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【初心者・年代別】おすすめの資産運用の方法や重要ポイントを解説

掲載日:2023年9月22日

【初心者・年代別】おすすめの資産運用の方法や重要ポイントを解説

将来に備える目的で資産運用をしたいと考えている人も多いでしょう。しかし、資産運用の具体的な方法が分からなかったり、どのように始めれば良いか不安を感じたりしている人もいるのではないでしょうか。

本稿では、資産運用の概要に触れたうえで、初心者向け・各年代向けの資産運用の方法について解説します。ぜひ参考にしてください。

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資産運用の概要と方法

ここでは、資産運用の概要とともに、資産運用の主な方法について解説します。

資産運用の概要

資産運用とは、自分が保有している資産をもとに、様々な方法によって効率的に資産を増やすことです。資産運用の方法は、貯蓄と投資の2つに大別できます。

貯蓄は、金融機関にお金を預けて貯める方法です。銀行の普通預金や定期預金などを利用します。一方、投資は株式や債券などの金融商品を活用してお金を増やす方法です。運用が成功すれば、資産を大きく増やせる可能性があります。

主な資産運用の方法

主な資産運用の方法としては、以下の通りです。

  • 預金
  • 外貨預金
  • 投資信託
  • 株式投資
  • 債券投資
  • 保険
  • 不動産投資 など

それぞれメリット・デメリットが異なり、難易度にも違いがあるので、特に初心者は自分に合う方法を慎重に選択する必要があります。初心者におすすめの資産運用の方法については後述するため、ぜひ参考にしてください。また、年代別におすすめの資産運用の方法についても後で解説します。

資産運用が注目されている理由・背景

厚生労働省年金局の調査によると、国民年金受給者の老齢基礎年金の平均年金月額は56,479円であり、年金だけで老後の生活を支えるのは困難な状況だと言えます。また、日本では低金利が長く続いており、金融機関に資産を預けているだけではお金がなかなか増えません。加えて、国内の平均給与は減少傾向にあるため、一生懸命働いてお金を稼いでも思うように収入を得られない人も増えています。

このような背景を踏まえ、将来のためにお金を蓄える手段として資産運用に注目する人が多くなりました。資産運用でお金を増やすには時間がかかりますが、早めに着手すれば着実に将来へ備えられます。

参考:令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況 | 厚生労働省年金局
日本銀行 時系列統計データ 検索サイト
平均給与(実質)の推移(1年を通じて勤務した給与所得者) | 厚生労働省

資産運用を始めるタイミング

資産運用を始めるタイミングは人によって異なりますが、一般的には余裕資金ができたときやライフステージが変化したときなどに始める人が多いです。

具体的な使い道が決まっていない余裕資金を資産運用に回せば、無理なくお金を増やせる可能性があります。また、例えば結婚してライフステージが変わった場合、早めに資産運用に着手すると、将来、子どもを持った際の教育資金を貯めやすくなります。

資産運用のリスクを抑えるには長期的な取り組みが重要です。長期的に取り組むと複利の効果も期待でき、より効率的に資産を増やすことにつながります。

資産運用を行うメリット

資産運用には様々なメリットがあります。ここでは、具体的にどのようなメリットがあるか解説します。

老後のための資金確保につながる

年金だけでは老後の生活を支えられない可能性が高いため、年金以外にも老後のための資金を確保することが必要です。資産運用でお金を増やすには時間がかかりますが、早いうちから取り組めば必要な資金を確保できる可能性が高くなります。

資産運用により老後資金を確保しておくことで、老後、金銭的に安心のある生活を送れるようになるでしょう。そのためには、自分たちの老後生活にいくら必要なのかを把握し、計画的に資産運用を行って資産を増やす必要があります。

ライフプランの実現につながる

ライフプランとは、ライフイベントを盛り込んだ人生の計画のことです。ライフイベントの具体例としては、就職、結婚、出産、住宅の購入などがありますが、それぞれどのくらいのお金が必要なのか考えてみましょう。

理想とするライフプランを実現するには、まとまった資金が必要になる可能性が高いです。ライフプランを考慮して資産運用を始めれば、それぞれのライフイベントで必要な資金を着実に準備できます。その結果、自分たちの理想に近いかたちでライフプランを実現できます。

