローンが役立つ場面
カードローンが役立つ具体的なケースとして、主に以下のような場面が挙げられます。
- 急な出費が重なったとき
- 給料日前で一時的に手持ちのお金が足りないとき
- 病気やケガをしたとき
- 趣味やレジャーの費用をまかないたいとき
毎月家計簿をつけて家計を管理していても、家電の故障や冠婚葬祭、急な引っ越し等で出費が続き、一時的に資金が足りなくなることがあります。
突発的な支出が重なったときに頼りになるのが、用途の制限がなく、比較的スピーディーに借入できる「カードローン」です。給料日前で一時的に生活費が足りないときにも、有効な選択肢となります。
さらに、病気やケガで病院にかかった際、治療や入院の内容によっては自己負担額が想定以上に大きくなる場合があります。カードローンを利用すれば、医療費の支払いだけでなく、家族の生活費や入院中に必要な日用品の購入等に充てることも可能です。
避けるべきカードローンの使い方
カードローンは便利なサービスですが、借入には返済義務があるため、使い方によっては返済困難につながるリスクもあります。用途が自由であっても、以下の使い方は避けましょう。
- 借金の返済に充てる
- ギャンブルに利用する
- 毎月の生活費を補う目的で恒常的に利用する
借金の返済に充てる
他のローンを返済するためにカードローンを利用するのは避けましょう。
カードローンを借金返済の目的で利用すると、多重債務に陥る可能性があります。多重債務とは、複数の金融機関から借入を重ね、返済が困難な状態になることです。
借金返済のためにカードローンを利用しようとすると、利息の分だけ多額の借入が必要になり、債務が拡大する要因となります。返済が難しいときは、金融機関または自治体や公的機関等の窓口に相談しましょう。
ギャンブルに利用する
ギャンブルの資金をカードローンで借りるのは避けましょう。
ギャンブルで損失が出ても、勝ったときに返済すればいいと考えるかもしれませんが、その考えは危険です。ギャンブルは集めた掛金から運営者側の経費や利益を差し引いた金額を参加者が分け合う仕組みであり、利益を出し続けることは困難です。
借りたお金でギャンブルをすると、負けたときにお金を失うだけでなく、返済義務が残り、借金問題が悪化するリスクがあります。ギャンブルはあくまでも娯楽の一つとして、余剰資金の範囲で行いましょう。
毎月の生活費を補う目的で恒常的に利用する
カードローンは、急な支出等で一時的に生活費が足りなくなった場合に役立つサービスであり、生活費の補てんを目的に利用されるケースも少なくありません。しかし、毎月のように生活費が足りず、それを補う目的で借入を繰り返すと、利息の負担額や借入金額が大きくなったり、返済が遅れたりする可能性があります。
生活費の補てんに利用する場合も、返済計画を立て、無理なく返済できる範囲で借り入れることが大切です。また、毎月の生活費が足りないと感じる場合は、収支を見直し、収入を増やす方法や支出を減らせる項目がないかを検討しましょう。
カードローンのメリット

カードローンには、原則として用途が自由な点に加え、以下のようなメリットもあります。
- 担保・保証人が必要ない
- 利用限度額の範囲でいつでも借入・返済ができる
- 入会金や年会費がかからない
関連記事「カードローンのメリット・デメリットは?知っておきたいポイントや注意点も解説」
担保・保証人が必要ない
カードローンは、原則として担保や保証人を必要としないサービスです。
担保 |
借金を返せなくなったときに備えて、返済の保証として債務者(ローン利用者)が債権者(金融機関)に提供するもの |
---|---|
保証人 |
債務者が返済できなくなった場合に代わりに返済する方 |
担保 |
---|
借金を返せなくなったときに備えて、返済の保証として債務者(ローン利用者)が債権者(金融機関)に提供するもの |
保証人 |
債務者が返済できなくなった場合に代わりに返済する方 |
金融機関から借入を行う際、ローンの種類によっては担保や保証人を求められる場合があります。
一方、カードローンは担保・保証人を必要としないため、申込から借入までの手続きを比較的スムーズに進めることができます。
利用限度額の範囲でいつでも借入・返済ができる
利用限度額の範囲で借入・返済を繰り返し行える点も、メリットの一つです。
利用限度額とは、借入が可能な上限金額のことで、利用者ごとに審査で決定されます。必要なタイミングで必要な金額だけを借り入れられるため、追加でお金が必要になった場合も柔軟に対応できます。
例えば、利用限度額が30万円に設定されている場合、以下のような使い方が可能です。
- 20万円を借り入れ、追加で10万円を借り入れる
- まとめて30万円を借り入れ、完済後に再び30万円を借り入れる
- 20万円を借り入れ、10万円を返済し、さらに20万円を借り入れる
また、カードローンは、時間や場所を問わず借入・返済が行えます。
