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クレジットカードの3Dセキュアとは?決済方法、導入のメリットや注意点を解説

公開日:2026年6月12日

クレジットカードの3Dセキュアとは?決済方法、導入のメリットや注意点を解説
  • *本記事は、株式会社みずほ銀行が提供しています。
  • *記事の制作にあたっては、外部の協力会社に一部業務を委託しています。監修者は、情報の正確性・公平性の観点から監修を行っており、特定の商品やサービスをおすすめするものではありません。

クレジットカードの3Dセキュアとは、不正利用防止を目的とした本人認証サービスです。あらかじめ設定したパスワードやワンタイムパスワード等で利用者の本人認証を行い、オンライン決済の安全性を高めます。クレジットカードのセキュリティ機能の一つとして、ネットショッピングでは今後さらに重要になると考えられています。

なお、経済産業省は「本人認証サービスが設定されていないクレジットカードは、ECサイト等で使えなくなる場合があります」と注意喚起しています。

本記事では、3Dセキュアの仕組みや必要性、決済方法、導入のメリットや注意点を解説します。

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クレジットカードの3Dセキュアとは?

3Dセキュアとは、クレジットカード決済時に行う本人認証サービスです。特にネットショッピングでの決済時に、第三者による不正利用を防止するセキュリティ機能の一つとして位置付けられています。

カード番号等の情報だけで決済できる場面がある一方で、その情報が盗まれると「本人になりすまされる」リスクがあります。そこで、追加の本人確認を挟む仕組みが3Dセキュアです。

一般社団法人日本クレジット協会によると、2024年のクレジットカード不正利用被害額は555億円で、そのうち9割以上が第三者によるカード番号盗用とされています。こうした背景から、3Dセキュアの導入により、インターネットを介したクレジットカードの不正利用を抑制できると期待されています。

クレジットカードの3Dセキュアの「1.0」と「2.0」の違い

ネットショッピングでクレジットカード決済をする際は、カード番号や有効期限等を入力して支払うのが一般的です。しかしこの方法では、カード番号を入手した他人が本人になりすまして不正利用するリスクがあります。そこで用いられるのが3Dセキュアで、運用方式には「1.0」と「2.0」があります。

3Dセキュア1.0は、パスワード等による追加認証を行い、オンライン決済で第三者の利用を防ぐ仕組みです。一方で、毎回認証を受けるため利用者の負担が増えること、スマートフォンアプリでは使えないこと、オンライン決済以外に対応できないこと等の課題がありました。

これに対して3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)は、不正利用のリスクに応じてカード会社が判断する「リスクベース認証」を採用しています。1.0の課題を改善している点が特徴で、低リスクと判断された場合は追加認証が発生せず、利用者は負担を増やさずに決済できることがあります。さらにEMV 3-Dセキュアは複数のバージョンがあり、スマートフォンアプリ等にも対応しています。

クレジットカードの国際ブランドによる3Dセキュアの違い

クレジットカードの3Dセキュアは、「3Dセキュア2.0」や「EMV 3-Dセキュア」といった名称でも知られています。ただし、Visaのようにクレジットカードに決済システムを提供する国際ブランドごとに呼び名が異なる点は押さえておきましょう。

以下は、参考資料に掲載されている国際ブランドごとの呼称の違いです。呼び名は異なっても、本人認証サービスという役割は共通です。

国際ブランド 3-Dセキュアのサービス名称(呼び名)

Visa

Visa Secure

Mastercard

Mastercard ID Check

JCB

J/Secure

American Express

American Express SafeKey

Diners Club

ProtectBuy

Discover

ProtectBuy

クレジットカードの3Dセキュアは必須の流れ

3Dセキュアは、EC加盟店において導入が強く求められてきました。クレジットカード業界方針では、2025年3月末までに原則すべてのEC加盟店でEMV 3-Dセキュアの導入を進める方針が示されています。

その流れを受け、現在では、3Dセキュア2.0を利用しない場合の不正利用に対するライアビリティ(債務責任)は、原則としてカード会社ではなく加盟店の負担とされます。不正利用による負担を避けるために3Dセキュア2.0を導入する加盟店は増えており、今後も普及が進むと考えられます。

3Dセキュアを使ったクレジットカードの決済方法

3Dセキュアを使ったクレジットカードの決済方法

3Dセキュア2.0は、ネットショッピングを中心に普及が進んでいます。ここでは、実際の決済でどのように利用されるのか、一般的な手順を4つのステップで紹介します。

①クレジットカードの3Dセキュア利用に必要な手続きを行う

3Dセキュアに対応するクレジットカードをお持ちの場合は、カード会社ごとに定められた利用手続を行います。会員専用のウェブサイトで事前登録を行い、認証方法を選ぶといった流れが代表例です。

