マイルが貯まるクレジットカードとは?選び方や効率的な貯め方、使い方を解説
公開日:2026年5月12日
目次
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マイルが貯まるクレジットカードは、日常の買い物や公共料金の支払いを通じてマイルを貯められるのが特徴です。航空会社提携カードなら搭乗時にボーナスマイルが得られ、ポイント交換型カードなら貯めたポイントをマイルへ交換できます。
ただし年会費や還元率、マイルの有効期限はカードごとに異なるため、ライフスタイルに合わせた選択が重要です。本記事では選び方から効率的な貯め方、使い方まで解説します。
マイルとは?
マイルとは、航空会社が運営する「マイレージプログラム(マイレージサービス)」に入会することで貯められるポイントのことです。飛行機の搭乗だけでなく、日常の買い物等でも獲得できます。
貯まったマイルは、特典航空券への交換や座席のアップグレード、電子マネーや商品との交換等に使えます。マイルは「無料航空券だけのためのもの」ではなく、様々な特典と交換できるポイントと考えると分かりやすいです。
航空会社ごとにマイレージプログラムの名称や特典内容は異なります。代表例として、JALは「JALマイレージバンク」、ANAは「ANAマイレージクラブ」という名称で運営しています。
マイルが貯まるクレジットカードの種類
マイルが貯まるクレジットカードには複数の種類があり、カードによって貯め方や特典内容が異なります。代表的なのは「直接マイルが貯まるタイプ」と「ポイントをマイルへ交換できるタイプ」の2つです。
前者はカード利用分が航空会社のマイルとして積算され、後者は一度カード会社のポイントを貯めて、必要なタイミングでマイルへ交換します。自分の旅行頻度や利用額に応じて選ぶことが重要です。
航空会社提携カード
航空会社提携カードとは、JALやANA等の航空会社(グループ会社または提携カード会社)が発行するカードで、カード利用やフライトでマイルが貯まります。日常の決済でマイルを積み上げつつ、搭乗でもマイルを獲得できるため、特定の航空会社をよく利用する場合に相性が良いとされています。
フライト時に通常のマイルに加えてボーナスマイルが付与される他、入会時や毎年の継続時にもボーナスマイルを獲得できる特典がある点も特徴です。搭乗機会が多い人ほど、ボーナス分も含めてマイルが貯まるスピードを実感しやすくなります。
また、航空券の購入や機内販売での割引、空港ラウンジの利用等、航空会社独自の特典も充実しています。こうした特典は航空会社やカードのグレードによって内容が異なるため、よく使う航空会社のサービスを中心に確認すると選びやすくなります。
ポイントをマイルに交換できるカード
ポイントをマイルに交換できるカードとは、クレジットカード会社独自のポイントプログラムでポイントを貯め、そのポイントを航空会社のマイルに交換できるタイプのカードです。まずはポイントとして貯めておき、旅行の予定に合わせてマイルへ移行するといった使い方ができます。
カード会社ごとに交換レートや交換可能なマイルの種類が異なり、複数の航空会社のマイルから選択できる柔軟性がある点が特徴です。そのため、特定の航空会社にこだわらず幅広いマイルに交換したい方や、ポイントの使い道を柔軟に選びたい方に向いているカードといえます。
また、年会費無料のカードでも、貯めたポイントをANAマイル等に交換できるカードがあります。まずは年会費無料カードでポイントを貯め、必要に応じてマイルへ交換する方法もあるため、「マイルを本格的に貯める前のお試し」として活用できます。
マイルが貯まるクレジットカードを利用するメリット
マイルが貯まるクレジットカードを利用することで、通常の航空券購入やフライトだけでは得られないメリットを受けられます。ここでは、主な3つのメリットを整理します。
マイルの有効活用で旅行費用を節約できる
貯めたマイルを特典航空券に交換すれば、国内線や国際線の航空券を無料で取得でき、旅行費用を削減できます。航空券代の負担を抑えられるため、旅行の計画が立てやすくなります。
また、マイルを航空会社のポイントやコインに交換することで、航空券やツアー代金の支払いに利用でき、足りない分だけ現金で補うといった柔軟な使い方も可能です。特典航空券に必要なマイル数に届かない場合でも、活用しやすい点がメリットです。
