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お金がないときはどうする?5つの対処法と注意点を解説

掲載日:2023年12月8日

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お金の問題で悩んだ経験がある方は多いのではないでしょうか。生活の中で、予想外の出費が続き、一時的にお金が足りなくなる場合もあるでしょう。

お金がないときは、足りなくなった原因を明らかにし、状況に合った方法で適切に対処することが重要です。

本記事では、お金がないときの対処法を紹介します。注意点も解説するので、困っている方はぜひご覧ください。

お金がないときはどうすればいい?

お金がないときは、まず現在の収支の状況を把握し、なぜお金が足りなくなったのかを明確にしましょう。

「冠婚葬祭が続き給料日までの生活費が一時的に足りない」、「クレジットカードの利用代金を明日までに支払わなくてはならない」等、選ぶべき対処法は状況によって異なります。

また、常にお金がない状態の方は、本記事で紹介する対処法では乗り切れない可能性があります。支出を把握できていないと収入を上回ってしまうため、家計の見直しが必要です。

再びお金がない状態に陥らないためにも、まずは現状を把握しましょう。次章から、お金がないときの具体的な対処法を紹介します。

お金がないときの対処法①不用品を売る

家庭にある使わなくなった物を捨てる前に、お金に代えられないかを検討しましょう。不用品を売却すれば、少しの手間でお金を工面できる可能性があります。主な方法は以下の通りです。

  • フリマアプリで出品する
  • 買取業者に買い取ってもらう

フリマアプリで出品する

不用品を気軽に売りたいときは、フリマアプリでの出品が便利です。

フリマアプリを利用すれば、スマートフォンで商品の写真を撮影し、アプリ上で商品説明を入力するだけで簡単に不用品を出品できます。商品が売れれば発送手続きは必要ですが、氏名や住所を伏せて匿名配送できる場合もあるため安心です。

また、価格を自分で決められるので、場合によっては買取業者に買い取ってもらうよりも高く売却できる可能性があります。

注意点は、いつ買い手がつくかわからず、売れてからも手もとにお金が入ってくるまで日数がかかる点です。また、売上から販売手数料が差し引かれるため、手数料も考慮して価格を設定する必要があります。

買取業者に買い取ってもらう

お金がすぐに必要な場合や、売りたい不用品が多い場合は、リサイクルショップ等の買取業者に買い取ってもらうと良いでしょう。その場で査定してくれ、すぐに現金が受け取れます。

また、扱っている品目が幅広く、ジャンルが異なる物でもまとめて買い取ってもらえるので便利です。

直接店舗に持ち込むのが難しい場合は宅配買取や出張買取も検討しましょう。ただし、店舗買取と比べて日数がかかります。

買取業者を利用する際の注意点は、自分で価格を決められない点です。買取業者が査定した金額での売却となるので、希望通りの値がつかない場合もあります。

お金がないときの対処法②後払いできるサービスを使う

急な出費や給料日前等で一時的に資金が足りない場合は、後払いのサービスを利用する方法もあります。後払いする主な方法は、以下の通りです。

  • クレジットカードで支払う
  • キャリア決済で支払う
  • 後払いアプリで支払う

クレジットカードで支払う

クレジットカードを利用すれば、手もとに現金がなくても決済が可能です。クレジットカードごとのポイントやマイルも貯められます。

翌月に一括で支払うのが難しい場合は、分割払いやボーナス一括払い、リボ払い等で支払うのも手段の一つです。

クレジットカードの支払方法 内容

一括払い

翌月に一括で支払う方法

分割払い

払回数を指定する方法

ボーナス一括払い

ボーナス時期に一括で支払う方法

リボ払い

毎月の支払額を一定にする方法

クレジットカードによっては、利用時に一括払いを指定していても、後から分割払いに変更できます。

ただし、クレジットカードの分割払い(原則3回以上)やリボ払いの利用には、分割払い手数料・リボ払い手数料がかかります。

キャリア決済で支払う

キャリア決済とは、商品やサービスの代金を携帯電話料金との合算で支払えるサービスです。

キャリア決済を利用すれば、クレジットカードを持っていなくても後払いで支払えます。また、クレジットカードと比べて利用限度額が低い傾向があるため、使いすぎを防止できます。

一方、利用できる通信事業者や店舗・サービスが限られている点に注意が必要です。また、利用限度額は20歳以上の方で最大100,000円/月に設定されるため、まとまったお金が必要な場面では対応できない場合があります。

