カードローンを金利年18.0%で借りたときの利息は?計算方法や抑えるコツも紹介
掲載日:2025年2月12日

目次
カードローンで借入をすると、利息がかかります。「金利年18.0%っていくら利息を返済するの?」等、実際にどれだけ利息を返済するかよく分からない方もいるのではないでしょうか。
一般的に「金利」は、1年あたりの利息の割合(年利)を指すため、利息の額は借入日数に応じて日割り計算で求めます。
本記事では、カードローンの金利や利息の仕組み、年18.0%で借り入れしたときの利息の計算方法を解説します。利息を抑えるポイントも紹介するので、ぜひご覧ください。
カードローンの金利・利息とは
カードローンで借入をすると、借りたお金(元金)に加えて利息の返済が必要です。
「利息」は、お金の使用料として貸し手に支払うお金のことで、金利を基に計算します。「金利」は、元金に対する利息の割合を%で表したものです。
金利の単位には「日歩」、「月利」、「年利」がありますが、一般的に金利というと「年利」(1年あたりの利息の割合)を指します。
利息 |
お金の使用料として借り手が貸し手に支払うお金 |
---|---|
金利 |
元金に対する利息の割合 |
カードローンの金利は、法律で定められた上限金利を超えない範囲で各金融機関が設定する仕組みです。
ただし、「○%~○%」というように幅広く設定されており、実際に適用される金利は審査で決まるため、契約者によって異なります。契約の際は、適用される金利を確認したうえで手続きしましょう。
関連記事「カードローンの金利とは?利息との違いや計算方法を分かりやすく解説」
金利と実質年率の違い
「実質年率」とは、利息だけでなく手数料や保証料等の各種費用を含めた実質の金利を指します。
カードローンは、一般的に融資事務手数料や保証料等の費用がかからないため、金利=実質年率と考えて問題ありません。ただし、手数料や保証料を支払う契約の場合は、必ず「実質年率」を確認する必要があります。
なお、保証料とは保証会社を利用する際に発生する費用です。カードローンによっては、保証会社の利用が必要なケースがありますが、一般的に保証料は無料または金利に含まれています。
金利年18.0%で借入をした場合の利息の計算方法
例えば、カードローンを金利年18.0%で借入をした場合の利息は、借入残高と借入日数によって決まります。利息の計算式は以下の通りです。
利息=借入残高×年18.0%÷365日×借入日数
一般的に、カードローンの金利は「年利」で表示されています。年利は1年間(365日)借り入れした場合の金利であるため、実際に返済する利息の額は上記のように日割り計算で求めます。
利息の計算には返済シミュレーションの活用を
カードローンで借りたお金は毎月少額ずつ分割で返済するため、返済のたびに借入残高が変わります。毎月の利息額をご自身で計算して把握するのが難しい場合には、返済シミュレーション機能を活用しましょう。
返済シミュレーションは、各金融機関がウェブサイト上で公開しており、借入金額や金利等を入力するだけで利息の額や返済期間を試算できます。
無理のない範囲で借入をして、計画的に返済するためには、借入前に返済シミュレーションを利用してどれくらい利息がかかるか、いつ返済できるかを把握しておきましょう。
ただし、シミュレーションにおいて算出される結果はあくまでも参考値であり、実際の利息とは異なる場合があります。
カードローンの金利・利息に関する注意点

カードローンの金利や利息は、総返済額に直接関係するため、仕組みを正しく理解しておく必要があります。思ったよりも利息の額が大きくなったり、返済が困難になったりしないために、以下の注意点を押さえておきましょう。
- 金利には決められた上限がある
- 返済に遅れると延滞損害金利率が適用される
金利には決められた上限がある
カードローンの金利は金融機関によって異なりますが、「利息制限法」で定められた上限金利を超えることはありません。
借入金額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 年20.0% |
10万円以上100万円未満 | 年18.0% |
100万円以上 | 年15.0% |
年20.0%を超える金利は、超えた部分が行政処分の対象となります。また、出資法では借入金額に関わらず年20.0%が上限として定められており、これを超えると刑事罰の対象です。
しかし、中には法外な高金利で貸し付ける違法な業者も存在します。
年20.0%を超える金利で貸し付ける業者を利用してしまうと、高額な利息の返済によって返済困難に陥ってしまいます。また、このような違法業者は、脅迫的な態度や言葉で違法な取り立て行為を行う可能性もあり、利用するのは危険です。
借入の際は、法律の上限を超える金利でないかよく確認しましょう。
返済に遅れると延滞損害金利率が適用される
カードローンの返済に遅れると、借入金利に関わらず、延滞損害金利率で算出した延滞損害金も返済しなければなりません。延滞損害金は、返済期日の翌日から延滞した日数に応じて適用されるため、返済が遅れるほど負担額が大きくなります。
