ページの先頭です
メニュー

メニュー

閉じる
本文の先頭です

銀行カードローンの保証会社とは?役割や審査を受ける際のポイントを解説

掲載日:2024年10月30日

銀行カードローンの保証会社とは?役割や審査を受ける際のポイントを解説

多くの銀行カードローンでは、「保証会社による保証を受けられること」が利用条件となっています。

保証会社とは、利用者が返済不能になった際に、本人に代わって金融機関へ返済を行う会社です。銀行カードローンにおいて、「審査」と「代位弁済」を担っています。

本記事では、カードローンにおける保証会社の役割や利用する際の注意点を解説します。借入ができるかどうかにも直接関わるため、カードローンの利用を検討している方や審査が不安な方はぜひ参考にしてください。

カードローンの保証会社とは

保証会社とは、利用者が返済不能になった場合に、カードローンを提供している金融機関へ本人に代わって返済する会社です。

カードローンは、大きく銀行カードローンと消費者金融カードローンに区分されます。このうち、銀行カードローンでは多くの場合、銀行が指定する保証会社の利用を条件としています。

そもそも「保証」とは、返済ができなくなったときに返済の義務を負うことです。保証には「人的保証」と「機関保証」があり、保証会社は機関保証に該当します。

人的保証

保証人や連帯保証人を立てる保証

機関保証

企業や団体等による保証

人的保証

保証人や連帯保証人を立てる保証

機関保証

企業や団体等による保証

人的保証と機関保証は、どちらか一方のみで良いとは限りません。ローンの種類や金融機関によっては、連帯保証人と保証会社の両方が必要になるケースもあります。

なお、消費者金融カードローンでは、与信ノウハウをいかして自社で審査を行っており、保証会社は利用しないのが一般的です。与信とは信用供与のことで、利用者の審査をして利用限度額を決めること等を指します。

銀行と保証会社の関係

銀行は、保証会社と提携してカードローンを提供しています。

カードローンを利用する際、利用者は銀行と「金銭消費貸借契約」を結びます。金銭消費貸借契約とは、返済することを前提に金銭を借りる契約です。

また、カードローンの利用者は保証会社と「保証委託契約」を結び、銀行に対する債務について保証を委託します。銀行は保証会社に保証料を支払い、保証委託契約に基づいて保証を受けます。

保証会社の役割

保証会社は、銀行カードローンにおいて「審査」と「代位弁済」の役割を担います。

審査

申込者の返済能力を確かめるために審査業務を行う

代位弁済

利用者が返済できなくなった際に保証会社が残債を金融機関に一括返済する

審査

申込者の返済能力を確かめるために審査業務を行う

代位弁済

利用者が返済できなくなった際に保証会社が残債を金融機関に一括返済する

審査

保証会社の役割の一つは、申込者の返済能力を確かめるために審査業務を行うことです。

銀行カードローンに申し込むと、銀行による審査が実施されますが、それとは別に保証会社による審査も行われます。

保証会社は、利用者が返済できなくなったときの返済の立て替えを約束する会社です。そのため、申込者がきちんと返済できるかどうかを審査で見極める必要があります。

銀行および保証会社の審査に通過できなかった場合は、銀行カードローンでの借入ができません。

代位弁済

代位弁済とは、利用者が返済できなくなった際に保証会社が残債を金融機関に一括返済することです。利用者の滞納が一定期間続くと、保証会社が代位弁済を行います。

代位弁済によって利用者の金融機関に対する返済義務はなくなりますが、ローンの返済が免除されるわけではありません。あくまでも返済すべき相手が金融機関から保証会社に変わっただけです。

代位弁済が行われると、求償権(立て替えたお金の返済を債務者に請求する権利)が保証会社に移り、利用者は保証会社に返済を求められます。

銀行カードローンで保証会社を利用するメリット

保証会社の利用は、銀行・利用者の双方にメリットがあります。

銀行側のメリット

貸し倒れのリスクを回避できる

利用者側のメリット

融資が受けやすくなる

銀行側のメリット

貸し倒れのリスクを回避できる

利用者側のメリット

融資が受けやすくなる

保証会社による保証があると、利用者が返済困難になった場合に保証会社が返済を行います。そのため、金融機関が貸したお金を回収できないリスクを回避でき、保証がない場合と比べて利用者が融資を受けやすくなります。

