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住宅ローンの契約に火災保険は必須?保険料の相場や選び方のポイント

掲載日:2022年8月30日

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マイホーム生活を安心、安全に、そして心豊かに満喫するためには「万が一への備え」が欠かせません。家族の病気やケガはもちろんですが、火事や自然災害への備えも必須。人生における大きなライフイベント、マイホーム購入のタイミングでしっかりと検討し、ライフプランと合わせて考えることが大切です。そこで今回は、住宅ローンとセットで考えるべき「火災保険」をクローズアップ。保険料の相場、選び方のポイントをまとめてみました。

1. 住宅ローンを組むときに覚えておきたい火災保険の基礎知識

住宅ローンの契約に伴って加入を求められるものの一つが火災保険です。住宅ローンを組む際に欠かせない、火災保険の検討にあたって必要な基礎知識を学んでいきましょう。

住宅ローンを組むときは火災保険への加入が必須?

金融機関で住宅ローンを契約する際、火災保険への加入を必須にしているところがほとんどです。ただ、金融機関が勧める火災保険に加入しなければならないわけではありません。住宅ローン契約に伴って契約する場合でも、加入する保険会社、プランは自分で選択できます。各社の火災保険を検討し、見比べてより適したものを選ぶことが大切です。

住宅ローンを組むときに火災保険への加入が必要な理由

そもそも、住宅ローンを組む際に火災保険の加入が必要なのはなぜでしょうか。それは、住宅ローンの返済は長期に渡るため、返済途中で火事に見舞われた場合、自宅に住めなくなるだけではなく、住宅ローンの返済義務だけが残ることになりかねません。残ったローンを返済しつつ、新しい住まいや家財を準備するのは容易なことではないでしょう。このように、火災によって生活が困窮してしまうリスクを防止するため、火災保険の用意が必要になるのです。

火災保険の補償内容は?

住宅ローンに対応した火災保険の場合、多くは「建物の評価額以上の補償があること」が条件とされています。補償の対象は基本的に建物のみで、家具や車といった家財は補償の対象外になります。これらも補償の対象にしたい場合は、保険料を増額する必要があります。

火災保険はいつまでに加入すれば良い?

住宅ローンの契約に伴った火災保険の場合、補償開始日は住宅の引き渡し日に調整することになります。そのため、申込時は、住宅の引き渡し日に間に合うように考えなければなりません。目安は引き渡し日の2週間前になりますが、保険会社やプラン、補償はじっくりと検討しておくべきでしょう。精査の時間を考慮して、ゆとりを持ったプランニングが大切です。火災保険の比較検討は、引き渡し日の2ヵ月ほど前から着手しておくのが良いでしょう。

火災保険の保険料の相場は?

火災保険の保険料は居住エリアや、戸建てやマンションといった建物のタイプ、補償範囲などの条件によってケースバイケースです。一般的に、火災保険の保険料の相場は年間5万円前後とされています。保険契約期間は1年から最長10年間まで選ぶことができますが、5年から10年といった長期になるほど割引が適用され、総支払額が抑えられます。保険会社の見積もりシミュレーターを活用することで、条件に合わせて火災保険の見積もりができます。ぜひ活用してみましょう。

2. 住宅ローンの契約時に火災保険を選ぶときのポイント

住宅ローンと火災保険の契約は、それぞれ単独で契約を結ぶもの。火災保険は多くの商品があり、補償内容や特徴を比較検討しながら選ぶことが大切です。

保険会社や補償内容は自分で選択する

住宅ローンを契約する際、金融機関が火災保険を提案してくれる場合もあります。しかし、必ずしも提案された保険に加入する必要はありません。いざというときに大切なマイホームを守る保険ですから、保険会社や補償内容、特徴をしっかりと把握して選択していきましょう。契約者、そして家庭の状況に適した保険を選ぶことで保険金額を抑えられるのがメリットです。

地震保険への加入も検討する

火災保険は「地震によって起こった被害、火災も補償される」と誤解されていることもありますが、実は違います。火災保険は地震や噴火・津波が原因で火災などの被害が起こった場合、または盗難などは基本的に補償の対象外になるのが注意点です。地震などに備えておきたい場合、火災保険とセットで地震保険への加入を検討しましょう。