延滞損害金利率は、通常の借入金利よりも高く設定されていることが一般的です。こまめに借入状況や返済日を確認する等の対策を行い、返済遅れには十分に注意しましょう。
なお、延滞損害金利率の上限は、利息制限法によって年20.0%と定められています。
カードローンの利息を抑えるコツ
カードローンで借入をする際、借入先の選び方や利用方法を工夫すれば利息を抑えられる可能性があります。以下の3つのポイントを押さえましょう。
- なるべく金利が低いカードローンを選ぶ
- 任意返済を活用する
- 借換を検討する
なるべく金利が低いカードローンを選ぶ
金利が高いほど利息の負担額が大きくなるため、なるべく低金利で借入ができるカードローンを検討しましょう。
カードローンは、提供する金融機関の種類によって「銀行」と「消費者金融」の2種類に大別されます。中でも銀行カードローンは、金利が低い傾向があり、年18.0%よりも低金利で借入ができる可能性があります。
任意返済を活用する
カードローンでは、毎月の決められた約定返済とは別に、追加で返済する「任意返済」が利用できます。
任意返済を行えば借入残高が早く減り、総返済額を抑えることができます。余裕のあるタイミングでこまめに任意返済を行うことが、利息を抑えるポイントです。
ただし、任意返済を行った場合も毎月の返済日に約定返済が必要となるため、無理のない範囲で利用しましょう。
また、返済方法によってはATM利用手数料や振込手数料がかかる場合があります。任意返済は、なるべく手数料の負担額が少ない方法で行いましょう。
借換を検討する
既に金利年18.0%程度でカードローンを利用しており、負担額を抑えたいと感じている場合は、借換を検討することも手段の一つです。
カードローンの借り換えとは、新たにカードローンを契約し、そのお金で元のカードローンを完済することです。
今よりも金利が低いカードローンに借り換えれば、利息の負担額を減らせる可能性があります。また、借入先が変わるため、毎月の返済金額が減ったり、返済の利便性が高くなったりする場合もあります。
ただし、借り換えの際は新たにカードローンに申し込むため、審査が必要です。また、金利が下がっても総返済額が下がらない場合もあるため、注意点も踏まえて検討しましょう。
みずほ銀行カードローンは金利年2.0%~14.0%
みずほ銀行カードローンは、金利年2.0%~14.0%と安心してお借り入れいただけます*1。みずほ銀行で住宅ローンをご利用の方は基準金利より年0.5%引き下げられ、年1.5%~13.5%でお借り入れいただける特典もご用意しています*2。
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- *2本カードローンのご契約店で住宅ローンをご利用いただいている場合に限ります。
- *3みずほマイレージクラブに入会されており、月末時点にカードローンのお借入残高がある場合、翌々月の以下ATMの時間外手数料・利用手数料が無料になります。
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- *4審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の口座をお持ちの方に限ります。
まとめ
カードローンで借り入れすると、借りたお金の使用料として「利息」の返済が必要です。「金利」は利息の割合を%で示したもので、金融機関や契約者によって異なります。
カードローンで無理なく借入をするためには、金利や利息の仕組みを正しく理解することが重要です。借入先の選び方や返済方法を工夫し、利息を抑えて計画的に返済しましょう。
みずほ銀行カードローンは、ウェブサイトに返済金額をイメージいただける3つの返済シミュレーションをご用意しています。お借入の前にぜひご活用ください。
カードローンのお申込は
こちら
-
- *カードローンのお申込に際してはみずほ銀行およびみずほ銀行指定の保証会社である株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)またはアイフル株式会社(以下アイフル)の審査があります。審査の結果によっては、ローンご利用のご希望に沿いかねる、またはご希望のご利用限度額をご選択されていても減額させていただく場合がありますので、ご了承ください。
- *カード種類は「キャッシュカード兼用型」となります。
- *「キャッシュカード兼用型」には自動貸越機能を付加させていただきます。
自動貸越機能についてはこちら - *みずほ銀行、オリコまたはアイフルより申込内容の確認のため、ご入力いただいた電話番号にお電話を差しあげる場合があります。申込時間により、ご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。 なお、ご連絡がとれなかった場合は、お申込を取り下げさせていただく場合もあります。
