キャッシングの利息はどう計算する?抑える方法を3つ紹介
掲載日:2024年10月30日(2026年2月27日更新)
- *本記事は、株式会社みずほ銀行が提供しています。
- *記事の制作にあたっては、外部の協力会社に一部業務を委託しています。監修者は、情報の正確性・公平性の観点から監修を行っており、特定の商品やサービスをおすすめするものではありません。
キャッシングとは、必要なときに手軽にお金を借り入れることができる便利なサービスです。しかし、キャッシングを利用する際には、返済時に必要になる金利や利息の理解は欠かせません。
本記事では、キャッシングの金利と利息の計算方法を分かりやすく解説し、適切な計画を立てるための情報をご紹介します。正しい知識を持ち、賢くキャッシングを利用しましょう。
キャッシングとは?
キャッシングとは、お金を借りるサービス全般を指しますが、種類は主に「カードローン」と「クレジットカードのキャッシング枠」の2つに分けられます。それぞれのサービスには特徴があり、金融機関によっても異なる条件が設定されています。
以下2つのキャッシングサービスの特徴と違いや、メリットとデメリットを解説します。
- カードローン
- クレジットカードのキャッシング枠
カードローン
カードローンは、銀行やクレジットカード会社、信販会社、消費者金融等の金融機関が提供する個人向けの借入サービスを指します。これらのサービスは、借入専用のカードを用いるため、「カードローン」と呼ばれています。
利用者は、カードを使って簡単に借入ができる仕組みになっており、借入額の管理や返済も、基本的にはカードを通じて行います。
現在は、カードローンが進化し、お手持ちのキャッシュカードに後からカードローン機能を追加できる銀行カードローンも登場し、またスマートフォンやパソコン等を利用したインターネット経由での借入サービスも提供されています。ATMはもちろん、ご自宅や外出先からインターネットに接続するデバイスで、手軽に借入の手続きができるようになりました。
一般的に、カードローンは、利用限度額が高めに設定される場合は金利が低めになる傾向があります。カードローンは特に高額の借入に向いており、長期間の返済を見込んだプランが豊富です。
クレジットカードのキャッシング枠
クレジットカードは、買い物等に利用するショッピング枠とは別に、キャッシング枠が付帯している物があります。
クレジットカードのキャッシング枠は、クレジットカードを使って現金を借り入れることができるサービスです。クレジットカードの利用者にとって、お金を借りる便利な方法といえるでしょう。
既にクレジットカードにキャッシング枠が設定されている場合は、新たな手続きは不要です。手持ちの現金が不足している場合や急な支出が必要な際に、簡単にお金を借りることができます。
利用者は、設定されたキャッシング枠の範囲で、クレジットカードを使ってコンビニや銀行のATMで必要な金額を借りることができます。
クレジットカードのキャッシング枠は手軽に利用できる反面、利用限度額が低めなこと等から金利が高く設定されていることが多いです。キャッシング枠の設定額や利用条件、金利や手数料はクレジットカード会社によって異なるため、利用する前に確認し、自分に合ったサービスを選びましょう。
キャッシングの金利・利息とは?
