カードローンで1ヵ月だけ借りるメリット・注意点は?利息を抑えるポイントも解説
掲載日:2025年2月28日

目次
「予定外の出費が重なって今月だけお金が足りない」「給料日まで数万円だけ必要」等の事情で、短期間だけカードローンを利用できるか気になっている方もいるのではないでしょうか。
カードローンはインターネットで申し込みできる場合が多く、審査も比較的早いことが特徴です。また、利息は日割りで計算するため、短期間の借入にも向いています。
本記事では、一時的にお金が足りない場合にカードローンが役立つ理由や、1ヵ月だけ借り入れる際の金利・利息を解説します。利息を抑えるポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
一時的にお金が足りない場合はカードローンが便利
カードローンは原則として利用目的が自由で、利用限度額の範囲で繰り返し借り入れできるサービスです。
例えば教育ローンやリフォームローン等のように利用目的が限定されるローンと比較すると、一般的に金利が高く設定されています。ただし、利息は利用日数に応じて発生するため、短期間で返済すれば利息を抑えやすい傾向があります。
カードローンで短期間だけお金を借りる主なメリットは、以下の通りです。
- 利用目的が問われない
- インターネットで手続きが完結する
- 最短即日借入に対応している
- 利用限度額の範囲で繰り返し借入ができる
利用目的が問われない
カードローンは、原則として利用目的が問われないため、「給料日まで数万円だけ足りない」「急なケガで医療費が必要になった」等、幅広い目的で利用できます。
事業性資金には利用できないことが多いため、申込前に確認しましょう。
インターネットで手続きが完結する
金融機関によっても異なりますが、カードローンは多くの場合、パソコンやスマートフォンで24時間申込ができ、インターネットで手続きが完結します。
来店や郵送のやり取りなしで申し込める金融機関を選べば、一時的な資金不足で急いでいるときもスムーズに手続きできるでしょう。
最短即日借入に対応している
カードローンによっては、最短即日の借入が可能です。そのため、急にお金が必要になり、「今日中に支払わなければならない」という場面でも役立ちます。
ただし、申込方法や申込の時間帯、審査の状況等によっては時間がかかる場合もあるため、余裕をもって手続きしましょう。
利用限度額の範囲で繰り返し借入ができる
利用限度額の範囲で繰り返し借入ができることも、カードローンの特徴の一つです。利用限度額とは、「借入が可能な金額の上限」のことで、審査によって契約者ごとに設定されます。
カードローンでは一般的に、ATMやインターネットなど複数の借入方法が用意されているため、追加でお金を借りたい場合もご自身に合った方法でスムーズに借り入れできるでしょう。
カードローンで一時的にお金を借りる場合の金利・利息
カードローンでお金を借りる場合の利息は、借入残高・金利・借入日数によって決まります。利息の計算式は以下の通りです。
利息=借入残高×金利(年率)÷365日×借入日数
例えば、10万円を金利年14.0%で1ヵ月間(30日間)借りた場合の利息は、1,150円と計算できます。
なお、カードローンの金利は金融機関や契約者によって異なりますが、金利の上限は「利息制限法」で定められています。
借入金額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 |
年20.0% |
10万円以上100万円未満 |
年18.0% |
100万円以上 |
年15.0% |
利息の計算には返済シミュレーションの活用を
カードローンで借り入れた場合の利息を計算する際は、返済シミュレーションを活用しましょう。
返済シミュレーションとは、借入金額や返済期間、金利等を入力すると、毎月の返済額や利息額等を試算できるツールです。金融機関のウェブサイトなどにあります。
返済シミュレーションの結果はあくまでも試算であり、実際の金額とは異なる場合がありますが、おおよその金額を把握するのに役立ちます。