カードローン会社の借入・返済方法によって異なる場合もありますが、メンテナンス時間等を除き、原則として24時間いつでも借入・返済が可能です。そのため、休日や夜間にお金が必要になった場合でも、迅速に対応することが可能です。
また、余裕があるときには、毎月の返済に加えて任意返済を行うことで、借入期間を短縮でき、利息の負担額を抑えられます。
関連記事「カードローンの利用限度額はどうやって決まる?増額する方法や注意点も解説」
関連記事「カードローンの申込手順とは?手続きの流れや借入・返済方法も解説」
入会金や年会費がかからない
一般的に、カードローンは入会金や年会費が発生しません。契約しても借入をしなければコストが発生しないため、急な出費に備えて、事前に契約しておくこともできます。
なお、クレジットカードのキャッシング機能も原則として用途が自由なサービスですが、カードローンとは異なり、クレジットカード自体の年会費がかかる場合があります。
カードローンを申し込む際の注意点
急な出費に対応しやすいカードローンですが、申込時に注意すべき点もいくつかあります。借入の可否や返済負担に関わるため、しっかり理解しておきましょう。
- 申込後の審査に通過する必要がある
- 使いみちが決まっているローンと比べて金利が高め
申込後の審査を通過する必要がある
カードローンは用途に制限がなく自由度の高いサービスですが、借入には審査が必要です。
審査の基準は公開されておらず、各カードローン会社が独自に総合判断を行います。一般的に「安定した収入があること」が条件となるため、無職の方等収入が不安定な場合は審査に通らない可能性が高いと考えられます。
また、利用限度額は審査で決定されるため、必要な金額を借り入れられないケースもあります。
関連記事「カードローンの審査内容は?必要な理由や通らない場合の対処法を解説」
用途が決まっているローンと比べて金利が高め
カードローンは、用途が決まっているローン(住宅ローンやマイカーローン等)と比べて金利が高い傾向にあります。
借入が長期にわたると、利息の負担額が大きくなる可能性があるため、返済シミュレーションを利用し、無理のない返済計画を立てることが重要です。
一方で、クレジットカードのキャッシング機能と比べると、金利は低めに設定されていることが多いです。
みずほ銀行カードローンは原則として使いみちが自由
みずほ銀行カードローンは、原則として用途が自由(事業性資金を除く)のため、日々の生活費から冠婚葬祭費まで、様々な目的でご利用いただけます。
また、利用限度額に応じて年2.0%~年14.0%と銀行ならではの金利です。* 1)
さらに、みずほ銀行カードローンは24時間いつでもお申し込みでき、手続きはWEBで完結します。インターネットでのお申込なら最短当日に審査結果を回答できるため、急な支出でお急ぎの方もぜひご検討ください。* 2)
- * 1)お借入金利はご利用限度額に応じて異なります。
- * 2)審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の普通預金口座をお持ちの方に限ります。
まとめ
カードローンは、原則として用途に制限がなく、幅広い目的に利用できる便利なサービスです。実際には、生活費の補てんや趣味・娯楽、冠婚葬祭等の急な出費等、様々な目的で利用されています。
さらに、カードローンには、原則として用途が自由である点や、利用限度額の範囲で繰り返し借入できる点、休日や夜間でも利用できる点等のメリットがあります。
カードローンを利用する際は、無理のない範囲で借り入れましょう。
カードローンのお申込は
こちら
-
- *カードローンのお申込に際してはみずほ銀行およびみずほ銀行指定の保証会社である株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)またはアイフル株式会社(以下アイフル)の審査があります。審査の結果によっては、ローンご利用のご希望に沿いかねる、またはご希望のご利用限度額をご選択されていても減額させていただく場合がありますので、ご了承ください。
- *カード種類は「キャッシュカード兼用型」となります。
- *「キャッシュカード兼用型」には自動貸越機能を付加させていただきます。
自動貸越機能についてはこちら - *みずほ銀行、オリコまたはアイフルより申込内容の確認のため、ご入力いただいた電話番号にお電話を差しあげる場合があります。申込時間により、ご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。 なお、ご連絡がとれなかった場合は、お申込を取り下げさせていただく場合もあります。
- *お申込の時間等により、仮審査結果および必要書類登録用URLのご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。
- *審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の口座をお持ちの方に限ります。