- *お申込の時間等により、仮審査結果および必要書類登録用URLのご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。
- *審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の口座をお持ちの方に限ります。
- *スマートフォンをご利用の場合、標準で設定されているブラウザをご使用のうえ、申込をお願いいたします。
- *インターネットでお申し込みいただく場合は、パソコンもしくは携帯電話のメールアドレスが必要です。メールアドレスをお持ちでない場合は以下の【みずほ銀行カードローン専用ダイヤル】にて電話でのお申込も可能です。
- *メールアドレスの誤入力等により、仮審査結果のご連絡がメールで届かない場合は、大変お手数ですが以下の【みずほ銀行カードローン専用ダイヤル】までお電話ください。審査結果や必要書類ご登録のご案内、ご契約内容等のご連絡はメールのみとなりますので、メールアドレスの登録内容を必ずご確認ください。
- *申込に必要な手続きをみずほ銀行からメールでご案内します。みずほ銀行のドメイン(@p.onet.orico.co.jp、@e-mail.mizuhobank.co.jp)からのメールを受信できるよう設定してください。
- *申込の際にフリーメールアドレスをご登録の場合、昨今、フリーメールサービス提供各社が、迷惑メールに関する対応の厳格化を進めているため、ご連絡メールが届かない可能性がございます。ご留意ください。
- *カードローン口座開設後、ご契約内容を通知いたします。
- *お客さまとのお取引の内容、状況等に応じて、過去にご確認させていただいた、お客さまの氏名・住所・生年月日や、お取引の目的等を、再度ご確認させていただく場合がございます。また、その際に各種書面等のご提示をお願いする場合がございます。
確認にご協力いただけない場合は、カードローンを含めるすべてのお取引が制限される可能性がございますのでご留意ください。 - *ご利用いただける方:
ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、安定した収入があり、みずほ銀行指定の保証会社であるオリコまたはアイフルの保証を受けることができる方 - *「必要書類登録用URL」は、みずほ銀行委託先より送信いたしますのであらかじめご了承ください。
- *個人番号(マイナンバー)のお届けにご協力をお願いいたします。(任意)
法令に基づき、口座開設をされるお客さまへ個人番号のお届けをお願いしております。「個人番号(マイナンバー)お届けのお願い」をご確認のうえ、お届けにご協力いただけるお客さまは、「みずほ口座開設&手続きアプリ」にてお手続きをお願いします。
なお、すでに個人番号をお届けいただいているお客さまは、都度のお届けは不要です。
普通預金口座の開設におけるご注意事項
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- *口座開設後、「キャッシュカード」は「簡易書留」「転送不要」にてお送りします。
お受取に際し、以下の事項にご留意ください
- *マンションやアパート等の集合住宅にお住まいのお客さまへ
本人確認書類に部屋番号まで記載があることをご確認ください。本人確認書類に部屋番号まで記載がない場合は、記載のある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。
- *「転居・転送サービス」をご利用中のお客さまへ
「転送不要」の郵便物は、「転居・転送サービス」をご利用中の場合でも配達されません。転居されている場合は、現在お住まいの住所の記載がある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。
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- *年末年始・ゴールデンウィーク等、銀行休業日の関係で通常よりお手続きに日数を要する場合がありますのであらかじめご了承ください。
- *そのほかにもご利用にあたってのご注意事項があります。お申込の前に必ずご確認ください。
全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センターにおいて、2019年3月29日より「貸付自粛制度」がスタートしました。
詳しくは貸付自粛制度のご案内よりご確認ください。
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監修者情報

内山貴博(うちやま・たかひろ)
- ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、証券会社で5年半勤務。その後FPとして独立。日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。2018年にはFPの役割について探求した論文を執筆。