お金の知識が身に付く

資産運用を成功させるためには、お金の知識が必要不可欠です。お金の知識が不足していると、本来なら避けられるはずの損失が発生する恐れがあるからです。資産運用を始めると自然にお金の知識に対する興味が強くなり、経済や金融などについても積極的に学べるようになるでしょう。

よって、資産運用を行う中で、お金の仕組みや世の中の動向に触れることで、マネーリテラシー向上も期待できます。単にお金の知識が増えるだけでなく、お金に関して適切な判断を下せるようになります。正しい知識のもとでお金を増やすことによって不安が減り、より安心感のある生活を実現しやすくなるでしょう。

資産運用を行う際の注意点

資産運用の仕方によっては大きく資金を増やせる可能性もありますが、逆に大きな損失につながることもあります。プロでも常に完璧な判断ができるわけではありません。

例えば、ほとんどの人が予想していない方向へ相場が動いた結果、大きな損失を被るケースもあります。長期運用ならリスクを最小限に抑えられるものの、市場の状況によっては元本割れが発生する場合もあるため要注意です。

資産運用を始めるうえでは金融商品のリスクを正しく理解したうえで、無理をせずに取り組みましょう。

初心者におすすめの資産運用の方法4選

初心者が取り組みやすい資産運用の方法としては、どのようなものがあるのでしょうか。例として、投資信託・株式投資・預金・債券投資について具体的に解説します。

投資信託

投資信託とは、複数の人から資金を集め、専門家が株式投資や債券投資を行う資産運用の方法です。知識が少ない初心者でも、投資信託を選ぶだけで効率的な資産運用を実現できます。また、専門家が分散投資を行っているため、1つの投資信託を購入するだけでリスクの低い運用ができます。少額で購入できる点からみても、初心者におすすめです。

ただし、投資信託では、売買や保有に関して手数料が発生します。手数料がいくらかかるかは投資信託によって異なるため、よく確認しましょう。また、投資信託は専門家にすべてを任せられる分、単に購入するだけでは資産運用に関する知識はあまり身に付きません。自ら学ぶ姿勢も必要です。

株式投資

株式投資とは、株式会社が発行した株式を購入し、値上がりしたタイミングで売却してその差額を利益として得る方法です。値上がりしそうな銘柄を見極められれば、大きな利益を得られる可能性があります。

株式の保有者に対して配当金などを出している会社もあるため、株式を購入してそのまま保有するだけでもメリットがあります。配当金などを目当てに株式を保有している初心者も多いです。

株式投資に取り組む場合、会社の状況によっては元金を失うリスクもある点に気をつける必要があります。加えて、短期間で一気に値下がりするケースもあります。株式投資を始めるなら、専門的な知識も併せて学びましょう。

預金

預金とは、銀行口座を開設してお金を預ける方法です。低金利ではあるものの、銀行口座に預けられているお金には一定期間ごとに利息がつきます。預金は少額でも始められるため、資産運用の初心者に最適です。たとえお金を預けている銀行が破綻しても、1,000万円までは払い戻しが保証されています。ただし、外貨預金、譲渡性預金、金融債(募集債及び保護預り契約が終了したもの)などは対象外となります。

また、既に触れた通り金利が低いため、長期間預けてもお金はほとんど増えません。さらに、インフレが進むと、預けているお金の価値が目減りする点にも注意が必要です。資産運用でお金を増やしたり将来に備えたりするためには預金だけに頼らず、他の方法も組み合わせる必要があります。

債券投資

債券投資とは、企業、地方自治体、国などが資金を集めるために発行した債券を購入し、満期に元金と利息を受け取る方法です。安定した収益確保ができて、利回りも安定しているため、初心者でも安心して購入できます。資産運用のリスクを最小限に抑えたいなら、特に信頼できる組織が発行している債券を選ぶと良いでしょう。

ただし、株式投資のような大きな利益を得られるわけではありません。債券の保有中に発行元の組織が破綻すれば、元金や利息の支払いが滞る可能性もあります。満期まで保有せず売却しても良いですが、その場合は損失が出る恐れもあります。なお、海外の債券を保有する際は、為替の影響を受ける点も考慮しましょう。

