クレジットカードのおすすめ国際ブランドは?それぞれの特徴と選び方を解説
公開日:2026年8月3日
目次
- *本記事は、株式会社みずほ銀行が提供しています。
- *記事の制作にあたっては、外部の協力会社に一部業務を委託しています。監修者は、情報の正確性・公平性の観点から監修を行っており、特定の商品やサービスをおすすめするものではありません。
国際ブランドとは、クレジットカードの決済ネットワークを提供する国際的な組織のことです。国際ブランドには主に、Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discover Card・銀聯(UnionPay)の7種類があります。
同じカードでもブランドによって使える国や店舗、受けられる特典が異なるため、ブランド選びはカード選びと同じくらい重要なポイントです。
本記事では、クレジットカードの国際ブランド7種類を詳しく解説します。
クレジットカードの国際ブランドとは?
クレジットカードの国際ブランドとは、世界中の国・地域に広がる独自の決済ネットワークを保有し、そのライセンスを各カード発行会社に提供することで、加盟店での支払いや海外ATMでの現金引出を可能にする仕組みです。
代表的な「5大国際ブランド」は、Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Clubです。なお、近年はDiscoverや銀聯(UnionPay)を含めて「7大国際ブランド」と紹介されることもあります。
国際ブランドとカード発行会社は別の存在であり、カード会社がブランドのネットワーク使用ライセンスを取得することで、そのブランドマークが表示された国内外の加盟店で初めて利用できるようになります。
クレジットカードの主な国際ブランドは7種類
クレジットカードの国際ブランドには、主に以下の7種類があり、総称して「7大国際ブランド」と呼びます。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
- Discover
- 銀聯(UnionPay)
各ブランドは加盟店の規模・対応エリア・付帯サービスの内容が異なるため、自身の利用目的や渡航先に応じて最適なブランドを選びましょう。
Visa
Visaは、200以上の国・地域で展開する世界最大規模の決済ブランドです。加盟店は全世界で1億5,000万店以上に達し、国内外を問わず使いやすい点が特徴です。
Visa自体はクレジットカードを発行しておらず、ライセンスを取得した提携カード会社がVisaブランドのカードを発行するため、国内ほぼすべてのカード発行会社でVisaブランドを選択できます。
クレジットカードを初めて作る場合や、加盟店の多さを優先したい場合に選ばれているブランドです。
Mastercard
Mastercardは、アメリカ発の決済ブランドです。220以上の国・地域でネットワークを展開しています。
独自のグローバルATMネットワーク「Cirrus(シーラス)」を持ち、Cirrusマークのある海外ATMから現地通貨を引き出せるため、海外キャッシングの利便性が高い点が特徴です。
VisaもMastercardも世界的に加盟店網が広いブランドですが、渡航先や利用店舗によって使い勝手が異なるため、よく訪れる国・地域の対応状況を事前に確認しておきましょう。
JCB
JCBは日本発の国際ブランドであり、2025年9月時点のカード会員数は1億7,550万人、加盟店数は約7,100万店と公表されています。
DiscoverやAmerican Expressとの提携により、米国・オーストラリア・ニュージーランド等、元来JCB加盟店が少なかった地域でも利用範囲が拡大しており、海外での利便性は年々向上中です。
また、ハワイ・グアム・ソウル・香港・バンコク・パリ等世界各地に「JCBプラザ」を設置しており、トラブル対応やホテル・レストランの案内まで日本語でサポートを受けられる点も魅力です。
American Express
American Expressは、ニューヨーク発の国際ブランドです。
世界で初めてゴールドカードを発行したステータスカードの先駆者として、富裕層を中心に高い支持を得ているT&Eカードブランドです。
T&Eカードとは、トラベル&エンターテイメントのことで、旅行やエンターテイメント領域でのサービスが充実しているカードを指します。
空港ラウンジや旅行関連特典等、カードによって多彩な付帯サービスを用意しており、世界各地の飲食店・宿泊施設での割引や特典が充実しています。
旅行やグルメの特典は対象カードや提供中のキャンペーン内容によって異なるため、頻繁に海外出張や旅行をする方は発行前に内容を確認しておきましょう。
Diners Club
Diners Clubは、世界で初めて登場したクレジットカードブランドです。その歴史的背景から現在もハイステータスなブランドとして位置づけられ、富裕層向けの戦略を長年貫いてきた点が特徴です。
利用可能枠や旅行保険、空港ラウンジ等の付帯サービスはカードの種類やランクによって異なりますが、プレミアムカード向けのサービスが充実しています。
また、グルメ分野の特典が特に充実しており、1名分のコース料理無料特典や予約困難な人気レストランのキャンセル席を案内するサービス等、食を重視するユーザーから高い評価を得ているブランドです。
Discover Card
Discover Global Networkは190以上の国・地域で利用可能で、ネットワーク全体では3億7,800万枚超のカードが発行され、利用されています。
しかし、日本国内で一般向けに広く発行されているブランドではないため、日本在住者にとっては選択肢になりにくいでしょう。
アメリカへの渡航機会が多い方や、JCBカードを所持しており、米国内での決済可能範囲を広げたい方は、ぜひ押さえておくことをおすすめします。
銀聯(UnionPay)
