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クレジットカードの残高不足は1回目でも信用情報に影響する?対処法やリスクを解説

公開日:2026年6月12日

クレジットカードの残高不足は1回目でも信用情報に影響する?対処法やリスクを解説
  • *本記事は、株式会社みずほ銀行が提供しています。
  • *記事の制作にあたっては、外部の協力会社に一部業務を委託しています。監修者は、情報の正確性・公平性の観点から監修を行っており、特定の商品やサービスをおすすめするものではありません。

「口座への入金を忘れていた」「支払いが重なって請求金額が高くなってしまった」等、残高不足が原因でクレジットカードの支払いが遅れることがあります。

一般的に、支払い遅れが1回あっても、すぐに支払えば信用情報に事故情報(いわゆる異動情報)が登録される可能性は低いとされています。ただし、延滞が続くとクレジットカードやローンの審査に影響する可能性があります。

本記事では、残高不足でクレジットカードの支払いができなかった方に向けて、信用情報への影響や対処法を解説します。

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クレジットカードの残高不足が1回目でも信用情報に登録される?

うっかり入金を忘れてクレジットカードの支払いができなかった場合、信用情報に未入金の事実が登録されることがあります。信用情報とは、クレジットカードやローン等の取引情報をまとめた個人情報であり、信用情報機関が管理しています。

この情報は、クレジットカードやローンの審査で申込者の信用力を判断する材料の一つとして利用されます。金融機関は、返済状況等を確認し、返済能力を総合的に判断しています。

一般的に、残高不足でクレジットカードの支払いが1回遅れても、すぐに支払えば大きな影響は生じないとされています。ただし、信用情報が登録・更新されるタイミングはカード会社によって異なるため、短期間の延滞でも支払い遅れの履歴が登録される可能性があります。

そのため、「1回目の遅れであれば信用情報には一切残らない」とは言い切れません。状況やタイミング次第で記録される可能性がある点は押さえておきましょう。

延滞が続くと異動情報が登録される可能性がある

延滞が1回であっても、その後長期間支払いがない場合は、信用情報に異動情報が登録される可能性があります。異動情報とは、信用情報に登録される事故情報のことで、具体的には長期の延滞、代位弁済、強制解約、債務整理等が該当します。

短期の「未入金の事実」と、事故情報にあたる「異動情報」は同じではありません。延滞が長引くと、より重い情報として扱われ、その後のクレジットカードやローンの利用に大きな影響が及びます。

異動情報が登録されると、クレジットカードやローンの審査に通過しにくくなります。審査に通りにくい状態になっていることを「ブラックリストに載る」と表現することがありますが、これは異動情報が登録されている状態を指す俗語です。

実際に「ブラックリスト」という物理的なリストが存在するわけではありません。あくまで、信用情報に重いマイナス情報が登録された状態を指す言い方です。

残高不足で支払い(引き落とし)ができなかったときの対処法

残高不足でクレジットカードの支払いができなかったときは、以下の流れで対処するのが基本です。

① カード会社に連絡を入れる
② カード会社所定の方法で支払う

なお、対応の流れはカード会社によって異なります。自己判断で進めるのではなく、必ずカード会社からの案内に沿って行動しましょう。

①カード会社に連絡を入れる

クレジットカードの支払いが遅れたときの対応方法は、カード会社ごとに異なります。引き落としができなかったことに気付いたら、まずカード会社からEメールやSMS等の連絡が届いていないかを確認し、速やかにカード会社へ連絡しましょう。

既に連絡が届いている場合は、その案内に支払方法や問い合わせ先等が記載されていることがあります。落ち着いて内容を確認し、指示に従って対応しましょう。

②カード会社所定の方法で支払う

未払分は、カード会社所定の方法で速やかに支払います。カード会社によって異なりますが、主な支払方法には、再引き落とし、口座振込、コンビニ払い等があります。

再引き落としが行われる場合は、日程を確認したうえで、早めに引き落とし口座へ入金しましょう。再引き落としの有無や回数、日程はカード会社やクレジットカードの種類、引落口座の金融機関によって異なるため、「次は自動で引き落とされるはず」と決めつけてはいけません。

