携帯代・スマホ代が払えないと何が起きる?リスクと対処法を解説
掲載日:2024年7月31日
長時間の通話や動画視聴、キャリア決済を多く使ったなどの理由から、携帯代・スマートフォン代がかさむときもあるでしょう。
費用がかさんだため支払日に払えず滞納を続けると、利用停止や強制解約などのペナルティを受けます。携帯代・スマートフォン代が支払えないならば、早めの対処が重要です。
この記事では携帯代・スマートフォン代が支払えなかった場合に何が起きるか、支払えない場合のリスクや対処法を解説します。
携帯代・スマホ代が払えないときに起こること
携帯代・スマートフォン代を支払えなくても、すぐさま利用停止や契約解除になるわけではありません。
支払えないときに起こる事柄を、順番に解説します。
請求書や払込用紙、督促状などが届く
支払日を過ぎても携帯代・スマートフォン代を支払わなかった場合、まずは請求書や払込用紙、督促状などが届きます。支払われていない旨や支払の期限、支払方法の案内などが記載され、携帯代・スマートフォン代の支払を促す内容です。
送付方法はハガキや封書、ショートメッセージなど、通信会社ごとに異なります。案内に従って支払を済ませれば、今まで通りに携帯電話やスマートフォンを利用できますが、支払わずにいると次の段階に進みます。
また、クレジットカード払いや本体代を通話料とともに分割払いにしていて滞納した場合、月々の支払が滞ると信用情報に登録されるため注意しましょう。
利用停止の案内が届く
通信会社から携帯代・スマートフォン代を督促され、督促状の支払期限を過ぎても支払えなかった場合は、利用を停止する旨の案内が届きます。
案内には利用停止となる期限が示され、期限内に携帯代・スマートフォン代を支払えば引き続き利用可能です。しかし、携帯代・スマートフォン代を支払えないまま利用停止の期限を過ぎると、通話やメールなどの通信が利用できなくなります。
なお、通信会社によっては、最初の督促時に利用停止の案内を含めるケースもあるため、届いた案内の内容はよく確認しましょう。
利用停止され、通話や通信ができなくなる
利用停止の案内に記載された停止前の支払期限までに携帯代・スマートフォン代を支払わないと、利用停止となります。契約中の携帯電話・スマートフォンでの音声通話やショートメッセージ、キャリアメールが使えなくなり、不便を感じるでしょう。
利用停止となってからも携帯代・スマートフォン代を支払えば、利用停止が解除され、再び携帯電話・スマートフォンの利用は可能です。利用停止後も支払わないでいると、契約解除に進みます。
契約が強制的に解除される
利用停止後も携帯代・スマートフォン代を支払わないままだと、契約自体を強制的に解除されます。
利用停止の段階なら、滞納分を支払えば同じ電話番号やキャリアメールのアドレスが使える状態に戻ります。しかし、契約解除まで進むと、滞納分を支払っても同じ電話番号やアドレスを使えません。
また、契約解除となっても未払分の支払が免除されるわけではないため、引き続き支払わずにいると未払分の取り立てが行われます。
債権回収業者や弁護士から滞納分を取り立てられる
契約が解除され、携帯電話やスマートフォンが完全に使えなくなっても、滞納している代金は支払わなければなりません。
通信会社が自社での回収は難しいと判断した場合、債権回収会社や弁護士へ債権譲渡・回収委託します。債権譲渡または回収委託となった滞納分は通信会社ではなく、債権回収業者や弁護士と交渉して支払の調整をします。
裁判所から督促され、財産を差し押さえされる可能性もある
債権回収業者や弁護士との交渉に応じず、滞納している携帯代・スマートフォン代を支払わないでいると、法的な手続きに進む可能性があります。裁判所の判断で財産を差し押さえられ、給与や家財を滞納分の支払に充てられます。
携帯代・スマホ代が払えない場合の3つのリスク
携帯代・スマートフォン代が支払えない場合、以下のリスクが発生します。
- 携帯代・スマートフォン代の延滞利息や遅延損害金が発生する
- 利用停止・強制解約で通話やキャリアメールが使えなくなる
- 滞納や強制解約、差し押さえなどの記録が残る
不便や不利益をもたらすため、支払えない場合は早急に対処する必要があります。
携帯代・スマホ代の延滞利息や遅延損害金が発生する
携帯代・スマートフォン代が支払えない場合、所定の延滞利息や遅延損害金が発生します。携帯代・スマートフォン代を滞りなく支払っていれば負担する必要のないお金です。
負担する金額が増えるため、携帯代・スマートフォン代は支払日に確実に払えるようにしましょう。
ただし、延滞利息や遅延損害金は、支払が遅れるとすぐさま発生するわけではありません。多くの場合、一定期間内であれば発生しないため、早めに対処すれば支払わずに済む可能性があります。
利用停止・強制解約で通話やキャリアメールが使えなくなる
携帯代・スマートフォン代を支払えないまま時間が経過すると、利用停止や強制解約がなされ、通話やキャリアメールを使った通信ができなくなります。
通話やキャリアメールが使えなくても、Wi-Fiを使ったインターネット通信ができれば問題ないと感じる方もいるかもしれません。しかし、利用停止や強制解約された状態では、Wi-Fi環境のない場所でインターネットへの接続はできません。外出先での通話もできないため、不便を感じるでしょう。
滞納や強制解約、差し押さえなどの記録が残る
携帯代・スマートフォン代が支払えず、滞納や強制解約、差し押さえなどに進むと信用情報機関に記録が残ります。今後、新しいローン契約や賃貸契約を結ぶ際の審査時に信用情報が確認され、審査結果に影響する可能性があります。
新しい携帯電話の契約ができない、クレジットカードやローン、賃貸契約の審査に落ちるなど、不利益をもたらすのも大きなリスクです。
携帯代・スマホ代が払えないときの対処法7選
携帯代・スマートフォン代が支払えないときの対処法には、以下の方法が挙げられます。