後払いアプリで支払う

後払いアプリとは、手もとに現金がなくても後払いで商品やサービスを購入できるサービスです。

後払いアプリを利用すれば、クレジットカードを持っていなくても支払えます。翌月の支払期日までに、コンビニ払いや振込、口座振替、ATM等で支払う仕組みです。

また、後払いアプリによっては、満18歳未満でも利用できます。

ただし、後払いアプリの利用限度額は一般的に低めです。また、カードローンの利息やクレジットカードの手数料と比べて手数料が高い傾向があるため、事前によく確認しましょう。

お金がないときの対処法③本業以外でも収入を増やす

本業以外でも収入を増やす

本業以外で働く時間があり、体力的に余裕がある場合は、本業以外でも収入を増やすのも手段の一つです。

厚生労働省による副業の促進や新型コロナウイルス感染症によるリモートワーク普及の影響等で、副業を認める企業が増えています。副業をする際は、事前に勤務先で認められているかどうかを確認しましょう。

  • 単発のアルバイトをする
  • クラウドソーシングサービスで仕事を受注する

単発のアルバイトをする

なるべく早くお金が必要な場合は、即日払いの単発アルバイトをすればその日のうちに給料が受け取れます。

  • 引っ越し作業
  • 仕分け・ラベル貼り
  • イベントスタッフ
  • 電話対応
  • 試験監督等

希望に合う求人があれば、面接・履歴書なしですぐに働ける求人サービスもあるので、本業の隙間時間にも働きやすいでしょう。

ただし、単発のアルバイトは毎回仕事を探して応募しなければならないため、手間がかかります。また、すぐにまとまったお金を得たい場面には適さないでしょう。

クラウドソーシングサービスで仕事を受注する

クラウドソーシングとは、インターネット上で不特定多数の人に業務を発注する業務形態です。

クラウドソーシングサービスで仕事を受注すれば、時間や場所を問わず働けます。本業が終わってからの時間や休日等、空いた時間を活用して収入を得たい方にも適したサービスです。

専門的な仕事だけでなくスキルや経験不問の仕事も募集されているため、受注できるものがないか調べてみましょう。

  • ホームページ制作
  • アプリ開発
  • 動画編集
  • ロゴ作成
  • イラスト作成
  • ライティング
  • データ入力等

一方、雇用契約によらず成果物に対して報酬が支払われる業務形態となるので、収入が安定しにくい傾向があります。また、クラウドソーシングサービスの利用に手数料がかかる点に注意してください。

お金がないときの対処法④公的制度を利用する

お金がなくて困っているとき、要件を満たせば公的制度を利用できる場合があります。利用を検討できる公的制度の例は、以下の通りです。

  • 傷病手当金
  • 失業手当(雇用保険の基本手当)
  • 住宅確保給付金

なお、公的制度は支給までに日数がかかる傾向があります。要件等も細かく決まっているので、事前に確認し、余裕をもって手続きしましょう。

傷病手当金

傷病手当金制度は、健康保険の被保険者が病気やケガで会社を休んだ場合に手当金が支給される制度です。以下4つの要件を満たす場合に手当金を受け取れます。

  • 業務外の事由によるものである
  • 仕事に就けない状態である
  • 4日以上(連続する3日間を含む)仕事に就けなかった
  • 休業した期間に給与の支払いがない

支給期間は、支給開始日から通算1年6ヵ月間、1日あたりの支給額は休業前の給与の3分の2相当です。ただし、給与が一部支給されている場合は、減額して支給されます。

失業手当(雇用保険の基本手当)

会社を辞めて求職している方は、失業手当(雇用保険の基本手当)を受給できる可能性があります。

失業手当とは、離職した方が失業中の生活を心配せず、1日も早く新たな仕事に就くために支給される手当です。

支給日数は90日~360日の間で、年齢や被保険者期間、離職理由等によって決まります。支給額は、離職前の給与の45%~80%相当(上限あり)です。原則として、離職日前2年間に雇用保険の被保険者期間が通算12ヵ月以上ある場合に受給できます。

住宅確保給付金

住宅確保給付金は、離職や休業等で生活に困っている方に対して家賃額を支給する制度です。離職・廃業後2年以内である、または個人都合ではなく給与等を得る機会が離職・廃業と同程度まで減少している等、一定の要件を満たす方のみ利用できます。

