ページの先頭です
メニュー

メニュー

閉じる
本文の先頭です

消費者金融とは?初めての方が知っておきたいメリット・デメリット、利用の流れ

掲載日:2025年10月16日

消費者金融とは?初めての方が知っておきたいメリット・デメリット、利用の流れ

消費者金融とは聞いたことがあっても、どのような事業者なのかよく知らない方も多いのではないでしょうか。また、生活費や急な出費の借入先を検討している方なら、銀行と消費者金融をどのように使い分けるのか気になっているかもしれません。

本記事では消費者金融とは何か、銀行や信用金庫、信販会社等の他の事業者とは何が異なるのか解説します。また、消費者金融が提供しているサービスのうち、「カードローン」がよく知られていますが、メリットやデメリット、利用までの流れについても紹介します。

消費者金融とは?

消費者金融とは、主に個人向けの貸付を行う事業者を指します。貸金業法に則り業務を行う「貸金業者」の一つです。

消費者金融は、かつては「夫が会社員でお小遣い制・妻が専業主婦」といった家庭の夫を対象としていたため、「サラリーマン金融(サラ金)」と呼ばれていました。また、中小規模の消費者金融は、「街金」と呼ばれていました。

個人向けに貸付を行う事業者は他にもたくさんあり、それぞれ以下のような違いがあります。

銀行・信用金庫との違い

消費者金融と銀行、信用金庫では適用される法律が異なります。消費者金融は貸金業法、銀行は銀行法、信用金庫は信用金庫法にのっとって業務を遂行しています。また、消費者金融は貸付業務を行う事業者ですが、銀行や信用金庫は貸付業務以外にも預金業務を実施している点も大きな違いです。

消費者金融は事業者への融資に対応していることもありますが、基本的には消費者、つまり個人への融資に特化しています。一方、銀行は個人・法人問わず幅広い金融サービスを提供する金融機関、信用金庫は地域の中小企業や住民との相互扶助を目的とした金融機関である点も異なります。

クレジットカード会社・信販会社との違い

貸金業法に基づいて、消費者や事業者の資金需要に応える事業者全体を「貸金業者」と総称します。クレジットカード会社や信販会社は、事業内容に融資(キャッシング枠など)を含む場合、消費者金融と同じく貸金業者に該当します。

消費者金融は、主に個人向けのカードローン等の無担保融資をメインとする事業者ですが、クレジットカード会社や信販会社はショッピング機能や代金立替をメインとする事業者である点が異なります。

クレジットカード会社や信販会社は、どちらも代金立替を主な業務としていますが、一般的には、クレジットカードの発行を主業務とする事業者が「クレジットカード会社」、商品の分割払い(信用購入あっせん)を主業務とする事業者が「信販会社」として認識されています。

闇金との違い

貸金業登録をせずに貸金業を営む業者、あるいは違法な金利で貸付を実施する業者を「闇金(やみきん)」や「ヤミ金融」と呼ぶことがあります。闇金・ヤミ金融は、利用してしまうと、トラブルに巻き込まれたり、意図せず犯罪に加担してしまったりする恐れがあるため、関わらないことが大切です。
例えば、次のような取引は、闇金が関わっていることもあるため避けましょう。

注意したい取引

個人間融資

SNS等で無登録の個人が貸付を行う仕組み

後払い現金化(つけ払い現金化)

商品を後払いで購入し、商品代金以上の金銭を受け取る仕組み

先払い買取現金化

手持ちの商品を売却する前提で、事前に金銭を受け取る仕組み

個人間融資

SNS等で無登録の個人が貸付を行う仕組み

後払い現金化(つけ払い現金化)

商品を後払いで購入し、商品代金以上の金銭を受け取る仕組み

先払い買取現金化

手持ちの商品を売却する前提で、事前に金銭を受け取る仕組み

参考:政府広報オンライン「新たな手口のヤミ金融に注意!「#個人間融資」「後払い(ツケ払い)現金化」「先払い買取現金化」」

消費者金融を利用してお金を借りるメリット

消費者金融を利用してお金を借りるメリット

消費者金融は、貸金業登録をして主に個人に向けた貸付を実施する正規業者です。消費者金融の貸付としては、カードローンがよく知られています。消費者金融カードローンを利用するメリットを見ていきましょう。

比較的短時間で融資を受けられる

カードローンは申込から借入までが比較的短時間で進む点が特徴のローンですが、その中でも消費者金融カードローンは、特に時短にこだわる傾向が見られます。申し込んだその日に「即日融資」を受けられることもあり、中には数十分で借り入れできることもあります。