さらに、座席のアップグレードにもマイルを活用できます。エコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレード等、快適な旅を追加費用を抑えて実現できる点は、マイルならではの魅力です。
通常より多くのマイルを獲得できる
航空会社提携カードでは、入会時や毎年の継続時、搭乗時等にボーナスマイルが付与されます。通常のフライトマイルに加えて追加のマイルを獲得できるため、マイルが貯まるスピードが早くなる点がメリットです。
また、カードのグレードが高いほど、ボーナスマイルの付与内容や積算条件が優遇される場合があります。一般カードと比較してゴールドカードやプレミアムカードでは、より効率的にマイルを貯められるケースがあるため、自分がどの程度マイルを重視するかを踏まえて検討すると良いでしょう。
旅行関連の特典やサービスが充実している
カード会社や航空会社によって、機内販売の割引や空港店舗の優待、ラウンジ利用等多様な特典が用意されています。マイル以外のメリットも得られるため、旅行のたびに便利さを感じやすくなります。
カードのグレードが高いほど受けられる特典の内容が充実し、ビジネスクラス専用カウンターの利用や優先搭乗等、より上質な旅行体験ができる場合があります。移動のストレスを減らしたい人にとって、こうしたサービスは選択の決め手になり得ます。
また、海外旅行傷害保険が付帯しているカードも多く、旅行時の万が一のトラブルに備えられるため安心して旅行を楽しめます。保険の適用条件や補償内容はカードにより異なるため、利用前に確認しておきましょう。
マイルが貯まるクレジットカードを利用するデメリット
マイルが貯まるクレジットカードには魅力的なメリットがある一方で、利用前に理解しておくべきデメリットもあります。ここでは、代表的な注意点を確認します。
年会費がかかる場合がある
航空会社提携カードの多くは年会費が設定されており、カードのグレードによって数千円から数万円まで幅広い金額が毎年発生します。特典が手厚いほど年会費が上がる傾向があるため、自分に必要なサービスを見極めることが大切です。
初年度は年会費無料でも2年目以降は有料になるカードや、一定の利用条件を満たさないと年会費が発生するカードもあります。申込前に、無料期間や条件の有無を確認する必要があります。
カード利用額やマイルの獲得量が少ない場合、年会費の負担に見合うメリットを得られない可能性があります。自分の利用頻度と照らし合わせて検討しましょう。
マイルの有効期限がある
多くの航空会社のマイルには有効期限が設定されており、期限までに使用しないとマイルが失効してしまいます。せっかく貯めたマイルでも、使わないまま期限を迎えると価値をいかせません。
有効期限内に特典と交換できるだけのマイルを貯められなかった場合や、マイルの残高管理を怠った場合、貯めたマイルが無駄になることがあります。とくに、飛行機に乗る頻度が低い人は、気づかないうちに期限が近づいているケースも考えられます。
マイルの有効期限は航空会社によって異なるため、利用するマイレージプログラムの条件を確認しておきましょう。
マイルが貯まるクレジットカードの選び方
自分のライフスタイルや旅行計画に合わせて、最適なカードを選択する必要があります。貯めたいマイルの種類、還元率、年会費と特典のバランス、ボーナスマイルの内容を軸に比較することが重要です。
貯めたいマイルの種類で選ぶ
利用する航空会社のマイルが貯まるカードを選ぶと、搭乗時のボーナスマイルや特典航空券への交換がスムーズになります。普段から利用する航空会社がある人ほど、提携カードのメリットをいかしやすいでしょう。
一方、特定の航空会社を頻繁に利用しない場合は、複数の航空会社マイルに交換できるポイントプログラムを持つカードが便利です。行き先や便の選び方が都度変わる場合でも、ポイントから移行先を選べることで柔軟に対応できます。
よく使う路線や行き先を基準に、自分の移動範囲をカバーする航空会社のマイルを貯めると使いやすくなります。国内中心か海外中心か等、利用シーンを想定して選ぶのがポイントです。
マイル還元率で選ぶ
マイル還元率とは、カード利用額に対してどれだけマイル相当が付与されるかの目安です。同じ金額を使ってもカードによって貯まるマイル数が変わるため、効率良く貯めたい場合は必ず確認しておきたい項目です。