最近は、会員専用WEBサービスに登録することで本人認証サービスが自動的に有効化され、追加手続が不要なカードもあります。実際に利用するカードの条件や手順はカード会社により異なるため、公式案内で確認することが重要です。

②ネットショッピング等の決済でクレジットカードの情報を入力する

次に、ネットショッピングで3Dセキュアに対応した決済画面に進みます。画面の案内に沿って、カード番号や有効期限等の情報を入力します。ここまでは通常のオンライン決済と同様の操作です。

③クレジットカード会社が不正利用のリスクを判断する

カード情報等の決済情報を基に、クレジットカード会社がリスクベース認証を行います。不正利用の可能性を評価し、追加の本人確認が必要かどうかを判断する仕組みです。

不正利用のリスクが低いと判断された場合は、3Dセキュアによる追加認証なしで決済が完了します。一方で、リスクが高いと判断されると、3Dセキュアによる本人認証画面が表示されます。

④ワンタイムパスワード等によって本人認証を行う

不正利用のリスクが高いと判断されると、本人確認画面が表示されます。表示後は、あらかじめ設定された認証方法に従って本人認証を行います。

認証方法としては、ワンタイムパスワードや生体認証、QRコード*スキャン等があります。本人認証に成功すると、決済が完了します。

  • *QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。

クレジットカードで3Dセキュアを利用する際の注意点

3Dセキュアは便利な本人認証サービスですが、利用時に気を付けたいポイントもあります。ここでは、クレジットカードで3Dセキュアを利用する際の注意点を紹介します。

3Dセキュアが未設定だと利用できない場合がある

3Dセキュアに対応するクレジットカードでも、未設定のままでは機能を利用できない場合があります。本人認証サービスの登録や有効化が済んでいないと、対応カードを持っていても決済時に認証を進められないケースがあるためです。

設定方法が分からない場合には、クレジットカード会社へ問い合わせるか、会員向けWEBサイトで「本人認証サービス」等のキーワードで検索してみると良いでしょう。カード会社ごとに手順が異なるため、公式の案内やFAQを確認しながら進めるのが確実です。

決済時に3Dセキュアの認証コードが届かない場合がある

3Dセキュア2.0では、低リスクと判断された場合、追加認証は生じません。そのため、クレジットカード決済のたびに必ず本人認証が必要なわけではなく、「認証コードが届かない」ように見えても、そもそも追加認証が不要なケースがあります。

一方で、追加認証が必要にもかかわらず、認証コードが届かないケースもあります。原因としては、登録アドレスの誤りや迷惑メールフォルダへの自動振り分け、通信環境の悪化やネットワーク障害によって、Eメールを受信できないこと等が挙げられます。

3Dセキュアの認証コードを打ち間違える

3Dセキュアの認証画面で認証コードを正しく入力しなければ、本人認証に失敗し、決済が完了しません。入力時は、打ち間違いがないよう注意しましょう。

認証コードがワンタイムパスワードの場合、一定時間のみ有効で、原則として1回限りの利用となります。入力を何度も間違えると、不正利用を疑われてロックがかかり、決済できなくなることもあります。

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万が一の不正利用に備えるなら「みずほ楽天カード」がおすすめ

みずほ銀行では、「みずほ楽天カード」というクレジットカードを取り扱っています。

クレジットカードを安全に利用するためには、セキュリティ対策や、紛失や盗難、不正利用に関する補償の有無と内容を、事前に確認しておくことが大切です。

みずほ楽天カードは、年会費永年無料で利用できるクレジットカードであり、万が一のトラブルに備えた補償や各種サービスがそろっています。

補償の内容や適用条件はカードごとに異なるため、詳細についてはみずほ銀行のウェブサイトをご確認ください。

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まとめ

クレジットカードの3Dセキュアは、オンラインショッピングの決済時に行われる本人認証サービスです。不正利用のリスクを抑えて、クレジットカード決済の安全性を高める目的で利用されるセキュリティ機能といえます。

現在は、リスクベース認証を採用した3Dセキュア2.0の普及が進んでおり、カード会社がリスクが高いと判断した場合にワンタイムパスワード等で追加認証が行われます。カード会社により異なりますが、事前に設定しないと使えないこともあるため、対応するクレジットカードをお持ちの場合は設定を確認しておくと安心です。

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監修者情報

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内山貴博(うちやま たかひろ)

  • 1級FP技能士・CFP

大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。

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