キャッシングの金利とは、借りたお金に対して支払う利息の割合のことです。
例えば、10万円を借り、1年後に1万円の利息を上乗せして返済するという約束をしたとしましょう。借りた金額(10万円)に対する利息(1万円)の割合は、1万円÷10万円×100=10%のため、金利は年10%と計算できます。
このように金利は、原則として「利息が1年でどの程度発生するか」をベースに計算するため、通常は年率(%)で表されます。実際に借りる期間が3ヵ月であっても3年であっても、「利息が1年でどの程度発生するか」に基づいて計算します。
一方、利息は金利によって計算される金額を指します。例えば、100万円を1ヵ月借りて101万円支払った場合は、利息は支払った金額(101万円)と借りた金額(100万円)の差額である1万円です。
ただし、金融機関によっては、利息以外に手数料が発生することもあるため注意しましょう。例えば、100万円借りて、手数料が3,000円と利息が7,000円かかり、合計で101万円を支払う可能性もあります。
なお、利率については、利息だけではなく手数料も含めた実質年率が原則として表示されています。借りるときは実質年率や利息、手数料等について詳しく確認しておきましょう。
キャッシングの利息の計算方法
利息は次の式で計算します。
- 利息=借入残高(元金)×金利(年率)÷365日*1×借入日数
例えば、1万円を年10%で30日間借りた場合(1年を365日とする)は、以下の計算式より利息は82円と求められます。
- 1万円×10%÷365日×30日≒82円*2
また、20万円を年15%で30日間借りた場合(1年を365日とする)は、利息は
- 20万円×15%÷365日×30日≒2,465円*2
キャッシングは通常、毎月返済を行います。そのため次の返済日が来るまでに一括返済をしない限り、途中で元金が変わり、利息も変わる点に注意が必要です。利息がいくら発生するかについては、利用中のキャッシングの明細やアプリ等で確認しておきましょう。
- *1) うるう年の場合は366日で計算します。
- *2) 小数点以下は切り捨てています。
金利・利息は金融機関や借入額によって異なる
キャッシングの金利と利息は、金融機関や借入額によって異なります。同じ金額を借りる場合でも、選ぶ金融機関によって利息の額が変わるため、借入条件をよく見て比較しましょう。
また、各金融機関の金利と利息をチェックする際に、覚えておくと役立つ項目が2つあります。
- 金利は利用限度額が大きいと低くなる傾向にある
- 金利の上限は法律で定められている
詳しく確認しましょう。
金利は利用限度額が大きいと低くなる傾向にある
キャッシングの金利は、申込情報に基づいて審査が行われ、最終的に決定される利用限度額によって決定される仕組みです。
通常は、利用限度額が大きいほど、金利が低く設定される傾向があります。
みずほ銀行カードローンを例にご紹介します。
<例:みずほ銀行カードローンの金利>
| 利用限度額 | 金利 |
|---|---|
|
10万円以上100万円未満 |
年14.0% |
|
100万円以上200万円未満 |
年12.5% |
|
200万円以上300万円未満 |
年9.5% |
|
300万円以上400万円未満 |
年7.5% |
|
400万円以上500万円未満 |
年6.5% |
|
500万円以上600万円未満 |
年5.5% |
|
600万円以上800万円未満 |
年4.5% |
|
800万円 |
年2.0% |
| 利用限度額 | 金利 |
|---|---|
|
10万円以上100万円未満 |
年14.0% |
|
100万円以上200万円未満 |
年12.5% |
|
200万円以上300万円未満 |
年9.5% |
|
300万円以上400万円未満 |
年7.5% |
|
400万円以上500万円未満 |
年6.5% |
|
500万円以上600万円未満 |
年5.5% |
|
600万円以上800万円未満 |
年4.5% |
|
800万円 |
年2.0% |
(2026年2月27日現在)
また、みずほ銀行の住宅ローンをご利用の方に関しては、上記の基準金利より年0.5%引き下げられます*。
- * 本カードローンのご契約店で住宅ローンをご利用いただいている場合に限ります。
金利の上限は法律で定められている
キャッシングの金利は、利息制限法によって上限が定められています。利息制限法は、利用者を過剰な利息負担から守るために設けられており、上限金利は、借入金額に応じて年15.0%~20.0%の範囲で設定されています。
<利息制限法により定められている上限金利>
| 借入金額 | 上限金利 |
|---|---|
|
10万円未満 |
年20.0% |
|
10万円以上100万円未満 |
年18.0% |
|
100万円以上 |
年15.0% |
| 借入金額 | 上限金利 |
|---|---|
|
10万円未満 |
年20.0% |
|
10万円以上100万円未満 |