- *スマートフォンをご利用の場合、標準で設定されているブラウザをご使用のうえ、申込をお願いいたします。
- *インターネットでお申し込みいただく場合は、パソコンもしくは携帯電話のメールアドレスが必要です。メールアドレスをお持ちでない場合は以下の【みずほ銀行カードローン専用ダイヤル】にて電話でのお申込も可能です。
- *メールアドレスの誤入力等により、仮審査結果のご連絡がメールで届かない場合は、大変お手数ですが以下の【みずほ銀行カードローン専用ダイヤル】までお電話ください。審査結果や必要書類ご登録のご案内、ご契約内容等のご連絡はメールのみとなりますので、メールアドレスの登録内容を必ずご確認ください。
- *申込に必要な手続きをみずほ銀行からメールでご案内します。みずほ銀行のドメイン(@p.onet.orico.co.jp、@e-mail.mizuhobank.co.jp)からのメールを受信できるよう設定してください。
- *申込の際にフリーメールアドレスをご登録の場合、昨今、フリーメールサービス提供各社が、迷惑メールに関する対応の厳格化を進めているため、ご連絡メールが届かない可能性がございます。ご留意ください。
- *カードローン口座開設後、ご契約内容を通知いたします。
- *お客さまとのお取引の内容、状況等に応じて、過去にご確認させていただいた、お客さまの氏名・住所・生年月日や、お取引の目的等を、再度ご確認させていただく場合がございます。また、その際に各種書面等のご提示をお願いする場合がございます。
確認にご協力いただけない場合は、カードローンを含めるすべてのお取引が制限される可能性がございますのでご留意ください。 - *ご利用いただける方:
ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、安定した収入があり、みずほ銀行指定の保証会社であるオリコまたはアイフルの保証を受けることができる方 - *「必要書類登録用URL」は、みずほ銀行委託先より送信いたしますのであらかじめご了承ください。
- *個人番号(マイナンバー)のお届けにご協力をお願いいたします。(任意)
法令に基づき、口座開設をされるお客さまへ個人番号のお届けをお願いしております。「個人番号(マイナンバー)お届けのお願い」をご確認のうえ、お届けにご協力いただけるお客さまは、「みずほ口座開設&手続きアプリ」にてお手続きをお願いします。
なお、すでに個人番号をお届けいただいているお客さまは、都度のお届けは不要です。
普通預金口座の開設におけるご注意事項
- *2021年1月18日 月曜日より、普通預金口座は通帳を発行しない「みずほe-口座」での開設となります。(詳しくはこちら)
- *口座開設後、「キャッシュカード」は「簡易書留」「転送不要」にてお送りします。
お受取に際し、以下の事項にご留意ください
- *マンションやアパート等の集合住宅にお住まいのお客さまへ
本人確認書類に部屋番号まで記載があることをご確認ください。本人確認書類に部屋番号まで記載がない場合は、記載のある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。
- *「転居・転送サービス」をご利用中のお客さまへ
「転送不要」の郵便物は、「転居・転送サービス」をご利用中の場合でも配達されません。転居されている場合は、現在お住まいの住所の記載がある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。
- *表札が出ていない場合、配達されないことがあります。
- *本人確認書類のお名前にある旧字体・異体字でお申し込みされた場合は、新字体のお名前での口座開設となりますので、あらかじめご了承ください。
- *本人確認書類はみずほ銀行が申込内容を確認した時点で有効なものに限ります。有効期限等にご注意ください。
- *年末年始・ゴールデンウィーク等、銀行休業日の関係で通常よりお手続きに日数を要する場合がありますのであらかじめご了承ください。
- *そのほかにもご利用にあたってのご注意事項があります。お申込の前に必ずご確認ください。
全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センターにおいて、2019年3月29日 金曜日より「貸付自粛制度」がスタートしました。
詳しくは貸付自粛制度のご案内よりご確認ください。
ギャンブル等依存症に関する注意事項や、対処に困った場合の相談窓口はこちらから
監修者情報

内山貴博(うちやま・たかひろ)
- ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、証券会社で5年半勤務。その後FPとして独立。日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。2018年にはFPの役割について探求した論文を執筆。