初心者が資産運用を始める際に知っておきたい制度

初心者が資産運用を始める際は、iDeCoやNISAの活用がおすすめです。それぞれの制度について解説します。

iDeCo(イデコ)

iDeCoとは個人型確定拠出年金のことであり、公的年金に追加して給付を受けられる私的年金制度です。一定の範囲内で掛金を設定でき、運用する金融商品も自分で選択できます。老後に必要な資産を用意するための制度であり、原則として60歳までは元金や運用益を受け取れません。なお、掛金は所得控除の対象であり、税制メリットを期待できます。

資産運用の目的が老後のための資金確保である場合、iDeCoを活用すれば税制メリットを受けながらお金を増やすことが可能です。

NISA(ニーサ)

NISAとは、一定の投資金額に対する運用益が非課税になる制度です。通常、株式投資や投資信託で利益が出れば、所得税や住民税が発生します。しかし、NISAを活用すれば、資産運用で利益が出てもそれらの税金がかかりません。そのため、初心者でも気軽に資産運用を始められます。

NISAは、2024年から制度が新しくなります。新NISA制度では非課税期間に制限がなくなり、購入した金融商品はいつまで保有していても運用益は非課税です。年間で投資できる上限も大幅に引き上げられるため、本格的な資産運用に取り組みたい人にも向いています。

年代別におすすめの資産運用の方法

ここでは、年代別におすすめの資産運用の方法を解説します。

20代〜30代

20代〜30代は長期的な資産運用が可能であるため、計画を立てて着実にお金を増やす方法が向いています。特に、複利効果を活用すれば、安定的かつ効率的な資産運用を実現できます。具体的には、預金をしつつ投資信託を中心に運用して資産を増やすと良いでしょう。iDeCoやNISAを活用すれば、税制メリットを受けながら無駄なく資産を増やせます。

預金がある程度増えてきたら、株式投資にもチャレンジできます。十分な知識のもとで運用できるよう、お金を貯めながら株式投資について理解を深めておきましょう。

40代〜50代

40代〜50代は老後に必要な資金も残したうえで、資産運用に取り組む必要があります。ただし、既にまとまった資産がある場合や収入が多い場合は、積極的な資産運用も可能です。例えば、株式投資を行い、売買による利益を得たり、配当を受けたりする方法もあります。

また、不動産投資もおすすめです。40代〜50代のうちに不動産投資を開始すれば、老後の収入源にできる可能性があります。不動産投資は、不動産そのものが資産になる点も魅力的です。

資産運用の始め方

資産運用を始めるには、どうすれば良いのでしょうか。ここでは、資産運用の具体的な始め方を解説します。

1.資産運用の目的を明確にする

資産運用を始めるときは、目的を明らかにしておきましょう。資産運用の目的は、人によって様々です。老後の資金を確保する目的でお金を増やしたいと考える人もいれば、住宅購入や教育資金の準備のための手段として資産運用を選ぶ人もいます。

最初に目的を明らかにする必要があるのは、いつまでにいくらのお金が必要なのかによって資産運用の目標金額が変わるからです。必要なお金を確保するには、目標を決めて、それを達成するための計画を立てて資産運用に取り組む必要があります。

2.目的に合った資産運用の方法を選ぶ

目的によって、最適な資産運用の方法は異なります。目的を踏まえたうえで資産運用の方法を選ぶと、達成する可能性も高くなります。目的だけでなく、投資に回せる資金、投資期間、許容できるリスクとリターンのバランスなども考慮して資産運用の方法を選択しましょう。

資産運用の方法を決めたら、その方法に関する具体的な知識や情報を収集します。ここでは、可能な限り幅広い知識や情報を得ることが大切です。準備が整い次第、実際に資産運用を開始してみましょう。なお、資産運用を始めた後も、定期的に戦略を見直す必要があります。

自分に合った資産運用の方法に迷った場合は?