案内に沿って、再引き落としの有無や日程、条件を必ず確認しておきましょう。

一方、再引き落としが行われない場合は、口座振込やコンビニ払い等で支払う必要があります。振込先口座は利用者ごとに異なるケースがあるため、カード会社からの案内や問い合わせ窓口で必ず確認しましょう。

コンビニ払いは、スマートフォンの支払用バーコードや紙の振込依頼書を用いて支払う方法が一般的です。案内された手順通りに支払いを行い、期限内に入金しましょう。

クレジットカードの支払いが遅れるリスク

残高不足でクレジットカードの支払いが遅れると、信用情報への影響以外にも、以下のようなリスクが生じる可能性があります。

  • クレジットカードの利用が一時的に停止される
  • 遅延損害金が発生する
  • カード会社から書面が届く

ここでは、数日~数週間程度の支払い遅れで想定されるリスクを取り上げます。

また、延滞が続くと会員規約等に基づき、強制解約や一括請求等の措置が取られる可能性があります。支払いを後回しにするほど、不利益が大きくなりやすいため注意が必要です。

クレジットカードの利用が一時的に停止される

クレジットカードの支払いが遅れると、完了するまで一時的にカードの利用が停止される場合があります。未払分を入金すれば原則として再び利用できるようになりますが、カード会社側で入金確認が完了してから再開されるため、数日かかることもあります。

支払手続を済ませたつもりでも、カード会社が入金を確認するまで決済できない可能性があります。急な支払予定がある場合は、利用再開までの時間も見込んで早めに対応しましょう。

遅延損害金が発生する

クレジットカードの支払いが遅れると、遅延損害金が発生します。遅延損害金とは、支払いが遅れた期間に対して発生する追加の費用(損害金)のことです。

計算式は、遅延損害金 = 利用金額 × 遅延損害金利率 ÷ 365日(うるう年は366日)× 延滞日数とされています。遅延損害金の利率は、クレジットカードの会員規約等で確認できます。

遅延損害金は、支払日の翌日から完了日までの日数分に応じて発生します。1日でも早く支払うほど、遅延損害金の負担を抑えられます。

延滞が短期間であっても、日数に応じて負担が増える可能性があるため、「少しの遅れだから大丈夫」と考えず、できるだけ早く支払うことが大切です。

カード会社から書面が届く

クレジットカードの支払いが確認できない状態が続くと、EメールやSMS等での連絡に加え、支払方法の案内や振込依頼書、督促状等の書面が届く可能性があります。書面は登録住所に届くことが一般的です。

自宅に書面が届くと、家族が封書を目にして、延滞の事実が伝わることがあります。家計を一緒に管理している場合等は、事情を共有せざるを得ないこともあります。

なお、「クレジットカードの督促状は1週間〜1ヵ月の延滞で届く」とする情報もありますが、各カード会社公式サイトの明確な記述は確認できません。あくまで参考情報として捉える必要があります。

実際の連絡方法やタイミングはカード会社によって異なるため、利用しているカード会社の案内を確認し、書面が届いた場合は放置せずに早めに対応しましょう。

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クレジットカードの残高不足を起こさないための対策

クレジットカードの残高不足を起こさないための対策

残高不足を防ぐには、日々の管理と仕組みづくりで「うっかり」を減らすことがポイントです。ここでは、その具体的な対策を解説します。

  • 利用状況や口座残高をこまめに確認する
  • 給与振込口座を引き落とし口座に設定する
  • 支払日の数日前に通知が届くように設定する
  • 銀行の自動送金サービスを利用する
  • 分割払いやリボ払いに変更する

利用状況や口座残高をこまめに確認する

クレジットカードは、手もとにある金額以上の支払いができるため、使いすぎを防ぐためにも利用状況をこまめに確認することが大切です。クレジットカードの利用状況は、一般的に会員サイトやアプリから確認できます。

まずは「いまいくら使っていて、次回いくら引き落とされるか」を把握し、必要に応じて支払口座へ資金を移す等、早めに準備しましょう。

併せて、引き落とし口座の残高を確認する習慣を身に付けておくと安心です。クレジットカードの利用状況だけで判断せず、引き落とし口座の残高も併せて確認することが、残高不足による延滞の防止につながります。