複数の会社に相見積もりをして比較する

火災保険は多くの種類があるため、自分で比較検討するのは大変に思われるかもしれません。しかし、補償の内容は様々ですから、自分の家庭、マイホームの建物に合った火災保険を選ぶことが重要です。いくつかの保険会社に見積もりを出してもらい、自分に合った火災保険を選択し、加入するのがベストです。

事前に専門家へ相談する

ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することで、より最適な火災保険を選ぶこともできます。専門家に相談するコスト、時間が取れない場合は、ウェブサイト上から簡易的なシミュレーションを行うのもおすすめです。充実の補償、手頃な保険料など、重要視するポイントを決め、試算してみましょう。見積もりから申込までネットで完結できるものもあります。

3. 火災保険料を抑える3つのコツ

補償内容はしっかり見極めたいけど、保険料はなるべく安く抑えたい。そう考えている方も多いでしょう。ここでは保険料を節約するためのコツを伝授します。

不要な補償は外す

必要のない補償を外すことで、保険料を割安にできます。もちろん、これは住居のリスクを把握してからでなければなりません。例えば、川や海が近くになかったり、マンションの上階に住んでいたりする場合、水災のリスクはほぼありません。この場合、水災の補償を外すことが視野に入ります。落雷は火災保険の基本補償に含まれますが、雪災や風災、水漏れ、水濡れなどは必要に応じて補償を検討しましょう。被害が大きなものになる台風も水災、風災などの補償で備えられます。また、家財補償など預貯金でまかなえる損害は、保険の補償を考えないという選択もあります。

免責金額を設定する

火災保険の免責金額とは、災害や事故などで保険の請求をする際の自己負担金のことです。例えば、「免責10万円」設定の場合、保険を使用すると10万円の自己負担金が発生します。この場合、窓ガラスが割れた程度であれば、保険を請求せずに自分で業者に依頼したほうが安いという状況になります。ちょっとした修理をいとわなければ、免責金額の設定で保険料は安く抑えられます。

契約期間や支払方法による割引を利用する

「新築割引」や「築浅割引」「オール電化住宅割引」など、火災保険には様々な住宅で適用される割引制度があります。保険期間による割引もあり、引受保険会社によって割引率もそれぞれバリエーションがあります。所定の条件を満たせば適用できるので、様々な商品の割引制度をリサーチし、自分にとって最適な割引制度をチェックしてみましょう。

4. 住宅ローンと切っても切れない火災保険の選び方

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ここまで解説してきた通り、補償内容や割引制度などの特典は様々ですから、複数の保険会社から見積もりを取り、最適な商品を比較検討するというプロセスは欠かせません。

ただ、多くの金融機関は住宅ローンの利用者に対してローン専用の火災保険を設けています。その火災保険に加入した場合、割引制度によって保険料が安くなるといった特典があるところが多くなっています。また、住宅ローン手続きとセットで火災保険の申込がワンストップで行えるため、時間と手間をカットできるのもメリットです。多くの商品を精査しつつ、まずは住宅ローンとセットにした観点で選択していきましょう。

いろいろなコストが抑えられるみずほ銀行の住宅ローン

みずほ銀行の住宅ローンは、ローンに関連した様々なコストが抑えられるのがメリットです。例えば、「一部繰上返済手数料が0円」なので、家計に余裕がある場合は手数料を気にせずに繰り上げ返済ができます。また、基本プランなら「団体信用生命保険が無料で加入」できますし、「保証料を前払いするか金利上乗せするか選べる」のも魅力。ぜひ問い合わせてみてください。

佐々木 正孝

佐々木 正孝
(ささき まさたか)

編集/ライター。キッズファクトリー代表。教育・ビジネス系の記事を執筆しつつ、児童書の編集やマンガ原作も手がける。

編集/ライター。キッズファクトリー代表。教育・ビジネス系の記事を執筆しつつ、児童書の編集やマンガ原作も手がける。

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