お金を借りる方法・返済する方法が多様な傾向にある

消費者金融カードローンは、消費者が利用しやすいように工夫されているローンです。例えば、振込や専用アプリ、コンビニのATM等の様々な方法で借入や返済ができるカードローンもあります。

少額融資に対応している

消費者金融カードローンは比較的少額の融資にも対応しています。例えば、利用限度額の下限が1万円程度であったり、ATMでは千円単位で選択できたりと、必要な金額だけ借り入れできるよう工夫されています。

消費者金融を利用してお金を借りるデメリット

メリットの多い消費者金融のカードローンですが、いくつか注意したい点もあります。一般的にデメリットになり得る点を紹介します。

銀行と比較すると金利が高い傾向にある

銀行系カードローンと比べると、消費者金融のカードローンは金利が高めの傾向にあります。銀行系カードローンの上限金利は年15.0%程度であるのに対し、消費者金融の上限金利は年18.0%程度が一般的です。

適用金利が高いと、同じ期間に同じ金額を借りても利息が高額になります。特に多額を借りる方や借入期間が長引きそうな方は、金利にこだわってカードローンを選ぶようにしましょう。

利用者本人に収入がないときは申し込めない

消費者金融カードローンは、原則として利用者本人に「安定かつ継続した収入があること」が申込条件となります。銀行系カードローンも基本的に利用者本人に収入がないと申し込めませんが、一部のカードローンでは、配偶者の同意を得れば、本人に収入のない専業主婦・主夫も申し込めることがあります。

原則として年収の3分の1を超える金額は借り入れできない

貸金業法では総量規制と呼ばれるルールが定められています。総量規制とは、貸付額を年収の3分の1を超えないように定められた制度のことです。そのため、消費者金融カードローンでは、原則として年収の3分の1を超える金額を借りることはできません。

なお、貸金業法は貸金業者に適用される法律のため、銀行等の貸金業者以外の貸付には適用されません。銀行では銀行法と各行の審査基準に基づいた貸付を実施しています。

ただし、銀行でも、年収に配慮しない貸付を実施しているわけではありません。原則として総量規制に準じた制限を実施しているため、利用者が無理なく返済できる程度の利用限度額に設定するように工夫されています。

消費者金融で初めてお金を借りるときの流れ

消費者金融カードローンで初めてお金を借りるときは、次の流れに沿って手続きを進めていきます。

  1. 1.お申込
  2. 2.審査
  3. 3.ご契約

なお、銀行系カードローンの場合、もともとみずほ銀行の預金口座をお持ちであれば、お手持ちのキャッシュカードで借り入れできることがあります。一方、預金業務を行わない消費者金融では、ご契約後に専用のローンカードを受け取ってから借入となる点に注意が必要です。

1.お申込

カードローン会社にもよりますが、インターネットや電話、自動契約機等でお申し込みできます。

お申込後、本人確認書類等の書類提出が必要です。なお、インターネットで申し込む場合、書類提出もオンラインで実施できることがあり、契約までの時間が短くできる傾向にあります。

2.審査

書類提出が終わると、審査が始まります。審査の際に確認事項が生じたときは、カードローン会社から電話等で問い合わせを受けるかもしれません。

審査が完了すると、審査結果の通知を受けます。Eメールや電話で連絡されることが一般的なため、なるべく早く契約に進みたい方は、こまめにEメールや着信履歴を確認しましょう。自動契約機で申し込む場合は、審査結果が自動契約機の画面に表示される等、その場で審査結果が分かることが一般的です。

3.ご契約

審査に通過した場合は、利用限度額や適用金利等の契約内容が提示されます。契約内容に問題がなければ、ご契約に進みましょう。インターネットで申し込んだ場合は、ご契約もオンラインで実施できることが一般的です。

ご契約後にカードを受け取りますが、カードレスタイプのカードローンを選択できる場合や自動契約機で契約する場合は、カードが自宅に送付されません。カードローン会社からの送付物を減らしたい方は、カードレスタイプや自動契約機での申込・契約も検討しましょう。

消費者金融カードローンの審査のポイント

消費者金融や銀行では、ローンの審査内容や審査基準は公開していません。申込条件として「当社基準を満たすこと」や「保証会社の保証を受けられること」等と記載されていることが多く、具体的な審査内容や基準をうかがい知ることはできません。

しかし、申込条件や申込項目、提出書類から審査で確認されるポイントをある程度想定することは可能です。消費者金融カードローンに申し込む前に確認しておきたいポイントを紹介します。

収入が安定しているか

消費者金融では、申込の条件として「安定かつ継続した収入があること」を挙げていることが一般的です。そのため、収入の安定性は審査項目として重視されると考えられるでしょう。

