ナンバーレスのクレジットカードとは?メリットやデメリットを解説
公開日:2026年8月3日
目次
- *本記事は、株式会社みずほ銀行が提供しています。
- *記事の制作にあたっては、外部の協力会社に一部業務を委託しています。監修者は、情報の正確性・公平性の観点から監修を行っており、特定の商品やサービスをおすすめするものではありません。
ナンバーレスのクレジットカードとは、券面にカード番号が印字されていないクレジットカードのことで、ナンバーレスカードとも呼ばれます。
ナンバーレスカードは近年発行が増えているため、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。カード会社によっては、更新時にナンバーレスカードが送付されるケースもあります。
本記事では、ナンバーレスカードのメリットやデメリットを紹介します。カード番号の確認方法や使い方も紹介するので、ぜひご覧ください。
「ナンバーレスカード」とは券面に番号のないクレジットカードのこと
ナンバーレスカードとは、カードの券面(表面・裏面)にカード番号が印字されていないクレジットカードのことです。セキュリティコードも記載されていないことが一般的です。
ナンバーレスカードの券面に記載されている情報はクレジットカードによって異なるため、使用前に確認しておきましょう。
例えば、表面に情報が一切記載されておらず、裏面に有効期限と名義のみが印字されているカードがあります。また、表面には名義のみ、裏面には有効期限とセキュリティコードが記載されているカードもあります。
また、裏面にカード番号が印字されている「表面のみナンバーレスのカード」もあります。いずれも券面に記載されているカード情報が少ないため、シンプルな見た目である点は共通です。
クレジットカード番号を確認する方法
店舗でショッピングをするときやATMでキャッシングをするときには、原則としてカード番号は必要ありません。クレジットカードを端末に差し込む、またはタッチする等して、暗証番号を入力すればショッピングやキャッシングができます。
しかし、ネットショッピングをするときや口座引き落としの手続きをするとき等には、カード番号が必要です。ナンバーレスカードでは、クレジットカード会員専用のアプリやウェブサイトの会員ページ等でカード番号や有効期限、セキュリティコードを確認しましょう。
なお、表面ではなく裏面にクレジットカード番号やセキュリティコードが記載されているクレジットカードは、裏面でカード情報を確認しましょう。不明な情報がある場合は、会員専用アプリやお問い合わせダイヤル等で確認しておきましょう。
ナンバーレスカードを利用するメリット
クレジットカード番号やセキュリティコードが券面に記載されていないナンバーレスカードの利用には、次のメリットがあります。
- クレジットカード情報を盗み見されにくい
- 最短当日で発行される場合もある
- 洗練されたデザインのクレジットカードが多い
それぞれのメリットを見ていきましょう。
クレジットカード情報が盗み見されにくい
表面に情報が記載されていなければ、クレジットカードで決済するときも周囲からカード情報を見られにくくなります。裏面を見せないように使用すれば、大切なカード情報を守れるでしょう。
また、両面にクレジットカード情報が記載されていないカードなら、店員に渡したときや紛失時でも、情報が第三者に見られるリスクを抑えやすくなります。カード情報の流出が気になる場合は、選択肢の一つとしてナンバーレスカードを検討しましょう。
最短当日で発行される場合もある
ナンバーレスカードの中には、アプリ上でクレジットカード情報が発行されるタイプ(カードレスタイプ)もあります。なお、完全カードレスタイプはプラスチック等でできた実体カードは発行されません。一方で、完全なカードレスタイプでない場合は、アプリでの発行に加えてカード本体が後日送付されます。
アプリタイプのナンバーレスカードは、お申し込みの当日にアプリ上に発行され、すぐに利用できることもあります。すぐに利用したい場合は、アプリ上での発行が可能か確認しておきましょう。
洗練されたデザインのクレジットカードが多い
ナンバーレスカードは券面に記載する情報が少ないため、シンプルかつ洗練されたデザインにしやすい傾向があります。スタイリッシュなクレジットカードを探している方は、ナンバーレスカードにも注目すると良いでしょう。
一方で、広いスペースをいかして、デコラティブなデザインに仕上げたカードもあります。デザインにこだわる場合も、ナンバーレスカードは一つの選択肢として検討できるでしょう。
カードレス決済に対応していることがある
ナンバーレスカードの中には、比較的新しいサービスとして提供されているものもあり、最新の決済機能に対応している場合があります。例えば、スマートフォンにクレジットカード情報を登録し、端末をかざすだけで決済できる「カードレス決済」に対応したナンバーレスカードもあります。
カードレス決済に対応していれば、クレジットカードを持ち歩かなくても決済が可能です。スマートフォンを厳重に管理する必要はありますが、クレジットカード自体の紛失や盗難のリスクを軽減できる点はメリットです。
ナンバーレスカードのデメリット
ナンバーレスのクレジットカードには、次のデメリットがあります。
- インターネットが利用できない環境ではカード番号を確認できないことがある
- スマートフォンのセキュリティ状態に依存することがある
具体的にどのようなデメリットなのか、詳しく見ていきましょう。
インターネットが利用できない環境ではカード番号を確認できないことがある