カードローンで一時的に借り入れる際の利息を抑えるポイント

短期間だけカードローンを利用する場合、なるべく低金利で必要な金額だけを借りることが利息を抑えるポイントです。また、返済期間が短いほど、より少ない利息で返済できます。
カードローンで一時的に借り入れる際の利息を抑える主なポイントは、以下の3つです。
- なるべく金利が低いカードローンを選ぶ
- 必要な金額だけを借りる
- 任意返済を行う
なるべく金利が低いカードローンを選ぶ
短期間の借入でも、なるべく金利が低いカードローンを選ぶことで利息の負担額を抑えられます。
カードローンは、提供している金融機関によって、大きく銀行カードローンと消費者金融カードローンに分類されます。中でも銀行カードローンは、一般的に上限金利が低めです。銀行によっては、他のローン商品の契約があるなど、取引状況に応じて金利が引き下げられる場合もあります。
必要な金額だけを借りる
カードローンは、利用限度額の範囲で繰り返し借入ができる点で使い勝手の良いサービスですが、必要以上の借入には注意しましょう。
短期間で返済する予定が、追加借入を繰り返してしまうと、それだけ利息の負担額が大きくなります。返済が苦しくなる可能性もあるため、必要な金額だけを借り入れ、計画的に返済することが大切です。
任意返済を行う
任意返済とは、月々の約定返済とは別に、任意のタイミングで追加の返済を行うことです。早く返済するほど返済期間を短縮でき、利息の負担額を抑えられます。
カードローンの利息は利用日数に応じてかかるため、短期間で返済できる場合、一般的に約定返済日までに追加返済することでより少ない利息で返済できます。
ただし、利息を含めた全額返済を行う際には、金融機関によっては店舗での手続きが必要になることもあるため、事前に確認しましょう。
カードローンで一時的にお金を借りる際の注意点
カードローンは、少額かつ短期間の借入にも適した借入手段です。しかし、短期間で返済できる予定でも、無計画に借り入れると返済が困難になる可能性があります。
短期間の借入を検討している方は、以下の注意点を押さえてカードローンを利用しましょう。
- 一時的な借入でも事前に返済計画を立てる
- 手数料が無料になる方法を選んで借入・返済する
- 違法業者から借入をしない
一時的な借入でも事前に返済計画を立てる
借入前に返済シミュレーションを利用し、返済計画を立てましょう。
当初は短期間で返済するつもりでも、予定より返済が長引き、利息の負担額が大きくなる場合があります。毎月の返済額や利息額を試算し、無理のない計画を立てることが大切です。
手数料が無料になる方法を選んで借入・返済する
カードローンで借入・返済する際、手数料(ATM利用手数料や振込手数料)がかかる場合があります。
カードローンは、短期間で返済できれば利息を抑えやすい傾向がありますが、こまめに借入・返済してその都度手数料がかかると、実質的な返済負担額が大きくなります。
借入・返済の際は、なるべく手数料がかからない方法を選びましょう。
違法業者から借入をしない
すぐに返済できる予定であっても、違法業者からの借入は絶対に避けましょう。
違法業者は、法律で定められた上限金利を無視して融資を行います。「10日で3割」や「3万円を借りて1週間後に1万円の利息」等の法外な利息を請求される恐れがあり、あっという間に返済に行き詰まってしまいます。
また、連絡先など個人情報を伝えてしまうと悪用されかねません。少しでも返済が遅れると脅迫まがいの連絡がきて、精神的に追い詰められる可能性もあります。
金額や借入期間に関わらず、絶対に違法業者を利用してはいけません。「審査なし」等の宣伝文句に惑わされないよう十分に注意しましょう。
一時的にお金を借りる際に気になるポイント
短期間だけお金を借りたい場合、「カードローン以外にも方法はある?」「無職でも借り入れできる?」等の疑問点を持っている方もいるのではないでしょうか。この章では、一時的にお金が必要な場合に知っておきたいポイントを解説します。
カードローン以外の選択肢も含め、ご自身に合った方法を検討しましょう。
一時的にお金を借りたい場合のカードローン以外の方法は?