例えば、200円=1マイル貯まるカードや100円=1マイル貯まるカード等、グレードで還元率が異なるケースがあります。年間の利用額がどの程度かを踏まえて、どの還元率が自分に合うか考えると判断しやすくなります。
一般的に、年会費が高いカードほど還元率が良い傾向があります。年間のカード利用額が多ければ年会費を上回るマイルを獲得できることもあるため、年会費と合わせて比較する視点が欠かせません。
年会費と特典のバランスで選ぶ
年会費は無料から数万円までカードによって幅があり、年会費が高いほど付帯保険や空港ラウンジ等の特典が充実する傾向があります。マイルを貯める目的だけでなく、旅行時にどんなサービスを受けたいかも含めて考えると選びやすくなります。
年会費に見合うマイルや特典が得られるかは、自分の旅行回数や利用金額で計算して判断しましょう。旅行保険やラウンジ利用の機会が多い人ほど、年会費の価値を感じやすくなります。
初年度年会費無料や条件達成で年会費が優遇されるカードもあります。いきなり上位カードにするのではなく、まず使ってから継続するか決めるのも選択肢の一つです。
ボーナスマイルの内容で選ぶ
入会時や毎年の継続時に付与されるボーナスマイル数を比較し、カードを持っているだけで貯まるマイル数が多いカードを選ぶと効率的です。特に、毎年継続する前提で考える場合は、継続特典の有無や内容が影響します。
また、搭乗ごとに加算されるフライトボーナスマイルの付与率を確認し、飛行機に乗る回数が多い場合は付与率が高いカードを選ぶと、貯まり方に差が出やすくなります。
さらに、年間利用額に応じてボーナスマイルが付与されるカードもあります。普段のカード利用額が多い場合は、利用額連動型のボーナス制度があるカードを選ぶと良いでしょう。
クレジットカードで効率的にマイルを貯める方法
飛行機に乗る機会が少なくても、日常の買い物や公共料金の支払いをカードにまとめるだけでマイルを貯めることができます。日常の支払いを「継続的に」「無理なく」カード決済へ切り替えることが、効率化の基本です。
日常の買い物
スーパーやコンビニ、ドラッグストア等、毎日の食料品や日用品の購入でカードを使うとマイルが貯まります。小さな支払いでも回数が多いため、日常の決済をカードへ集約するほど積み上げ効果が期待できます。
特約店や提携店舗でカード決済すると通常より多くのマイルが付与され、日常利用でも効率的に貯められます。普段よく行く店舗が対象になっているかどうかで、貯まり方が変わる点は押さえておきたいポイントです。
カード会社ごとに提携店舗や還元率が異なるため、自分がよく利用する店舗が提携しているかを確認して選びましょう。
公共料金の支払い
電気・ガス・水道等の光熱費や携帯電話代、インターネット通信費の支払いでも、カードを使えばマイルを貯められます。買い物と違って使い忘れが起きにくく、毎月の支払いを自動的にマイル獲得につなげられる点がメリットです。
公共料金は毎月必ず発生する固定費なので、年間で見ると相当数のマイルが貯まります。まずは主要な固定費からカード払いへ切り替えると、無理なく積み上げやすくなります。
航空券の購入
航空会社のウェブサイトや提携サイトで航空券を購入する際にカード決済すると、マイルを貯められます。搭乗で得られるマイルとは別に、決済分としてのマイル(またはポイント)も積み上げられるため、旅行や出張の予定がある人にとって重要な貯めどころです。
航空会社やカードによっては、航空券購入時にポイント/マイルの付与が優遇されることがあります。出張や旅行が多い人ほど効率的に貯められる可能性があるため、航空券購入時の扱いも確認しておくと良いでしょう。
航空券の購入は金額が大きいため、一度の利用で多くのマイルを獲得できる点も特徴です。
提携店舗での利用
カード会社が指定する特約店や提携店舗でカードを利用すると、通常より多くのマイルを貯められます。マイルを効率良く増やしたい場合は、「どこで使うか」も重要な視点になります。
提携店舗には飲食店や家電量販店、百貨店等、幅広いジャンルがあります。日常の様々な場面で活用できるため、生活スタイルに合う提携先が多いカードを選ぶと使いやすくなります。
提携店舗はカード会社のウェブサイトやアプリで検索できます。自分の生活圏内にある店舗を事前に確認しておくと、迷わず活用できます。