表面のみナンバーレスのクレジットカードなら、裏面でカード番号を確認できます。しかし、両面にカード番号が記載されていない場合は、会員専用アプリでの確認が必要です。
会員専用アプリはインターネット接続が必要な場合が多く、利用できない環境ではカード番号やセキュリティコード等の情報を確認できない可能性があります。また、インターネットが利用できる環境でも、通信が不安定な場合やスマートフォンやアプリに不具合がある場合は、カード情報を確認できないことがあります。
スマートフォンのセキュリティ状態に依存することがある
ナンバーレスカードでカードレス決済を利用する場合、スマートフォンにクレジットカード情報の登録が必要です。カード本体がなくても決済できる点はメリットですが、スマートフォンのセキュリティに依存するため、慎重な管理が求められます。
例えば、ロックをかけていない場合やスマートフォンを紛失した場合には、クレジットカード情報が危険にさらされる可能性があります。端末には必ずパスコードや生体認証(指紋・顔認証)を設定し、OSやアプリを常に最新の状態に保つことで、万が一の場合でも不正利用を防げるようにしておきましょう。
また、紛失時に備えて「遠隔ロック」や「データ消去(リモートワイプ)」機能等のセキュリティ機能を有効にしておくことも大切です。カード会社やスマートフォンの設定によって利用できるセキュリティ機能は異なるため、利用前に確認し、必要に応じて有効化しておきましょう。
ナンバーレスカードの使い方
ナンバーレスカードの一般的な使い方を紹介します。
なお、アプリ上で利用するカードレスタイプや、スマートフォンで支払うカードレス決済では、それぞれ利用方法が異なります。スムーズな利用のためにも、各クレジットカードの公式ウェブサイト等で確認しておきましょう。
店舗で利用する場合
利用するカードの国際ブランドの加盟店であることを確認したうえで、店員に「クレジットカード払いで」と伝えましょう。その際、店員から支払回数を尋ねられることもあります。
次に決済情報を確認しましょう。金額や支払回数等に間違いがない場合は、クレジットカードを店員に渡すか、決済端末に差し込む、もしくはかざして支払いを行います。
ネットショッピングで利用する場合
ネットショッピングでは、まず決済方法として「クレジットカード決済」に対応しているか確認しましょう。
クレジットカード決済に対応している場合は、カード番号や有効期限、セキュリティコード、名義人等の情報を入力します。情報の一部あるいは全部がクレジットカードの券面に印字されていない場合は、会員専用アプリで確認しながら正確に入力しましょう。
ナンバーレスカードに関するよくある質問
ナンバーレスカードには、通常のクレジットカードにはない特徴が多数あるため、利用の際に戸惑うこともあるかもしれません。よくある質問とその答えを紹介するので、ぜひ疑問解消に役立ててください。
ナンバーレスカードで決済できないケースとは?
次のようなケースでは、ナンバーレスカードで決済できません。
- クレジットカード決済に対応していない店舗やネットショップ
- カード券面に記載されている国際ブランドに対応していない店舗やネットショップ
ナンバーレスカードは通常のクレジットカードと同様に、クレジットカード決済に対応し、カード券面に記載された国際ブランドの加盟店であれば問題なく利用できます。
ただし、店舗の端末や運用によってはナンバーレスカードでの利用に対応していない場合がまれにあるため、注意が必要です。店員に利用できないと告げられた場合は、別のクレジットカードを提示するか、異なる決済方法を利用しましょう。
ナンバーレスカードを紛失した場合のリスクは?
両面にカード情報が記載されていないナンバーレスカードなら、カード番号やセキュリティコード等の情報が、一般的なカードと比べて流出しにくいと考えられます。しかし、不正利用されるリスクはあるため、すぐにクレジットカード会社に連絡し、利用を停止する必要があります。
裏面にカード情報が記載されている、表面にカード番号がないタイプのナンバーレスカードも同様です。紛失時には不正利用のリスクがあるため、速やかにクレジットカード会社に連絡し、利用を停止しましょう。
カード情報の管理にも配慮した「みずほ楽天カード」
みずほ銀行では、「みずほ楽天カード」というクレジットカードを取り扱っています。
クレジットカードを安全に利用するためには、セキュリティ対策や、紛失や盗難、不正利用に関する補償の有無と内容を、事前に確認しておくことが大切です。
みずほ楽天カードは、年会費永年無料で利用できるクレジットカードであり、万が一のトラブルに備えた補償や各種サービスがそろっています。
補償の内容や適用条件はカードごとに異なるため、詳細についてはみずほ銀行のウェブサイトをご確認ください。
まとめ
ナンバーレスカードは券面に記載されているカード情報が少なく、セキュリティ面で優れています。しかし、両面にカード番号やセキュリティコード等の情報が印字されていない場合は、適宜スマートフォンで確認する必要があります。
ネットショッピングを頻繁に利用する方は、カード番号やセキュリティコード等のカード情報を使用する機会も多いでしょう。決済ごとに会員専用アプリを開く手間が気になる場合は、裏面にクレジットカード番号やセキュリティコードが印字されているカードも検討すると良いでしょう。
監修者情報
内山貴博(うちやま たかひろ)
- 1級FP技能士・CFP
大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。