資産運用を始めたいと考えているものの、自分にはどの資産運用の方法が適しているか分からないという人もいるかもしれません。その場合は1人で悩まず、資産運用の専門家に相談すると良いです。具体的には、銀行の相談窓口やファイナンシャル・アドバイザーなどのプロに相談しましょう。

資産運用の専門家に相談すると、自分のライフプラン、資産の現状などを考慮したうえで最適な方法を提案してもらえます。気軽に話を聞いてみましょう。

資産運用を始める際に押さえておきたい重要なポイント

資産運用を始めるうえでは、意識すべきことがあります。ここでは、資産運用を始める際に押さえておきたい重要なポイントを解説します。

初心者であれば少額からスタートする

たとえ余裕資産が多くても、初心者は少額から資産運用を開始しましょう。少額から資産運用を始めれば、万が一うまくいかない場合でも損失を小さく抑えられます。初心者のうちは分からないことが多く思ったように運用できないこともあるので、一歩一歩確認しながら資産運用を始めましょう。資産運用には元本割れのリスクがある点を意識し、無理のない範囲で取り組むことが大切です。

また、少額で始めれば複数の資産運用の方法にもチャレンジできるため、経験や知識を増やせます。実績を積んで自信が出てきたら、運用する金額を少しずつ増やしていきましょう。

長期的な視点で運用する

長期運用とは、数年から数十年かけて資産を運用することです。長期運用を行うことで、上手にリスクをコントールしながら、損失を抑えることが期待できます。

また、長期運用のメリットとしては、複利効果があげられます。複利効果とは、元金に付いた利息に対してさらに利息が付くことです。資産運用を長く続ければ複利効果はどんどん高まり、より効率的に資産を増やせます。資産運用を始める際は、長期的な視点での運用を基本にしましょう。

分散投資する

資産運用に取り組むうえでは分散投資も重要です。分散投資とは、複数の金融商品に投資する方法です。例えば、株式投資のみを行うのではなく、債券投資や投資信託なども同時に行うケースが当てはまります。

分散投資を行うべきなのは、特定の金融商品で損失が発生しても、他の金融商品で利益が出ていれば損失をカバーしやすいからです。複数の金融商品に投資すると、資産運用のリスクを抑えやすくなります。それぞれの金融商品の特徴を把握し、相性も考慮して選択しましょう。

資産運用に挫折してしまうパターンと対策

資産運用を成功させるには、挫折してしまうパターンを押さえておくことも大切です。ここでは、資産運用に挫折してしまうパターンと対策を解説します。

多くの情報に振り回されてしまっている

資産運用については、膨大な情報が溢れています。例えば、インターネットで検索してみると、様々な情報が見つかります。たくさんの情報の中から正しい情報を見抜く知識が必要です。

適切に情報を取捨選択するには、資産運用の基本を身に付けることが大切です。金融機関など信頼できる団体が行っているセミナー、勉強会、アプリなどを活用し、知識を習得しましょう。

自分に合った資産運用の方法を選択できていない

難易度は資産運用の方法によって異なるため、自分に合っていない方法を選ぶと挫折する可能性が高くなります。資産運用の初心者であるにもかかわらず、いきなり難易度の高い方法に挑戦して挫折する人は少なくありません。

例えば、初心者がいきなりFXや仮想通貨で利益を出そうとしても、失敗するケースが多いです。場合によっては大きな損失が出る恐れもあります。資産運用を成功させるには、自分のレベルに合う方法を選択する必要があります。

目的が曖昧なまま資産運用を始めている

資産運用の目的がはっきりしていない場合、自分に合う方法を選びにくくなります。また、目先の利益を優先してハイリスクな金融商品を選ぶ恐れもあります。

資産運用で着実にお金を増やすには時間がかかるため、目的を明確にしたうえで計画的に取り組むことが大切です。既に触れた通り、投資に回せる資金、投資期間、許容できるリスクとリターンのバランスなどについても慎重に検討する必要があります。

まとめ

資産運用の方法としては様々なものがあり、特徴が異なります。初心者でも始めやすい資産運用の方法も多くあるため、自分にとって最適なものを選びましょう。繰り返しになりますが、そのためには、資産運用の目的を明確にすることが大切です。

また、資産運用では損失が発生する恐れがあるため、初心者の方は少額から始めましょう。長期的な視点で取り組み、分散投資も心掛ける必要があります。さらに、資産運用に関する知識も積極的に身に付けるといいでしょう。自分に合う資産運用の方法が分からない場合は、専門家にも相談しながら無理をせず取り組むようにしてください。

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(記事提供元:株式会社WACUL)

  • *本稿に含まれる情報の正確性、確実性あるいは完結性をみずほ銀行が表明するものではありません。
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