また、消費者金融カードローンで50万円を超える金額を借りる場合や、他社と合わせて100万円を超える金額を借りる場合には、収入証明書類の提出が必要になります。高額の利用限度額を希望するときは、年収も重視される可能性があると想定されるでしょう。

返済や支払いが遅れていないか・遅れたことがないか

消費者金融カードローン等に申し込むと、申込者の同意のもとに信用情報機関に登録されている情報が確認されます。

信用情報機関では、ローンやクレジットカードの返済・支払い状況等を管理しています。現在、ローンの返済が遅れている場合や、クレジットカードの支払いが滞っている場合、過去に滞納したことがある場合等は、審査結果に影響を及ぼすかもしれません。

他社からの借入額・借入件数は適正か

信用情報機関では、他社からの借入額や借入件数も管理しています。借入額が収入に対して高額な場合や、借入件数が多い場合は、返済能力が低いと判断される可能性があるため注意が必要です。

また、カードローン会社によっては、借入可否の目安をチェックできる「お借入診断」を公開しています。「お借入診断」でも、借入額や借入件数について尋ねられることがあるため、審査時の確認事項と考えられます。

消費者金融カードローン以外の選択肢

消費者金融カードローンは、繰り返し借入・返済できるサービスです。必要なときに利用限度額の範囲内で必要な金額を借りられるため、急な出費や生活費が不足したときに利用しやすい等の特徴があります。

利用限度額の範囲内で繰り返し借入・返済できるサービスは、消費者金融カードローンだけではありません。お申込の前に、他のサービスと比較検討してみましょう。

クレジットカードのキャッシング枠

クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があり、キャッシング枠の範囲内でお金を借りることができます。クレジットカード会社の会員用ウェブサイト等から、キャッシング枠を確認してみましょう。

ただし、キャッシング枠がない場合やショッピング枠の利用金額によって必要金額よりも少ない場合は、利用できません。また、消費者金融カードローンと同じく総量規制が適用されるため、利用上限額は年収の3分の1に制限される点にも注意が必要です。

銀行系カードローン

銀行系カードローンも選択肢の一つです。消費者金融カードローンと比べると借入までに時間がかかるとされていますが、条件を満たせば申し込んだ当日に借り入れできる種類もあります。

ウェブサイトでお申込から契約・借入まで可能な銀行系カードローンなら、利便性は消費者金融カードローンとあまり変わりません。また、普通預金口座のキャッシュカードを使って借入ができる場合もあります。カードを増やしたくない方は、チェックしてみましょう。

急ぎの方にもおすすめのみずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンは、24時間いつでもお申込が可能です。インターネットでお申込からご契約まで完結できるため、必要書類の送付等の手続きがなく、お借入までの時間を短縮できます。

みずほ銀行の普通預金口座をお持ちの方なら、申し込んだ当日のお借入も可能です。また、普通預金口座のキャッシュカードでお借入が可能なため、既にキャッシュカードをお持ちの場合ならカード類が増えません。

条件を満たせば、ATM利用手数料なしのお借入・ご返済も可能です*1。金利は年2.0~14.0%で、上限金利の低さは業界トップクラスです*2。住宅ローンをご契約中の場合は基準金利より年0.5%引き下げられ、年1.5~13.5%の金利が適用されます*3。カードローンを初めて利用する方もぜひご検討ください*4

みずほ銀行カードローンはこちら

  • *1)みずほマイレージクラブに入会し、月末時点にカードローンのお借入残高がある場合、翌々月のみずほ銀行ATM(回数制限なし)とイーネットATM(月3回まで)の時間外手数料・利用手数料が無料になります。
  • *2)お借入金利はご利用限度額に応じて異なります。
  • *3)本カードローンのご契約店で住宅ローンをご利用いただいている場合に限ります。
  • *4)審査の結果利用できない場合がございます。ご留意ください。

目的や希望する借り方に合ったサービスを選ぼう

消費者金融は貸金業法に基づいて、主に個人向けの貸付を行う事業者です。様々なサービスを提供していますが、その中でもカードローンがよく知られ、借入までのスピードや借入・返済方法の多様さ等にこだわる傾向が見られます。

金融機関には消費者金融や銀行、信用金庫等の多くの種類があります。それぞれ特徴があり、同じ金融機関でもサービスごとに利用しやすさが異なります。借入の目的や希望する使い方等に合わせて、金融機関とサービスを選ぶようにしましょう。