要件を満たす場合、原則3ヵ月間(2回まで延長でき最大9ヵ月間)、市区町村ごとに定める額を上限に実際の家賃額が支給されます。

お金がないときの対処法⑤お金を借りる

すぐにお金が必要なときや、本業以外に働く時間が作れないときは、お金を借りる方法も検討しましょう。

  • クレジットカードのキャッシングを利用する
  • カードローンを利用する

クレジットカードのキャッシングを利用する

クレジットカードのキャッシングは、クレジットカードに付帯するキャッシング機能を利用して現金を借りられるサービスです。

キャッシング枠が設定されたクレジットカードを持っている場合、別途手続きなくすぐに借入ができます。利用限度額の範囲で繰り返し借入が可能なので、追加でお金が必要になったときも対応できます。

ただし、カードローンと比べて利用限度額が低い傾向があります。また、キャッシング枠が設定されていない場合やクレジットカードを持っていない場合は、審査が実施されるため、一般的に日数がかかります。

カードローンを利用する

カードローンは、使い道が限定されない個人向けのローンです。クレジットカードのキャッシングと同様に、担保・保証人なしで利用でき、利用限度額の範囲で繰り返しお借入ができます。

お申込からお借入までが比較的早く、急な出費にも対応できます。また、原則として使い道が決まっていないため、様々な資金に充てることができ便利です。

目的が決まっている目的別ローンと比べて金利が高い傾向がある点に注意しましょう。

お金がないときの注意点

お金が足りないときに慌てて対処すると、借りたお金を返せなくなったり、トラブルに巻き込まれたりする可能性があります。お金が足りなくて困っている方は、以下の点に注意してください。

  • お金を借りるときは計画的に
  • 違法業者を利用しない
  • 闇バイトには手を出さない

お金を借りるときは計画的に

お金を借りるときは、事前に返済計画を立てて利用しましょう。

クレジットカードのキャッシングやカードローンは、利用限度額の範囲で繰り返しお借入ができる性質上、借りすぎてしまうリスクがあります。必要以上にお借入をすると、利息額や総返済額が大きくなり、返済できなくなる可能性もあります。

事前に金融機関が提供している返済シミュレーションを利用し、無理なく返済できるかどうかを確認しましょう。また、お借入の目的を明確にし、不必要なお借入をしないようにすることが大切です。

違法業者を利用しない

お金を貸す際は、財務局長または都道府県知事の登録を受けなくてはならないと決まっています。登録を受けていない違法業者からお金を借りてしまうと、法律の上限を超える高い金利で利息を請求される、過剰な取立てに遭う可能性があり危険です。

法律(利息制限法)の上限金利は、以下のように定められています。

借入金額 上限金利

10万円未満

年20.0%

10万円以上 100万円未満

年18.0%

100万円以上

年15.0%

お金がなく困っているときも、「誰でも貸します」「他社で断られた方でもOK」等の甘い言葉に惑わされないよう十分に注意してください。

闇バイトには手を出さない

闇バイトとは、仕事の内容を具体的に明かさず、高額な報酬等で犯罪の実行者を募集するものです。
闇バイトに応募してしまうと、犯罪に加担することになります。やめようと思っても脅され、逮捕されるまでやめられません。
求人を探す際は、「高額報酬」「即日入金」等一見条件の良い求人情報に惑わされないように注意してください。

みずほ銀行カードローンは24時間お申込が可能

みずほ銀行カードローンは、インターネット(パソコンやスマートフォン)から24時間お申込が可能なカードローンです。インターネットからのお申込であれば、最短当日に審査結果を回答します(※1)。来店・郵送不要でお手続きできるので、忙しい方にもご検討いただけます。

金利は年2.0%~14.0%、みずほ銀行で住宅ローンをご契約中の方は、さらに年0.5%引き下げられます。

ご契約後は、ATMやみずほダイレクトから原則24時間お借入が可能です(※2)。

カードローンをご利用の際は、事前に利用限度額や金利等の契約内容をご確認ください。また、過剰なお借入は避け、無理なく返済できる金額でご利用ください。

(※1)審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の口座をお持ちの方に限ります。

(※2)みずほマイレージクラブに入会されており、月末時点にカードローンのご利用残高がある場合、イーネットATMが月3回まで無料です。

まとめ

お金がなくて困っているときは、お金が足りなくなった原因を把握し、状況に応じた方法で対処することが重要です。

少額が必要な場合は、不用品の売却や後払いサービスの利用が検討できます。また、時間的余裕があるなら、単発のアルバイトやクラウドソーシング等で収入を増やすのも手段の一つです。

急ぎでお金が必要なときは、クレジットカードのキャッシングやカードローンの利用も検討しましょう。ただし、お借入の際は事前に返済シミュレーションを行い、計画的にご利用ください。

監修者情報

監修者情報

内山貴博
(うちやま・たかひろ)

大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。

大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。

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