一時的にお金を借りたい場合、クレジットカードのキャッシング枠やフリーローンを利用する方法もあります。
キャッシング枠は、クレジットカードに付帯する機能の一つです。あらかじめクレジットカードに「キャッシング枠」を設定していれば、必要なタイミングですぐに利用ができるため、急な出費で短期間だけお金を借りたい場面で役立ちます。
ただし、キャッシング枠が設定されていない場合は、審査が必要です。クレジットカードによっては、審査に時間がかかる場合があります。
フリーローンは、カードローンと同様に利用目的が原則自由なローンです。ただし、一契約での借入は一度のみです。まとまった金額を借り入れて、その後は返済に集中したい場合に検討すると良いでしょう。
無職でも1ヵ月だけならカードローンを利用できる?
カードローンを利用するためには、安定した収入が必要です。そのため、借入期間に関わらず、無職の方は原則として借入ができません。
無職の方は、公的融資制度を利用できるかどうかの検討もおすすめします。例えば、生活福祉資金貸付制度では、失業によって生活に困っている方等に融資を行っています。また、自治体やNPO法人に相談することで、短期的な生活資金支援を受けられるケースもあります。
みずほ銀行カードローンは金利年2.0%~14.0%
みずほ銀行カードローンの金利は、年2.0%~14.0%です*1。最高金利が適用されても年14.0%なので、安心してお借り入れいただけます。みずほ銀行住宅ローンをご契約中の方には、金利を年0.5%引き下げる特典もご用意されています*2。
また、みずほ銀行カードローンでは、ATMとみずほダイレクトの2つのお借入方法から都合に合わせて選択が可能です。
みずほ銀行ATMだけでなく、全国の提携コンビニATMが利用が可能で、条件を満たせばATM手数料は0円です*3。さらに、みずほダイレクトを利用すればインターネットで原則24時間お借り入れでき、手数料もかかりません。
一時的な資金不足で、短期間だけカードローンでお借り入れしたいと考えている方は、ぜひみずほ銀行カードローンをご検討ください。
- *1お借入金利はご利用限度額に応じて異なります。
- *2本カードローンのご契約店で住宅ローンをご利用いただいている場合に限ります。
- *3みずほマイレージクラブに入会されており、月末時点にカードローンのお借入残高がある場合、翌々月の以下ATMの時間外手数料・利用手数料が無料になります。
- みずほ銀行ATM0円
- イーネットATM月3回まで0円
まとめ
一時的に資金が足りず、短期間だけお金を借りるなら、利用目的が限定されず、審査が比較的早いカードローンが便利です。利用目的が決まっているローンと比べると金利は高めですが、短期間の借入なら利息を抑えられる傾向があります。
短期間であっても無理のない返済計画を立て、必要な金額だけを計画的に借り入れましょう。
みずほ銀行カードローンは、金利年2.0%~14.0%でお借り入れいただけるカードローンです*1。インターネット申込なら最短当日のお借入が可能なので、少しの期間だけお金が不足していて、お借入を急いでいる方にもご検討いただけます*2。
- *1お借入金利はご利用限度額に応じて異なります。
- *2審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の口座をお持ちの方に限ります。
カードローンのお申込は
こちら
-
- *カードローンのお申込に際してはみずほ銀行およびみずほ銀行指定の保証会社である株式会社オリエントコーポレーション(以下オリコ)またはアイフル株式会社(以下アイフル)の審査があります。審査の結果によっては、ローンご利用のご希望に沿いかねる、またはご希望のご利用限度額をご選択されていても減額させていただく場合がありますので、ご了承ください。
- *カード種類は「キャッシュカード兼用型」となります。
- *「キャッシュカード兼用型」には自動貸越機能を付加させていただきます。
自動貸越機能についてはこちら - *みずほ銀行、オリコまたはアイフルより申込内容の確認のため、ご入力いただいた電話番号にお電話を差しあげる場合があります。申込時間により、ご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。 なお、ご連絡がとれなかった場合は、お申込を取り下げさせていただく場合もあります。
- *お申込の時間等により、仮審査結果および必要書類登録用URLのご連絡が翌日以降(土・日曜日、祝日の場合は翌営業日以降)になる場合があります。
