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カードローンのメリット・デメリットは?知っておきたいポイントや注意点も解説

掲載日:2023年3月31日

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カードローンは、利用限度額の範囲で繰り返し借入が可能な個人向けのローンのことで、主に銀行や消費者金融、信販会社が提供しています。様々な方法で借入・返済ができて使途が自由なため、利便性が高く、いざというときの備えとしても役立つサービスです。

本記事では、カードローンのメリット・デメリットを解説します。申し込む際の注意点も説明するので、カードローンの利用を検討している方はぜひご参考にしてください。

カードローンとは

カードローンとは、原則として使い道が自由な個人向けのローンです。主に、銀行や消費者金融、信販会社が取り扱っています。

借入専用のカードを使うことからカードローンと呼ばれていますが、キャッシュカードやカードレスで利用できるものもあり、必ずしも専用のカードを使うとは限りません。

カードローンは、審査によって決まる利用限度額の範囲で、繰り返し借入ができる仕組みです。金利は審査や利用限度額に応じて決まり、一般的に利用限度額が高いほど金利は低くなります。

カードローンとフリーローンの違い

原則として使い道が決められていない個人ローンには、銀行が提供するフリーローンもあります。ただし、フリーローンはカードローンと違い、借入金額が一度にまとめて入金され、融資を受けた後は返済のみを行っていきます。

したがって、フリーローンで追加の借入をしたい場合は、新たに申込・審査を受けなくてはいけません。

カードローンとクレジットカードのキャッシングの違い

クレジットカードのキャッシングとは、クレジットカードのキャッシング枠を利用して借入ができるサービスです。

クレジットカードには2つの枠があり、それぞれ用途が異なります。

  • ショッピング枠:店舗やネットショッピングで支払に使える枠
  • キャッシング枠:借入ができる枠

カードローンとクレジットカードのキャッシングは、ATM等を利用し、利用限度額の範囲で繰り返し借入ができる点は共通しています。

しかし、借入に特化したカードローンとは違い、クレジットカードの主な用途はショッピング等の支払いであり、キャッシングはあくまでもクレジットカードに付帯している機能の一つです。

一般的に、クレジットカードのキャッシングはカードローンよりも利用限度額が低く、金利が高めに設定されています。各社により異なりますが、キャッシングの金利相場は、年15.0%~18.0%程度です。

キャッシングのメリットは、クレジットカードにキャッシング枠が既に設定されている場合、振込やATM等ですぐに借入ができる点です。

ただし、お持ちのクレジットカードにキャッシング枠が設定されていない場合は、申込・審査が必要です。

カードローンのメリット

カードローンには、主に以下のメリットがあります。

  • 利用限度額の範囲なら繰り返し借入できる
  • 使い道が決められていない
  • 借入方法や返済方法の利便性が高い
  • 申込をして枠を作るだけでも問題ない

利用限度額の範囲なら繰り返し借入できる

カードローンは審査により利用限度額が決まり、その範囲内で繰り返し借入ができる仕組みです。契約をしておけば新たな申込がいらないため、スムーズに借りられます。必要なタイミングですぐに借り入れできるので、急な出費にも対応できるでしょう。

使い道が決められていない

カードローンは基本的に使い道が決められていません。そのため、生活費・旅行・冠婚葬祭・趣味・自己投資・教育費等、幅広い用途に利用できます。

一般社団法人全国銀行協会の「銀行カードローンに関する消費者意識調査」によると、カードローンの利用者は、借入金の使い道として以下のような回答をしています。

  • 日常の生活費
  • 家賃の支払
  • 教育・教養・養育費
  • レジャー・趣味・娯楽に関わる出費等

出典:「2020年銀行カードローンに関する消費者意識調査」(一般社団法人全国銀行協会)

調査結果からも、実際に様々な目的で利用されていることがわかります。ただし、一般的に事業資金には利用できないため注意が必要です。

借入方法や返済方法の利便性が高い

各カードローンは、複数の借入・返済方法を用意しており、ATMや振込等を利用していつでも簡単に借入が可能です。

振込融資やインターネットバンキングなら、場所や時間を問わずスマートフォン一つで借入・返済が完結するため、融資を急ぐときもすぐに手元にお金を用意できます。

インターネットバンキング「みずほダイレクト」なら、原則24時間、手数料無料で借り入れいただけます。

申込をして枠を作るだけでも問題ない

カードローンに入会金や年会費はかからないので、契約をしても借入がない場合、一般的にコストは一切発生しません。契約だけ済ませて利用限度額の枠を作っておけば、お金が必要になったときに備えられます。

クレジットカードの場合はキャッシング以外のサービスも付帯しているため、持っているだけで年会費がかかるものもあります。

カードローンのデメリット

カードローンのデメリット

年会費や入会金がかからず、お金が必要なときに備えられるカードローンですが、デメリットも知っておく必要があります。

  • 目的別ローンと比べて金利が高い
  • 返済が長引くと総利息額が多くなる
  • 必要以上の金額を借りてしまう可能性がある

目的別ローンと比べて金利が高い

一般的に、使い道が自由なカードローンは、住宅ローンや自動車ローン、教育ローンのような目的別ローンと比べて金利が高くなっています。カードローンの上限金利の目安は、銀行のカードローンで年14.0%~15.0%程度、消費者金融のカードローンで年18.0%程度です。

金利は利用限度額に応じて、また審査により決まるので、利用者ごとに異なります。ただし、利用限度額が少額の場合、一般的に金利は高くなるため、比較する際は上限金利を確認するようにしましょう。

