クレジットカード決済の返金対応とは?手続きの流れやタイミング、注意点を解説
公開日:2026年5月12日
目次
- *本記事は、株式会社みずほ銀行が提供しています。
- *記事の制作にあたっては、外部の協力会社に一部業務を委託しています。監修者は、情報の正確性・公平性の観点から監修を行っており、特定の商品やサービスをおすすめするものではありません。
クレジットカードで支払った後に購入をキャンセルすると、返金処理が実施されます。現金のやり取りがないため、本当に返金されたのか不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、クレジットカードの返金処理の基本的な仕組みを解説します。返金の流れやタイミング、確認方法や注意点も紹介します。
クレジットカードの返金手続の流れ
クレジットカードの返金は、購入者がキャンセルまたは返品を申し出て、店舗側が条件を確認し、問題がなければクレジットカード会社へ返金依頼を行う流れが基本です。
返金手続は、まず店舗で行われ、その後にクレジットカード会社側の返金処理が進みます。
店舗でクレジットカード決済をした場合
店舗で購入した商品をキャンセルしたい場合は、購入者が店舗にキャンセル希望を伝えることから始まります。
店舗側はレシートの有無や期限、商品状態等、店舗が定めるキャンセル条件を確認します。条件を満たして店舗が了承すると、店舗からクレジットカード会社に売上取消(返金)処理が行われる仕組みです。その後、クレジットカード会社側で請求の取り消しや返金処理が行われます。
キャンセルは店舗に限らず、郵送や電話で受け付けている店舗もあります。手続方法は、店舗の公式ウェブサイトやレシートの記載事項等で事前に確認しておきましょう。
インターネットショッピングでクレジットカード決済をした場合
インターネットショッピングの場合は、購入者がEメールや問い合わせフォーム等でキャンセル希望を伝えます。店舗側がキャンセル条件を確認し、問題がなければクレジットカード会社へ売上取消(返金)処理をします。返金の流れ自体は、店舗での決済と同様です。
返品を伴うケースでは、店舗側が返品された商品を受け取ってから返金処理を行うことが一般的です。返金までの期間には「店舗が返品を受領して確認する時間」と「クレジットカード会社側の処理や利用明細への反映」の両方が影響します。
クレジットカードの返金が実施されるタイミング
返金がいつ反映されるかは、店舗側の返金処理のタイミングや、売上処理がどこまで進んでいるかによって変わります。特に、カードの締め日前後では、請求への計上や相殺のされ方が変わる点を押さえておくことが大切です。
締め日前に返金処理が完了した場合
仮売上の状態、もしくは購入と同日に返金処理をした場合は、購入と返金が相殺され、その日のうちに返金が実施されることがあります。
一方、既に売上が確定している場合や、購入の翌日以降に締め日前で返金処理を行った場合は、請求額と返金額が同一明細内で相殺され、差引ゼロとなることがあります。
明細上は、同じ請求月の中で「利用」と「返金(マイナス)」が並ぶ、または金額が相殺された形で表示されます。
締め日後に返金処理が完了した場合
締め日以降に返金処理が完了した場合は、一旦、購入金額が請求されます。
その翌月に返金が行われ、請求額から返金分が差し引かれる形で調整されます。明細上は、翌月以降の請求で返金分がマイナス計上される等、クレジットカード会社の処理サイクルに沿って反映されます。
クレジットカードの返金処理が完了したか確認する方法
返金処理が完了したかどうかは、クレジットカードの利用明細で確認が可能です。該当の利用明細がマイナス表示になっている、または請求額から差し引かれていることが確認できれば、返金処理が完了したと判断できます。
返金処理が利用明細に反映されるまでには、クレジットカード会社や締め日によって異なりますが、目安として2~3週間ほどかかることがあります。
店舗側の処理からクレジットカード会社側の反映までに時間差が出る場合があるため、手続直後に明細に表示されていなくても、すぐに未返金と決めつけないようにしましょう。
また、クレジットカード会社によっては、返金処理完了時にEメールで通知するサービスを提供していることもあります。通知の有無や設定方法は、クレジットカード会社の案内で確認しましょう。
クレジットカードの返金についての注意点