  • *ご利用いただける方:ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、安定した収入があり、みずほ銀行指定の保証会社である株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)またはアイフル株式会社(以下アイフル)の保証を受けることができる方
  • *カードローンのお申込に際してはみずほ銀行およびみずほ銀行指定の保証会社であるオリコまたはアイフルの審査があります。審査の結果によっては、カードローンご利用のご希望に沿えない場合があります。
  • *カード種類は「キャッシュカード兼用型」となります。「キャッシュカード兼用型」には自動貸越機能が付与されます。
  • *みずほ銀行、オリコまたはアイフルより申込内容の確認のため、ご本人さまやお勤め先にお電話を差しあげる場合があります。申込時間により、ご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。なお、ご連絡がとれなかった場合はお申込を取り下げさせていただく場合もあります。
  • *お申込の時間帯により、申込後のお手続きのご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。
  • *審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の普通預金口座をお持ちの方に限ります。
  • *お申込の際に、パソコンまたは携帯電話のメールアドレスが必要です。必要書類のご登録や審査結果、ご契約内容のご連絡はメールのみとなります。メールアドレスの誤登録にはご留意ください。
  • *みずほ銀行のドメイン(@clpf.mizuhobank.co.jp)からのメールを受信できるよう設定してください。
  • *メールサービス提供会社が、迷惑メールに関する対応の厳格化を進めているため、お申込時にご登録いただいたメールアドレスにご連絡メールが届かない可能性がございます。ご留意ください。
  • *お客さまとのお取引の内容、状況等に応じて、過去にご確認させていただいた、お客さまの氏名・住所・生年月日や、お取引の目的等を、再度ご確認させていただく場合がございます。また、その際に各種書面等のご提示をお願いする場合がございます。
    確認にご協力いただけない場合は、カードローンを含めるすべてのお取引が制限される可能性がございますのでご留意ください。

推奨環境

お申込や申込後のお手続きの際は、各ブラウザの最新バージョンを推奨します。

デバイス 対応ブラウザ

iOS(モバイル)

Apple Safari

Android(モバイル)

Google Chrome

Windows

Google Chrome
Microsoft Edge
Mozilla Firefox

macOS

Google Chrome
Apple Safari
Mozilla Firefox

  • *上表は動作保証をするものではありません。推奨環境でも使用する機種やブラウザによってはご利用いただけない場合や正しく表示されない場合があります。

普通預金口座の開設におけるご注意事項

  • *2021年1月18日 月曜日より、普通預金口座は通帳を発行しない「みずほe-口座」での開設となります。(詳しくはこちら
  • *口座開設後、「キャッシュカード」は「簡易書留」「転送不要」にてお送りします。

お受取に際し、以下の事項にご留意ください

  • *マンションやアパート等の集合住宅にお住まいのお客さまへ

本人確認書類に部屋番号まで記載があることをご確認ください。本人確認書類に部屋番号まで記載がない場合は、記載のある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。

  • *「転居・転送サービス」をご利用中のお客さまへ

「転送不要」の郵便物は、「転居・転送サービス」をご利用中の場合でも配達されません。転居されている場合は、現在お住まいの住所の記載がある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。

  • *表札が出ていない場合、配達されないことがあります。
  • *本人確認書類のお名前にある旧字体・異体字でお申し込みされた場合は、新字体のお名前での口座開設となりますので、あらかじめご了承ください。
  • *本人確認書類はみずほ銀行が申込内容を確認した時点で有効なものに限ります。有効期限等にご注意ください。
  • *年末年始・ゴールデンウィーク等、銀行休業日の関係で通常よりお手続きに日数を要する場合がありますのであらかじめご了承ください。
  • *そのほかにもご利用にあたってのご注意事項があります。お申込の前に必ずご確認ください。

全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センターにおいて、2019年3月29日 金曜日より「貸付自粛制度」がスタートしました。
詳しくは貸付自粛制度のご案内よりご確認ください。
ギャンブル等依存症に関する注意事項や、対処に困った場合の相談窓口はこちらから

監修者情報

監修者情報

内山貴博(うちやま・たかひろ)

  • ファイナンシャルプランナー

大学卒業後、証券会社で5年半勤務。その後FPとして独立。日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。2018年にはFPの役割について探求した論文を執筆。

他の人が次に読んでいる記事

カードローンは土日も利用できる!選び方や早く借りるポイント、注意点を解説

カードローンは土日も利用できる!選び方や早く借りるポイント、注意点を解説

カードローンで返済後すぐ借りることは可能!注意点やメリット・デメリットを解説

カードローンで返済後すぐ借りることは可能!注意点やメリット・デメリットを解説

低金利ローンの選び方は?種類やメリット、利息を抑える方法も解説

低金利ローンの選び方は?種類やメリット、利息を抑える方法も解説

ページの先頭へ