銀聯(UnionPay)は、中国人民銀行の主導によって設立された中国発の国際ブランドです。中国では銀行口座開設と同時に銀聯カードが発行される慣習から、短期間で世界最大水準の発行枚数を達成しました。
日本では2007年よりカードが発行され、国内でも免税店・百貨店・ドラッグストア・家電量販店・アウトレット等の加盟店舗数は130万を突破しています。
台湾・シンガポール等アジア圏での加盟店も増加を続けており、JCBや他ブランドとの提携を通じて国際的なネットワークをさらに拡大させているブランドです。
自分に合った国際ブランドの選び方
国際ブランドはそれぞれ加盟店ネットワークや付帯サービス、得意な利用シーンが異なるため、自身の生活スタイルや利用目的に合わせてブランドを選ぶ必要があります。以下では、5大国際ブランドの中から自分に合ったブランドを選ぶポイントを解説します。
海外利用が多い人はVisaがおすすめ
Visaは世界200以上の国・地域の加盟店に対応しており、年に複数回海外旅行や出張に行く場合でも渡航先を問わず使えます。そのため、旅先で「カードが使えない」という場面に遭遇するリスクが低い点が特徴です。
海外ATMで現地通貨を引き出す機会が多い場合も、Visaブランド対応ATMの設置数が多いことから、両替所の営業時間や場所を気にせず現金を調達できるでしょう。
初めて海外旅行に行く方やどのブランドを選ぶか迷っている方は、まずVisaを1枚持つと幅広い決済シーンに対応しやすいため、最初の1枚として検討すると良いでしょう。
国内中心に海外でも利用する人はMastercardがおすすめ
Mastercardはヨーロッパ圏の加盟店に強みを持つブランドで、国内での日常使いを軸にしながら、ヨーロッパ方面への旅行や出張にも対応できる点が特徴です。
また、国内のコストコで利用できる唯一のクレジットブランドであるため、コストコを頻繁に利用する方にも向いています。
すでにVisaを持っていて2枚目を検討している場合は、Mastercardを加えることでヨーロッパ圏やコストコでの支払いもカバーでき、組み合わせとして相性が良いブランドです。
日本語サポートを重視する人はJCBがおすすめ
JCBは日本発の国際ブランドで、海外の主要都市にあるJCBプラザ ラウンジで日本語による案内やサポートを受けられる点が特徴です。
また、キャンペーンや特典、チケットサービス等の会員向けサービスも展開しており、日常使いに加えて旅行やレジャーでの活用も検討しやすいブランドです。
そのため、国内利用を中心にしつつ、海外でも日本語で相談できる安心感を重視したい方は、JCBを選択肢に入れてみるとよいでしょう。
ステータス重視の人はAmerican Expressがおすすめ
American Expressはハイステータスカードの先駆者として世界的に知られており、カード自体のブランド価値や提示したときのワンランク上のステータスを求める方に適しています。
年会費はやや高めの傾向にありますが、空港ラウンジの無料利用や海外旅行傷害保険、コンシェルジュサービスといった付帯サービスが充実しており、旅行や出張の頻度が高いほど年会費分の恩恵を受けやすくなっています。
また、将来的にゴールドやプラチナへのランクアップを目指したい場合も、ステータスカードとしての段階的なランク展開が確立されているため、長期的な視点でブランドを選びたい方にもおすすめです。
特典を受けたい人はDiners Clubがおすすめ
グルメや旅行、エンターテインメント分野の特典を重視するなら、Diners Clubがおすすめです。
特にグルメ特典の充実度が高く、対象レストランで2名以上のコース料理を注文すると1名分が無料になるサービスや、予約の取りにくい人気店のキャンセル席情報を案内してもらえるサービスが用意されています。
こうした特典はAmerican Expressと並んでステータス重視の方から選ばれることが多く、食や旅行にこだわりを持つ方はDiners Clubの特典内容をぜひ確認してみましょう。
どの国際ブランドが良いか迷った場合は複数枚持つのもおすすめ
どの国際ブランドを選ぶべきか迷う場合は、利用シーンに応じて異なるブランドを2枚持ちする方法もあります。複数枚持つことで、以下のメリットがあります。
- 国内外で決済できる場面が増える
- カードごとの特典・割引・ポイント還元率の違いをシーンに応じて使い分けられる
- 盗難・紛失等で1枚が使えなくなった際にも別ブランドのカードで対応できる
- ポイントを合算できるケースがある
ただし、枚数が増えるほど支払管理や年会費の負担も増えるため、まずは2枚から始め、利用頻度や渡航先に合わせて最適な組み合わせを見極めましょう。
国際ブランド選びと併せて「みずほ楽天カード」も検討しよう
みずほ楽天カードは、年会費永年無料で利用でき、日常のお買い物を通じてポイントを貯めやすいクレジットカードです。
条件を満たすことで、みずほポイントと楽天ポイントの双方が進呈される*「Wポイントプラン」を利用でき、普段の支払いを無理なくお得につなげることができます。
- *みずほポイントは上限あり
年会費がかからないため、継続して利用しやすく、普段使いからネットショッピングまで様々なシーンに対応しています。
クレジットカードを初めて持つ方から、現在のカードを見直したい方まで、幅広い方が検討しやすい内容となっています。
まとめ
国際ブランドはそれぞれ得意なエリアや特典が異なるため、自分の利用スタイルに合ったブランドを選ぶことが大切なポイントです。
海外利用が多い方はVisaやMastercard、日本語サポートを重視する方はJCB、充実した付帯サービスを求める方はAmerican ExpressやDiners Clubがおすすめです。
どのブランドにするか迷う場合は、異なるブランドを組み合わせた複数枚持ちも選択肢に入れてみましょう。
監修者情報
内山貴博(うちやま たかひろ)
- 1級FP技能士・CFP
大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。