銀行カードローンの保証会社に関するポイント・注意点

銀行カードローンの保証会社に関するポイント・注意点

前述の通り、銀行カードローンで借り入れする際は、保証会社の審査に通過する必要があります。また、万が一返済を長期に渡って滞納すると、返済すべき相手が銀行から保証会社に変わる可能性があります。

銀行カードローンの利用を検討している方は、お申込の前に以下の保証会社に関するポイント・注意点を押さえておきましょう。

  • 審査が甘い保証会社はない
  • 保証会社が同じでも銀行によって審査基準が異なる
  • カードローンでは保証料がかからない場合が多い
  • 代位弁済が行われると一括返済を求められる
  • 代位弁済の情報は信用情報機関に登録される

審査が甘い保証会社はない

銀行カードローンを利用するには、保証会社の審査に通過しなければならないことから、「審査に通りやすい保証会社はあるの?」と気になっている方もいるでしょう。しかし、審査が甘い保証会社はありません。

銀行や保証会社によって基準が異なることはあっても、返済能力を超える融資を行わないのはどのカードローンでも同じです。

また、銀行や保証会社は申込者の返済能力を総合的に判断しており、詳しい審査基準は非公表です。つまり、審査の通りやすさを比較することはできません。

保証会社が同じでも銀行によって審査基準が異なる

保証会社は、複数の銀行カードローンの保証・審査業務を担っています。

審査基準は公表されていないため、明確に知ることはできませんが、保証会社が同じでも審査基準は異なります。なぜなら、銀行カードローンでは、保証審査に加えて銀行による審査も実施されるからです。

そのため、既に契約しているカードローンと保証会社が同じ別のカードローンに申し込んでも、審査に通過するとは限りません。

カードローンでは保証料がかからない場合が多い

保証料とは、保証を受ける際に金融機関指定の保証会社に支払う手数料です。

住宅ローンを組む際や賃貸物件を借りる際は、一般的に保証料の支払いが必要ですが、銀行カードローンでは多くの場合、保証料がかかりません。

また、カードローンは一般的に入会金や年会費も無料です。ただし、借入や返済の際にATM利用手数料がかかる場合もあるため、利息以外の費用をあらかじめ確認しておきましょう。

代位弁済が行われると一括返済を求められる

カードローンの返済が難しくなり、保証会社によって代位弁済が行われた後は、保証会社に対して一括返済しなければなりません。

既に返済が困難になっている状況で、遅延損害金等も含めた残債の一括返済を求められるため、返済ができないケースも少なくないでしょう。

一括返済に応じられない場合は、訴訟や支払督促等の法的な手続きが取られる可能性があります。銀行カードローンを利用する際は、代位弁済が行われる事態にならないように計画を立て、無理のない範囲で借入をすることが重要です。

代位弁済の情報は信用情報機関に登録される

代位弁済が行われると、その情報は信用情報機関に異動情報として一定期間登録されます。

ローンを提供する金融機関やクレジットカード会社は、審査の際に信用情報機関を通じて申込者のローンやクレジットカードの利用状況を確認します。

代位弁済の情報が登録されると、保証委託契約の終了、または完済から5年間残るため、その間はローンやクレジットカードの契約が難しくなるでしょう。

カードローンは、決められた利用限度額の範囲で繰り返し借入ができるため、お金を借りたいときに役立ちますが、返済できない事態にならないように必要な金額だけを借り入れることが大切です。

審査に通過するためのポイント

カードローンの審査では、融資しても問題がないかどうかを総合的に判断するため、通過できるかどうかは申し込んでみなければ分かりません。保証会社および銀行の審査に通過する可能性を高めるために、以下のポイントを押さえましょう。