返済が長引くと総利息額が大きくなる

カードローンの利息は、利用残高・金利・ご利用日数に応じて決まる仕組みです。

日割りで計算されるため、返済が長引くと利息が増え、総返済額が大きくなります。毎月の返済額が少ないと月々の負担は軽くなりますが、その分ご利用日数が長くなりやすいため、余裕があるときは繰上返済を行うことが大切です。

なお、繰上返済とは、毎月の決まった返済とは別に、好きなタイミングで任意の金額を追加で返済することを指します。

必要以上の金額を借りてしまう可能性がある

カードローンは、利用限度額の範囲で繰り返し借入できる便利さの反面、借りている感覚が薄れやすく、必要以上に借りてしまう可能性があります。借入の目的を明確にし、必要な金額だけを借りることが大切です。

カードローンを利用する際に知っておきたいポイント

カードローンを利用したことがない方向けに、知っておきたいポイントを解説します。

  • カードローンを利用するには審査に通過する必要がある
  • カードローンの返済を延滞すると遅延損害金がかかる
  • カードローンの返済を延滞するとローンの審査に影響を与える可能性がある

カードローンを利用するには審査に通過する必要がある

カードローンで借入するには、審査に通過する必要があります。審査の結果によっては、契約自体ができないこともあります。

また、各カードローンの審査基準は公表されていないため、審査基準を知ることはできません。審査の結果によっては、希望した条件で借入できないケースもあるので注意が必要です。

カードローンの返済を延滞すると遅延損害金がかかる

カードローンの返済に遅れると、その翌日から遅延損害金が発生します。遅延損害金は、返済に遅れた場合に、通常の利息とは別に支払う義務があるお金のことです。

遅延損害金の利率はカードローンにより異なりますが、一般的に通常の金利よりも高く設定されています。通常の利息と同じように日割りで計算され、返済が遅れるほど高くなるため注意が必要です。カードローンを利用する際は、無理のない範囲で借入し、遅延なく返済しましょう。

カードローンの返済を延滞するとローンの審査に影響を与える可能性がある

カードローンの支払を延滞すると、遅延損害金がかかるだけでなく、信用情報に延滞の履歴が記録される場合があります。

信用情報に延滞の履歴が記録されていると、クレジットカードや他のローンの審査に影響を及ぼす可能性があるので注意しましょう。

カードローンを申し込む際の注意点

カードローンを申し込む際の注意点

カードローンを申し込む際の注意点を解説します。以下の点を押さえたうえで申し込みしましょう。

  • 希望通りの金額を借りられるとは限らない
  • 各カードローンの申込条件を確認する
  • 返済シミュレーションを行う

希望通りの金額を借りられるとは限らない

カードローンに申し込む際に借入希望額を高く設定しても、希望通りの金額を借りられるとは限りません。なぜなら、カードローンの審査では、年収と借入額のバランスが重要となるからです。

貸金業法には「総量規制」のルールがあり、貸金業者からの借入額の合計が年収の3分の1を超えてはいけないと決められています。銀行のカードローンは総量規制の対象ではありませんが、多くの銀行が総量規制と同様の自主規制を設けています。

各カードローンの申込条件を確認する

カードローンごとに、申込条件が設けられています。対象となる年齢等が異なるので条件を満たしているのかを事前に確認しましょう。

また、どのカードローンでも「安定した継続収入がある」ことが条件に含まれており、収入がない方は申込できないことが多いため、注意しましょう。

みずほ銀行カードローンの申込条件は、以下をすべて満たす個人の方です。

  • ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方
  • 安定かつ継続した収入の見込める方
  • 保証会社の保証を受けられる方
  • *外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。

返済シミュレーションを行う

計画を立てずに借入をすると、返済が滞ってしまう可能性があります。確実に返済するためにも、事前に銀行等が提供している返済シミュレーションを利用し、返済計画を立てましょう。

みずほ銀行カードローンでは、返済期間・返済回数・返済金額の3つのシミュレーションをご用意しています。

みずほ銀行カードローンは来店不要で24時間お申込可能

みずほ銀行カードローンは、口座を持っていない方も24時間お申し込みでき、来店不要で手続きが可能なカードローンです。原則として、使い道が制限されておらず、生活費や旅行、家電の購入、引っ越し費用等に幅広くご利用いただけます。

複数の借入・ご返済方法を用意しており、ご都合に合わせて選択が可能です。みずほダイレクトなら、24時間いつでもお借入・ご返済ができ、手数料もかかりません。

また、みずほ銀行カードローンは、年2.0%~14.0%と安心してご利用いただける金利です。みずほ銀行で住宅ローンをご利用中の方は、さらに年0.5%引き下げられます。

カードは2種類のカードから選択でき、「キャッシュカード兼用型」なら、みずほ銀行のキャッシュカードでお借入が可能です。

ご年齢・ご年収・他社のお借入状況の3項目を入力するだけでお借入が可能かどうかを診断できる「かんたん10秒診断」もご提供しているので、ぜひご活用ください。

まとめ

カードローンは、銀行や消費者金融、信販会社が提供する個人向けのローンです。原則として使い道が制限されておらず、利用限度額の範囲で繰り返し借入ができるので、幅広い目的に利用できます。

注意点も理解したうえでシミュレーションを行い、ご利用は計画的に行いましょう。

監修者情報

監修者情報

内山貴博
(うちやま・たかひろ)

大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。

大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。

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