クレジットカード利用で貯まったマイルの使い方
クレジットカードの利用で貯まったマイルは、様々な使い方ができます。旅行に直結する使い道から日常で消化できる使い道まで幅があるため、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが可能です。
航空券に交換する
貯まったマイルを特典航空券へ交換すれば、現金を使わずに国内線や国際線の旅行を楽しめます。旅行費用のうち大きな割合を占めやすい航空券代を抑えられる点が魅力です。
必要マイル数は路線や搭乗日により異なり、国内線は片道数千マイルから交換できるとされています。使いたい路線や時期が決まっている場合は、必要マイルの目安を先に確認しておくと計画が立てやすくなります。
また、特典航空券は搭乗者を自由に指定できるため、両親への旅行プレゼントや友人との旅行費用の節約に活用できます。自分以外の人のために使える点も、マイルの便利なポイントです。
座席のアップグレードに使う
保有マイルを使えば、購入済み航空券の座席をエコノミーからビジネス、ビジネスからファーストへアップグレードでき、より快適な空の旅を実現できます。移動時間の過ごしやすさを重視したい場合に選ばれやすい使い方です。
追加料金を現金で支払うより少ないマイル数でアップグレードでき、広い座席や充実した機内サービスを体験できます。ただし、アップグレードの対象となる運賃や座席数には条件があるため、利用前に確認が必要です。
国際線の長距離フライトでアップグレードを活用すれば、疲労を軽減しながら目的地へ到着できます。移動の負担を減らしたい人にとって、マイルの有効な使い道となるでしょう。
電子マネーやポイントに交換する
貯まったマイルを提携する電子マネーや他社ポイントへ交換できる場合があり、コンビニやスーパーでの日常の買い物に充当できます。旅行の予定がしばらくないときでも、マイルを使って生活の支出を抑えられるのが利点です。
旅行機会が少ない場合でもマイルを無駄にせず、普段の生活費の節約に役立てられます。マイルが失効しそうなときの選択肢としても考えやすいでしょう。
交換可能な電子マネーやポイントの種類は航空会社により異なるため、自分がよく使うサービスへ交換すれば利便性が高まります。交換条件は変更されることもあるため、最新情報の確認が重要です。
商品やギフト券に交換する
航空会社が運営するオンラインショッピングサイトで、マイルを家電やグルメ、トラベルグッズ等豊富な商品と交換できます。旅行以外の用途にも広げたい場合に便利な使い方です。
ギフト券やクーポンへの交換も可能で、欲しい商品を自由に選んで購入する使い方もできます。日常の買い物や、ちょっとした贈り物の費用を抑える目的でも活用しやすいでしょう。
マイルで交換した商品を自分へのご褒美や家族へのプレゼントに活用すれば、出費を抑えながら生活を充実させられます。交換できる商品は変わることがあるため、選ぶ際はラインアップを確認しておくと安心です。
ポイント還元を重視するなら「みずほ楽天カード」
ポイント還元を重視してクレジットカードを選びたい方にとって、年会費無料で利用できるかどうかは重要な判断基準です。
みずほ楽天カードは年会費無料で利用でき、日常のお買い物やみずほ銀行の取引に応じてポイントが貯まります。
条件を満たすことで、みずほポイントと楽天ポイントの双方が進呈される*「Wポイントプラン」を利用できる点も特長です。
- *みずほポイントは上限あり
日常利用からネットショッピングまで、ポイントを意識して活用したい方にとって、メリットを得やすいクレジットカードといえるでしょう。
まとめ
マイルが貯まるクレジットカードは、日常の支払いでマイルやポイントを貯められ、特典航空券や座席アップグレード等に活用できます。カード選びでは航空会社や還元率、年会費と特典のバランス、ボーナスマイルの内容を比較して自分に合ったものを見付けましょう。
公共料金の支払いや提携店舗での利用を活用すれば、搭乗機会が少なくても効率的にマイルを貯められます。貯まったマイルは特典航空券や電子マネー、商品との交換等多様な使い方ができ、旅行や生活を豊かにできます。
監修者情報
内山貴博(うちやま たかひろ)
- 1級FP技能士・CFP
大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。