  • 申込前に保証会社を確認する
  • 保証会社が2社ある銀行を選ぶ
  • 借入診断を利用する

申込前に保証会社を確認する

銀行カードローンによって保証会社が異なるため、申込前に確認しましょう。保証会社は、銀行カードローンの公式サイトや商品概要書、約款等で確認できます。

例えば、過去に返済が滞った等のトラブルがあった保証会社が保証・審査を担っているカードローンを選ぶと、審査に通りにくくなる可能性があります。

保証会社が2社ある銀行を選ぶ

2社の保証会社を利用している銀行では、どちらか一方の保証審査および銀行の審査に通過すれば、融資が受けられます。

前述の通り、審査が甘い保証会社はありませんが、保証会社によって審査基準が異なります。そのため、保証会社が2社付いていると審査のチャンスが増えると捉えられるでしょう。

ただし、一般的に申込者が保証会社を選ぶことはできません。

借入診断を利用する

銀行カードローンの審査が不安な方は、申込前に借入診断を利用しましょう。年齢や年収、他社の借入状況等の項目を入力すると、借入が可能かどうかを簡易診断できます。

みずほ銀行カードローンでは、「かんたん10秒診断」をご用意しています。お申込前にぜひご利用ください。

ただし、借入診断はあくまでも申し込む際の目安であり、実際の銀行および保証会社の審査結果とは異なる場合があります。

みずほ銀行カードローンで計画的な返済を

みずほ銀行カードローンをご利用いただく際は、保証会社による保証が必要です。

満20歳以上満66歳未満の安定かつ継続的収入が見込める方で、保証会社(株式会社オリエントコーポレーションまたはアイフル株式会社)どちらかの保証を受けられればご利用いただけますが、申込時に保証会社の選択はできません。

ご利用いただくには、保証会社およびみずほ銀行による審査が必要です。インターネットでのお申込なら最短当日に審査結果をお知らせできます*。パソコンやスマートフォンから24時間いつでもお申し込みでき、来店や郵送物も不要です。

みずほ銀行カードローンでは、返済期間・返済回数・返済金額を試算できる3つの返済シミュレーションをご用意しています。毎月のご返済額がいくらか、いつ完済できるか等を確認できるため、計画的な借入・返済にぜひお役立てください。