- *審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の口座をお持ちの方に限ります。
- *スマートフォンをご利用の場合、標準で設定されているブラウザをご使用のうえ、申込をお願いいたします。
- *インターネットでお申し込みいただく場合は、パソコンもしくは携帯電話のメールアドレスが必要です。メールアドレスをお持ちでない場合は以下の【みずほ銀行カードローン専用ダイヤル】にて電話でのお申込も可能です。
- *メールアドレスの誤入力等により、仮審査結果のご連絡がメールで届かない場合は、大変お手数ですが以下の【みずほ銀行カードローン専用ダイヤル】までお電話ください。審査結果や必要書類ご登録のご案内、ご契約内容等のご連絡はメールのみとなりますので、メールアドレスの登録内容を必ずご確認ください。
- *申込に必要な手続きをみずほ銀行からメールでご案内します。みずほ銀行のドメイン(@p.onet.orico.co.jp、@e-mail.mizuhobank.co.jp)からのメールを受信できるよう設定してください。
- *申込の際にフリーメールアドレスをご登録の場合、昨今、フリーメールサービス提供各社が、迷惑メールに関する対応の厳格化を進めているため、ご連絡メールが届かない可能性がございます。ご留意ください。
- *カードローン口座開設後、ご契約内容を通知いたします。
- *お客さまとのお取引の内容、状況等に応じて、過去にご確認させていただいた、お客さまの氏名・住所・生年月日や、お取引の目的等を、再度ご確認させていただく場合がございます。また、その際に各種書面等のご提示をお願いする場合がございます。
確認にご協力いただけない場合は、カードローンを含めるすべてのお取引が制限される可能性がございますのでご留意ください。 - *ご利用いただける方:
ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方で、安定した収入があり、みずほ銀行指定の保証会社であるオリコまたはアイフルの保証を受けることができる方 - *「必要書類登録用URL」は、みずほ銀行委託先より送信いたしますのであらかじめご了承ください。
- *個人番号(マイナンバー)のお届けにご協力をお願いいたします。(任意)
法令に基づき、口座開設をされるお客さまへ個人番号のお届けをお願いしております。「個人番号(マイナンバー)お届けのお願い」をご確認のうえ、お届けにご協力いただけるお客さまは、「みずほ口座開設&手続きアプリ」にてお手続きをお願いします。
なお、すでに個人番号をお届けいただいているお客さまは、都度のお届けは不要です。
普通預金口座の開設におけるご注意事項
- *2021年1月18日 月曜日より、普通預金口座は通帳を発行しない「みずほe-口座」での開設となります。(詳しくはこちら)
- *口座開設後、「キャッシュカード」は「簡易書留」「転送不要」にてお送りします。
お受取に際し、以下の事項にご留意ください
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本人確認書類に部屋番号まで記載があることをご確認ください。本人確認書類に部屋番号まで記載がない場合は、記載のある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。
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「転送不要」の郵便物は、「転居・転送サービス」をご利用中の場合でも配達されません。転居されている場合は、現在お住まいの住所の記載がある本人確認書類をご用意のうえ、お申し込みください。
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- *本人確認書類はみずほ銀行が申込内容を確認した時点で有効なものに限ります。有効期限等にご注意ください。
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詳しくは貸付自粛制度のご案内よりご確認ください。
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監修者情報

内山貴博(うちやま・たかひろ)
- ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、証券会社で5年半勤務。その後FPとして独立。日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。2018年にはFPの役割について探求した論文を執筆。