- 契約中の携帯電話会社に相談する
- 携帯代・スマホ代の支払方法を変更する
- 契約内容や携帯電話・スマートフォンの使い方を見直す
- 不用品を売却してお金を用意する
- 日払いや短期の仕事でお金を用意する
- 家族や友人、知人などからお金を借りる
- キャッシングやローンでお金を借りる
支払に回すお金の用意も大切ですが、支払えない理由を考えた対処も必要です。
契約中の携帯電話会社に相談する
契約中の通信会社に問い合わせて、支払えない場合の対応を相談すると、対処法を教えてもらえるかもしれません。必ず解決するとは限りませんが、支払方法の変更や回線の一時休止などの案内を聞き、できることを考えましょう。
ただし、一時休止している間は通話やメールができないため通話料は発生しないものの、事務手数料や情報保管料などは発生します。
通信会社によっては、複数月の滞納があり、一括支払が難しい場合は請求月単位で支払できるケースもあります。
携帯代・スマホ代の支払方法を変更する
支払日のタイミングが悪くて携帯代・スマートフォン代が払えないなら、支払方法を見直すと改善できる場合があります。
例えば、支払日に振込を忘れやすいなら、口座引き落としやクレジットカード払いにして自動的に支払える状態にするとよいでしょう。支払日が給料日の直前でお金が足りなくて払えない状態に陥っているなら、給料日の直後に支払日が来るようにできれば解決します。
携帯代・スマートフォン代をクレジットカード払いにすれば、実際にお金が必要な期日はクレジットカードの引き落とし日までずれます。
携帯代・スマートフォン代の支払日とクレジットカードの引き落とし日、どちらのタイミングでお金が出ていく方が管理しやすいか考えて支払方法の変更を検討しましょう。
契約内容や携帯電話・スマートフォンの使い方を見直す
毎月のように携帯代・スマートフォン代が支払えなくて困っているなら、問題を根本から解決する必要があります。携帯電話・スマートフォンの契約内容や使い方を見直し、節約を図りましょう。
不要なオプションは解約し、携帯電話・スマートフォンの使い方に対して契約プランが合っていないなら変更します。格安SIMの利用や他社への乗り換えで費用を大幅に節約できるケースもあります。
また、キャリア決済の多用やソーシャルゲームへの課金で携帯代・スマートフォン代の請求額が増えているなら、使い方を改めましょう。
不用品を売却してお金を用意する
現金化できそうな不用品があるなら売却し、携帯代・スマートフォン代の支払に回すお金を用意しましょう。リサイクルショップやフリマアプリの活用がおすすめです。
店頭に持ち込んで即日買い取りしてもらえるお店なら、すぐにお金を用意できます。支払日が迫っていて支払えない状態にある場合、有効な方法です。
日払いや短期の仕事でお金を用意する
支払日まで多少の時間がある場合は、日払いや短期のアルバイトでお金を稼ぎ、携帯代・スマートフォン代に回すお金を用意する方法もあります。最近はスキマ時間で働ける仕事をマッチングしてくれるサービスもあるため、活用するとよいでしょう。
ただし、生活に支障が出ないようにし、仕事に就いているなら職場の規則に違反しないかも注意する必要があります。
家族や友人、知人などからお金を借りる
身近に頼れる方がいるなら相談してお金を借り、携帯代・スマートフォン代の支払に充てる方法もあります。金額が大きくなければ比較的借りやすく、支払日が間近に迫っていても対処できる可能性が高い方法です。
ただし、親しい相手でもお金を借りている事実は十分に意識しましょう。友人や家族間でも返済ルールを決め、借用書を取り交わすことをおすすめします。万が一、返済できなければ信用を失い、関係に悪影響を与えるため注意しましょう。
キャッシングやカードローンでお金を借りる
クレジットカードのキャッシング機能やカードローンを利用すれば、急いでいるときもすぐにお金を借りられます。
手持ちのクレジットカードにキャッシング機能が付いていれば、新たな手続き不要でお金を借りられます。カードローンは契約時に審査が必要ですが、会社によってはネットで手続きが完結するサービスもあり、申込の当日~数日で借入可能です。これらの方法を使ってお金を借りられれば、携帯代・スマートフォン代の支払にお金を回せます。
ただし、借りたお金は返済しなければなりません。所定の利息や手数料の負担がある点も考慮し、計画的な利用が大切です。
みずほ銀行カードローンは24時間WEBで手続き可能
みずほ銀行カードローンは、パソコンやスマートフォンを使って申し込みできるカードローンです。仮審査の結果、利用限度額50万円以下での契約を希望する場合、申込に必要なのは本人確認書類のみです。24時間WEBから手続きでき、審査結果は最短当日に回答します*。
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- *審査結果の最短当日回答は、みずほ銀行の口座をお持ちの方に限ります
まとめ
携帯代・スマートフォン代が支払えないと、契約中の通信会社から支払を督促されます。督促されても支払わずにいると、利用停止や強制解約、滞納分の取り立てが順次行われます。
携帯電話やスマートフォンが使えない不便さだけでなく、信用情報にも影響を与える場合があるため、支払えないまま放置してはいけません。携帯代・スマートフォン代が支払えないときは支払に回すお金を用意したり、支払方法を変更したりして、早めの対処が重要です。
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監修者情報
内山貴博
(うちやま・たかひろ)
大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。
大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。