クレジットカードの返金は現金の受け渡しがない分、手続きや明細の見え方で戸惑いやすい側面があります。ここでは、返金時に特に押さえておきたい注意点を整理します。
原則として現金で返金されることはない
原則として、返金はクレジットカード決済の取り消しや減額処理によって行われるため、現金で返金されることはありません。
クレジットカード決済では、店舗側が決済手数料を支払う仕組みになっています。現金で返金した場合、店舗が支払った決済手数料が戻らないことがあり、その分が店舗側の負担となる可能性があります。
また、クレジットカード会社の加盟店規約で、現金による返金を禁止していることもあります。返金方法については、まず店舗の案内を確認することが必要です。
返金処理をするとクレジットカードのポイントも取り消される
クレジットカードのポイントは通常、購入金額に応じて付与されるため、返金処理をするとポイントも取り消されます。既に付与されたポイントが、後日マイナスされる場合もあります。
キャンセルによって利用金額がなかったことになるため、ポイントも同様に調整される点に注意しておきましょう。
送料や割引額が変わる可能性がある
インターネットショッピングの場合は、返品時に送料が発生することがあります。一定金額以上の購入で送料が無料になる、割引が適用されるといった条件がある場合、返品によって購入金額が条件を下回ると、送料が発生したり、割引額が変更されたりすることがあります。
返金額が「支払った金額そのまま」とは限らず、返品後の注文内容や条件によって調整される可能性があります。事前に、店舗側の案内で送料や割引の扱いを確認しておくと安心です。
クレジットカードの返金に関するよくある質問
ここでは、クレジットカードの返金で疑問になりやすい点を解説します。
どのようなケースで返金処理が実施される?
購入者が返品を行い、店舗側が了承したときに返金処理が実施されます。
そのほか、不正利用が発覚したとき、誤って二重請求が発生したとき、金額に誤りがあったとき等も返金処理の対象となります。返品・キャンセルといった通常の手続きだけでなく、請求内容に関するトラブルがきっかけで返金に至るケースもあるでしょう。
いつまで経っても返金処理が実施されない場合はどうする?
目安として、2ヵ月経っても返金処理が実施されていない場合は、まず店舗に問い合わせます。返金の起点は店舗側の処理であるため、店舗が返金手続を進めているかを確認することが重要です。
店舗が既に返金処理を実施しているにもかかわらず、利用明細に反映されていない場合は、クレジットカード会社に問い合わせます。問い合わせの前に、利用日や金額等、明細で確認できる情報を整理しておくとスムーズです。
普段使いするならポイントが貯まりやすい「みずほ楽天カード」
みずほ楽天カードに入会される際には、事前にいくつかのポイントを確認しておくことが重要です。
みずほ楽天カードは年会費無料で利用できますが、楽天ポイントとみずほポイントの双方が進呈される*「Wポイントプラン」は、一定の条件を満たした月から最長1年間が対象となります。
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また、支払口座はみずほ銀行の普通預金口座に限られるため、口座を持っていない場合は事前に開設が必要です。
入会後に条件を満たせなかった場合、想定していた特典を受けられない可能性もあるため、ウェブサイトで最新の条件や注意事項を確認したうえで申し込んでください。
まとめ
クレジットカードの返金処理状況は、クレジットカード会社のウェブサイトや会員ページで利用明細をこまめに確認しましょう。明細では、返金がマイナス表示として反映される場合や、請求額から差し引かれる形で調整される場合があり、処理状況の確認に役立ちます。
また、購入時の利用控え(レシート)を保管しておくことも大切です。キャンセルや返品の手続き、返金が遅いと感じたときの問い合わせの際に、利用日や金額をスムーズに確認できます。
監修者情報
内山貴博(うちやま たかひろ)
- 1級FP技能士・CFP
大学卒業後、証券会社の本社で社長室、証券業務部、企画グループで5年半勤務。その後FPとして独立。金融リテラシーが低く、資産運用に保守的と言われる日本人のお金に対する知識向上に寄与すべく、相談業務やセミナー、執筆等を行っている。
日本証券業協会主催「投資の日」イベントや金融庁主催シンポジウムで講師等を担当。
2018年に日本人の金融リテラシー向上のためのFPの役割について探求した論文を執筆。