年18.0% |
|
100万円以上 |
年15.0% |
みずほ銀行等の金融機関もこの法律に基づいて金利を設定しているため、キャッシングを利用する際は、安心して契約できます。
キャッシングの金利相場
キャッシングの金利相場は、金融機関や商品によって異なります。クレジットカードのキャッシング枠の金利相場は年15.0%~18.0%です。
一方で、カードローンの金利相場は、銀行なら年1.5%~15.0%、消費者金融なら年3.0%~18.0%程度で、一般的に銀行カードローンの方が消費者金融カードローンよりも低めです。
みずほ銀行カードローンの上限金利は年14.0%です。低金利とされる銀行カードローンの中でも低めの金利設定といえます。また、みずほ銀行の住宅ローンをご利用中の方は、適用金利が年0.5%引き下げられるため、年1.5%~13.5%でみずほ銀行カードローンをご利用いただけます*。
- * 本カードローンのご契約店で住宅ローンをご利用いただいている場合に限ります。
キャッシングの利息を抑える3つの方法
キャッシングの金利や利息は金融機関によって設定されていますが、これらのコストを抑える方法は存在します。金利や利息を低く抑えられると、返済負担額が軽減され、計画的な借入が可能になります。
キャッシングの金利・利息を抑えるための具体的な方法を3つご紹介します。
- 任意(繰上)返済を行う
- 利用限度額を上げる
- 金利の低いキャッシングを利用する
それぞれの方法について見ていきましょう。
任意(繰上)返済を行う
任意(繰上)返済とは、通常の返済額に加えて追加で返済を行い、借入金額を予定よりも早く減らす方法です。余裕があるときに追加で返済をすると、元本を減らすことができます。
借入残高を早く減少させると、結果として利息額も抑えることが可能です。利息は借入残高に基づいて計算されるため、元本が減れば減るほど、支払う利息も少なくなります。
任意(繰上)返済は単に元本を早く減らすだけでなく、借入の総コストを抑えるための有効な方法です。自己資金の余裕があるときに計画的に任意(繰上)返済を行うと、長期的に見た際の利息負担を軽減し、お得に返済できます。
利用限度額を上げる
キャッシングの利用限度額を上げることも、金利や利息を抑えるための有効な手段です。
通常、キャッシングの金利は利用限度額が大きくなるほど低く設定される傾向があります。利用限度額が大きくなると、金融機関はより安定した収益を見込めるため、その分利用者にやや有利な条件で借入を行えるようにしています。
契約時に設定される利用限度額は、審査に基づいて決まりますが、契約後にも増額申請が可能です。増額申請が認められると、利用限度額が大きく設定されるとともに、金利条件が改善されるケースがあります。
ご自身の返済能力や利用状況に応じて適切なタイミングで利用限度額の増額を検討し、計画的にキャッシングを利用しましょう。
関連記事:「カードローンの利用限度額はどうやって決まる?増額する方法や注意点も解説」
金利の低いキャッシングを利用する
利息は金利を基に計算するため、低金利のキャッシングを利用すれば、利息を抑えやすくなります。現在ご利用中のキャッシングの利息が高いと思われるときは、低金利のクレジットカードのキャッシング枠やカードローンへの借り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、借換時に高額な手数料が発生したり、借入期間を長引かせたりすると、低金利のキャッシングを利用してもかえって利息が高額になることがあります。また、返済のたびにATM利用手数料等がかかるキャッシングにも注意が必要です。できれば手数料のない返済方法を選択できるキャッシングを選ぶようにしましょう。
まとめ
キャッシングには、主に「カードローン」と「クレジットカードのキャッシング枠」の2種類があります。金利や利息は金融機関や借入額によって異なり、借入条件も様々です。
例えば、みずほ銀行カードローンはご利用限度額に応じて、年2.0%~14.0%の金利が設定されます。住宅ローンをご利用中のお客さまはそこからの引き下げが適用できる等、便利な使い方が可能です。
さらに、みずほ銀行ではお手持ちのキャッシュカードにカードローン機能の追加もできます。
キャッシングの選択肢や条件をよく理解し、自分のニーズに合った最適な方法を選んだうえで計画的に利用しましょう。
- *お借入金利はご利用限度額に応じて異なります。
カードローンのお申込は
こちら
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監修者情報
内山貴博(うちやま・たかひろ)
- ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、証券会社で5年半勤務。その後FPとして独立。日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。2018年にはFPの役割について探求した論文を執筆。