給与振込口座を引き落とし口座に設定する

給与振込口座をクレジットカードの引き落とし口座に設定しておくと、入金の手間が減り、支払日に残高不足が発生するリスクを抑えられます。毎月の入金作業が不要になれば、「移し忘れ」による延滞も防ぎやすくなります。

ただし、給料日からクレジットカードの支払日までの間に、家賃等の固定費の支払いがある場合は注意が必要です。請求金額が想定より高くなったときも、残高不足が生じる可能性があります。

他の引き落とし分も踏まえ、口座残高に余裕を持たせておくことが重要です。給与振込口座と引き落とし口座を同一にしている場合でも、残高を確認する習慣は継続しましょう。

また、クレジットカードによっては、引落口座を特定の銀行にすることで、ポイント還元等の特典を受けられる場合があります。給与振込口座を対象の銀行にしておけば、残高不足を防ぎやすくなるうえに、お得にカードが利用できるため、お持ちのカードの特典内容を確認してみましょう。

支払日の数日前に通知が届くように設定する

支払日の数日前に通知が届くように設定しておくと、引き落とし前に口座残高を確認できます。入金の時間を確保しやすくなり、延滞の防止につながります。

通知の方法は、スマートフォンのリマインダー機能を利用する、カレンダーアプリに予定として登録する、紙のカレンダーに書き込む等、続けやすい方法を選びましょう。

自分に合った方法で無理なく続けられる形にしておくことが、結果として「うっかり」を減らすことにつながります。

銀行の自動送金サービスを利用する

給与振込口座とクレジットカードの引落口座が異なる場合は、銀行の自動送金サービスを利用する方法もあります。自動送金サービスとは、毎月決まった日に、あらかじめ設定した金額を指定の振込先に自動で振り込むサービスです。

一度設定すれば原則として自動振込が継続されるため、「毎月振り替えを行う」という作業を減らせます。結果として、残高不足のリスクを抑えやすくなります。

毎月の資金移動を「都度対応」から「自動の仕組み」に変えておくと、忙しい時期でも対応しやすくなります。設定内容や手数料は銀行によって異なるため、利用前に確認しておきましょう。

分割払いやリボ払いに変更する

支払いが重なり、一時的に口座残高が不足する場合は、支払方法の見直しを検討しても良いでしょう。クレジットカードによっては、支払時に1回払いを指定していても、後から分割払いやリボ払いに変更できる場合があります。

分割払いやリボ払いに変更すると、1回当たりの支払額を抑えられるため、口座残高とのバランスを取りやすくなります。急な出費が重なったとき等、一時的に負担を軽くしたい場合に役立つ方法です。

一方で、後からの変更には注意点があります。店舗で分割払いを指定する場合は2回払いまで手数料無料となるのが一般的ですが、後から分割払いに変更する場合は、2回払いでも手数料がかかったり、そもそも1回払いから2回払いへ変更できなかったりするケースもあります。

さらに、カード会社によっては、店舗で分割払いを指定した場合よりも、後から分割払いに変更した方が、手数料率が高く設定されていることもあります。

負担を一時的に平準化できる反面、総支払額が増えるという側面も理解しておきましょう。変更の可否や条件はカード会社や商品によって異なるため、事前に会員規約や案内を確認しておきましょう。

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まとめ

クレジットカードの支払いが1回遅れても、すぐに支払えば、信用情報に異動情報が登録される可能性は低いとされています。

ただし、延滞が長期にわたると異動情報が登録され、クレジットカードやローンの審査に影響する可能性があります。支払いを放置するほど、状況は悪化しやすいため、注意が必要です。

残高不足に気付いたら、できるだけ早くカード会社へ連絡し、案内に沿って所定の方法で支払いを行いましょう。そのうえで、再発防止のために利用状況や口座残高をこまめに確認する、支払日前に通知が届くように設定する、給与振込口座や自動送金サービスを見直すといった対策も併せて行うことが大切です。

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監修者情報

監修者情報

内山貴博(うちやま たかひろ)

  • 1級FP技能士・CFP

大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。

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