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融資とは?個人が利用できる種類や選ぶポイント、注意点を分かりやすく解説

掲載日:2024年9月2日

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融資とは、一般的に企業や個人が公的機関や金融機関からお金を借りる行為のことです。融資と一口に言っても様々な種類があり、目的や状況によって適した方法が異なります。

本記事では、「融資」の意味や出資・ローンとの違い、融資の種類を解説します。

個人が検討できる具体的な融資商品や選び方や注意点も紹介するので、「融資」について詳しく知りたい方はぜひ最後までお読みください。

融資とは

融資とは、「資金を融通すること」を意味する言葉です。貸す側(金融機関等)は「融資をする」、借りる側(企業や個人等)は「融資を受ける」と表現します。

主に事業者が事業資金を借りるときに用いる言葉ですが、個人や企業に関わらず、お金を借りる行為全般に使われます。

融資と出資・投資の違い

「融資」と混同しやすい用語に、「出資」や「投資」があります。

出資とは、事業の成長を見込んで特定の団体や個人が資金を提供することです。融資とは違い、原則として返済の必要はありません。

公的機関や銀行等の金融機関からお金を借りる「融資」に対し、「出資」はベンチャーキャピタルや個人投資家等が資金提供者となります。出資者には、配当を受け取る権利や議決に加わる権利が与えられます。

また、「投資」は利益を期待して資金を投じる行為全般を指す言葉です。つまり、広い意味で捉えると出資は投資の一つであるといえます。

融資と借金・ローンの違い

借金やローンは、融資と同様に金融機関等からお金を借りる行為を意味する言葉です。ただし、「融資」は事業資金を調達するときに使われる場合が多く、「借金」や「ローン」は主に家や自動車の購入や生活のためのお金を借りるときに使われることが一般的です。

融資には「公的融資」と「民間融資」がある

融資を行う機関で区別すると、国や自治体等の公的機関が行う「公的融資」と、銀行や消費者金融等の民間金融機関が行う「民間融資」に分けられます。

以下でそれぞれの特徴を紹介します。

公的融資

公的融資とは、国や自治体等の公的機関が行う融資です。例えば、日本政策金融公庫や社会福祉協議会等が挙げられます。

日本政策金融公庫は、国が株式を100%保有する政策金融機関です。事業者(中小企業・個人事業主等)への融資や、個人を対象とした教育資金の融資等を行っています。

また、社会福祉協議会では、低所得者や高齢者、障害者世帯に生活資金等を貸し付ける生活福祉資金貸付制度を運営しています。

公的融資の特徴は、民間金融機関と比べて金利が低めに設定されていることです。低金利で借入ができる反面、融資までの時間が長い傾向があるため、融資を急ぐ場面では利用しにくいでしょう。

民間融資

民間融資とは、銀行や消費者金融等の民間金融機関が行う融資です。

事業者が利用できる民間融資には、銀行が直接融資する「プロパー融資」や信用保証協会による保証を利用する「信用保証付き融資」、ビジネスローン等があります。

また、銀行や消費者金融、信販会社等が提供する個人向けローンも民間融資の一つです。

銀行では、預金業務だけでなく、住宅ローンや自動車ローン、カードローン、フリーローン等の個人向け融資を幅広く扱っています。

一方、消費者金融は、貸金業の登録を受けてカードローン等を提供する金融機関です。また、信販会社は販売信用を主な事業とする会社で、主にクレジットカードやショッピングローンを扱っています。消費者金融や信販会社等の預金業務を行わない金融機関を総称して、「ノンバンク」と呼ぶ場合もあります。

融資の種類によって異なりますが、民間融資は公的融資と比べて審査が比較的早い傾向があります。

個人が利用できる主な融資商品

個人が利用できる主な融資商品

個人が検討できる融資商品には、主に目的別ローンやフリーローン、カードローンがあります。それぞれの特徴を知ることで、借入の目的や状況に適した融資商品を選びやすくなるでしょう。

以下で特徴を詳しく解説します。

目的別ローン

目的別ローンとは、住宅や自動車の購入等の特定の使い道に利用できるローンです。以下のようなローンがあります。

  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • 教育ローン
  • リフォームローン
  • デンタルローン

目的別ローンの金利は、使い道が制限されないローンと比べて低い傾向があります。ただし、申込の際、一般的に見積書や注文書等の使い道が分かる書類の提出が必要です。

フリーローン

フリーローンは、原則として使い道に制限がないローンです。旅行資金や引越資金、家具の購入資金等、まとまった資金が必要なときに幅広く利用できます。

また、借入時に返済金額や返済期間が確定するため、計画的な返済が可能です。ただし、追加で融資を受けたいときは改めて申し込みし、審査を受ける必要があります。

なお、フリーローンには、無担保型と有担保型があります。有担保型のフリーローンは、不動産等を担保に入れるため、無担保型と比べてより高額・長期の借入が可能です。

金融機関によっては、勤続年数や年収に条件が設けられている場合もあるため、申込前に確認しましょう。

カードローン

カードローンは、フリーローンと同様に原則として使い道に制限がありません。主に銀行や消費者金融が扱っています。

融資金が一括で入金されるフリーローンに対し、カードローンは審査で決定された利用限度額の範囲で、振り込みやATM等を利用して繰り返し借入ができます。そのため、少額をこまめに借りたい方や急な支出に備えたい方は、カードローンを検討すると良いでしょう。