  • *審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の口座をお持ちの方に限ります。

まとめ

銀行カードローンを利用するには、一般的に保証会社による保証が必要です。

保証会社とは、利用者が返済不能になった場合に、本人に代わってカードローンを提供している金融機関に返済する会社のことで、審査や代位弁済の業務を担っています。

カードローンは、入会金や年会費、保証料がかからず、必要なときに必要な金額だけ借り入れられるため、契約しておくといざというときに役立ちます。

返済困難な状態にならないために、あらかじめ返済シミュレーションを利用し、必要な金額だけを計画的に借り入れましょう。

  • *カードローンのお申込に際してはみずほ銀行およびみずほ銀行指定の保証会社である株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)またはアイフル株式会社(以下アイフル)の審査があります。審査の結果によっては、ローンご利用のご希望に沿いかねる、またはご希望のご利用限度額をご選択されていても減額させていただく場合がありますので、ご了承ください。
  • *カード種類は「キャッシュカード兼用型」となります。
  • *「キャッシュカード兼用型」には自動貸越機能を付加させていただきます。
    自動貸越機能についてはこちら
  • *みずほ銀行、オリコまたはアイフルより申込内容の確認のため、ご入力いただいた電話番号にお電話を差しあげる場合があります。申込時間により、ご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。 なお、ご連絡がとれなかった場合は、お申込を取り下げさせていただく場合もあります。
  • *お申込の時間等により、仮審査結果および必要書類登録用URLのご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。
  • *審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の口座をお持ちの方に限ります。
  • *スマートフォンをご利用の場合、標準で設定されているブラウザをご使用のうえ、申込をお願いいたします。
  • *インターネットでお申し込みいただく場合は、パソコンもしくは携帯電話のメールアドレスが必要です。メールアドレスをお持ちでない場合は以下の【みずほ銀行カードローン専用ダイヤル】にて電話でのお申込も可能です。
  • *メールアドレスの誤入力等により、仮審査結果のご連絡がメールで届かない場合は、大変お手数ですが以下の【みずほ銀行カードローン専用ダイヤル】までお電話ください。審査結果や必要書類ご登録のご案内、ご契約内容等のご連絡はメールのみとなりますので、メールアドレスの登録内容を必ずご確認ください。
  • *申込に必要な手続きをみずほ銀行からメールでご案内します。みずほ銀行のドメイン(@p.onet.orico.co.jp、@e-mail.mizuhobank.co.jp)からのメールを受信できるよう設定してください。
  • *申込の際にフリーメールアドレスをご登録の場合、昨今、フリーメールサービス提供各社が、迷惑メールに関する対応の厳格化を進めているため、ご連絡メールが届かない可能性がございます。ご留意ください。
  • *カードローン口座開設後、ご契約内容を通知いたします。
  • *お客さまとのお取引の内容、状況等に応じて、過去にご確認させていただいた、お客さまの氏名・住所・生年月日や、お取引の目的等を、再度ご確認させていただく場合がございます。また、その際に各種書面等のご提示をお願いする場合がございます。
    確認にご協力いただけない場合は、カードローンを含めるすべてのお取引が制限される可能性がございますのでご留意ください。
  • *ご利用いただける方:
    ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、安定した収入があり、みずほ銀行指定の保証会社であるオリコまたはアイフルの保証を受けることができる方
  • *「必要書類登録用URL」は、みずほ銀行委託先より送信いたしますのであらかじめご了承ください。
  • *個人番号(マイナンバー)のお届けにご協力をお願いいたします。(任意)
    法令に基づき、口座開設をされるお客さまへ個人番号のお届けをお願いしております。「個人番号(マイナンバー)お届けのお願い」をご確認のうえ、お届けにご協力いただけるお客さまは、「みずほ口座開設&手続きアプリ」にてお手続きをお願いします。
    なお、すでに個人番号をお届けいただいているお客さまは、都度のお届けは不要です。

普通預金口座の開設におけるご注意事項

  • *2021年1月18日 月曜日より、普通預金口座は通帳を発行しない「みずほe-口座」での開設となります。(詳しくはこちら
  • *口座開設後、「キャッシュカード」は「簡易書留」「転送不要」にてお送りします。

お受取に際し、以下の事項にご留意ください

  • *マンションやアパート等の集合住宅にお住まいのお客さまへ

本人確認書類に部屋番号まで記載があることをご確認ください。本人確認書類に部屋番号まで記載がない場合は、記載のある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。

  • *「転居・転送サービス」をご利用中のお客さまへ

「転送不要」の郵便物は、「転居・転送サービス」をご利用中の場合でも配達されません。転居されている場合は、現在お住まいの住所の記載がある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。

  • *表札が出ていない場合、配達されないことがあります。
  • *本人確認書類のお名前にある旧字体・異体字でお申し込みされた場合は、新字体のお名前での口座開設となりますので、あらかじめご了承ください。
  • *本人確認書類はみずほ銀行が申込内容を確認した時点で有効なものに限ります。有効期限等にご注意ください。
  • *年末年始・ゴールデンウィーク等、銀行休業日の関係で通常よりお手続きに日数を要する場合がありますのであらかじめご了承ください。
  • *そのほかにもご利用にあたってのご注意事項があります。お申込の前に必ずご確認ください。

全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センターにおいて、2019年3月29日より「貸付自粛制度」がスタートしました。

詳しくは貸付自粛制度のご案内よりご確認ください。

ギャンブル等依存症に関する注意事項や、対処に困った場合の相談窓口はこちらから

監修者情報

監修者情報

内山貴博(うちやま・たかひろ)

  • ファイナンシャルプランナー

大学卒業後、証券会社で5年半勤務。その後FPとして独立。日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。2018年にはFPの役割について探求した論文を執筆。

他の人が次に読んでいる記事

カードローンは複数申込可能?デメリットと総量規制や審査等の注意点を解説

カードローンは複数申込可能?デメリットと総量規制や審査等の注意点を解説

カードローンの借入残高とは?確認方法や早く残高を減らす方法を解説

カードローンの借入残高とは?確認方法や早く残高を減らす方法を解説

不動産担保ローンのメリット・デメリットとは?利用する際のポイントを解説

不動産担保ローンのメリット・デメリットとは?利用する際のポイントを解説

ページの先頭へ