多くのカードローンは、WEBから24時間申し込みでき、契約まで来店が不要です。一般的に、担保・保証人や使い道が分かる書類の提出も不要なため、手間がかかりません。金融機関によって異なりますが、早ければ最短即日融資も可能です。

融資の方法を選ぶ際のポイント

融資を受ける方法には様々な種類があるため、どの方法を選ぶべきか迷う方もいるでしょう。そこで、個人が融資の方法を選ぶときのポイントを解説します。

  • 借入目的に応じた方法を選ぶ
  • 金利で選ぶ
  • 審査の早さで選ぶ

借入目的に応じた方法を選ぶ

融資を受ける際は、目的に応じた方法を選びましょう。例えば、住宅や自動車、教育資金等の明確な使い道があるときは、目的別ローンが選択肢に上がります。

住宅ローンなら住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携して提供する「フラット35」、教育ローンの場合は日本政策金融公庫の「教育一般貸付」等の公的融資も検討できるでしょう。

一方、急な出費に備えたい方やこまめに複数回借りたい方、使途にとらわれずお金を借りたい方は、フリーローンやカードローンが便利です。

このように、目的に応じた方法を選ぶと、より便利に、かつ負担を抑えて融資を受けられる可能性があります。

金利で選ぶ

金利は、返済総額に直接影響するため、融資の方法を選ぶうえで重要なポイントの一つです。特に、長期の融資を検討している場合は、なるべく金利が低い方法・借入先を選ぶと返済総額を抑えられます。

国や自治体が行う公的融資は営利を目的としないため、一般的に金利が低めです。融資制度によっては、無利子で借り入れできる場合もあります。

一方、使い道が自由なカードローンやフリーローンは、公的融資や目的別ローンよりも金利が高めです。ただし、銀行のカードローンは、消費者金融と比べて金利が低く設定される傾向があります。

なお、実際の金利は審査で決まるため、希望の金利で借り入れできるとは限りません。

審査の早さで選ぶ

融資の方法や金融機関によって、審査にかかる時間も様々です。

公的融資は提出書類が多い場合や窓口への来店・郵送等が必要になる場合があり、審査に日数がかかる傾向があります。

融資を急ぐときは、カードローンが便利です。多くの場合、WEBで手続きを完結できるため、窓口に来店できない方もスムーズに借り入れできる傾向があります。また、担保・保証人を用意する必要がないため、手間がかかりません。

融資を受ける際の注意点

融資は、事業資金や生活費等が必要なときに役立つ資金調達方法の一つです。

ただし、お金を借りた後は、返済していかなければなりません。無計画に融資を受けると、返済できなくなる可能性があります。

そこで、融資を受ける際の注意点を解説します。

  • 審査に通過する必要がある
  • 元金に利息を加えて返済する必要がある
  • 返済に遅れると様々な影響が生じる

審査に通過する必要がある

金融機関から融資を受ける際、きちんと返済できるかどうかを確かめるために審査が実施されます。返済が滞るリスクが高いとみなされて審査に落ちると、融資は受けられません。

審査では、申込者本人に関する属性情報や信用情報等を基に、融資をしても問題がないかどうかが総合的に判断されます。金融機関によって基準が異なり、公表されていないため、通過できるかどうかは申し込んでみなければ分かりません。

なお、民間金融機関とは審査基準が異なりますが、公的機関から融資を受ける際も同様に審査が実施されます。

元金に利息を加えて返済する必要がある

融資を受けた後は、元金(借りた金額)に利息を加えて返済しなければなりません。利息は、借りたお金の使用料として貸主に支払うお金です。利用残高・金利・借入日数の3つの要素に応じて決まります。

返済が長期化すると、利息の額も大きくなります。反対に、なるべく早く返済すれば返済総額を抑えることが可能です。利息の仕組みを理解し、計画的に融資を受けましょう。

返済に遅れると様々な影響が生じる

約束した返済日までに返済できなかった場合、遅延日数に応じて遅延損害金を支払わなければなりません。多くの場合、遅延損害金の利率は通常の金利よりも高く設定されているため、返済に遅れると負担が大きくなります。

また、滞納が続き、信用情報機関に登録されると、クレジットカードや各種ローンの審査に通りにくくなる可能性があります。

なお、信用情報機関とは、信用情報(クレジットカードやローン等の利用状況)の管理や提供を行う機関です。滞納や強制解約等の金融事故情報は、信用情報機関に一定期間登録されます。

借入後もこまめに借入状況を把握する等の対策を行い、返済に遅れないことが大切です。

繰り返し融資を受けるならカードローンがおすすめ

融資を急ぐ場合や、必要なタイミングで繰り返し融資を受けたい場合は、カードローンが便利です。原則として使い道が限定されないため、様々な目的で利用できます。利用限度額の範囲で何度でも借り入れできるため、突然の出費にも対応しやすいでしょう。

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まとめ

融資とは、「資金を融通する行為」を意味する言葉で、一般的に金融機関等からお金を借りる行為を指します。

融資の種類は、大きく「公的融資」と「民間融資」の2種類です。個人が融資を受けたいときは、主に目的別ローンやフリーローン、カードローン等が検討できます。

それぞれの特徴を知り、目的やお金が必要なタイミング等に応じて融資の方法や借入先を選びましょう。また、融資を受ける際は無理のない返済計画を立て、返済に遅れないことが大切です。

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全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センターにおいて、2019年3月29日より「貸付自粛制度」がスタートしました。

詳しくは貸付自粛制度のご案内よりご確認ください。

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監修者情報

監修者情報

内山貴博
(うちやま・たかひろ)

大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。

大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。

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