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北欧に学ぶ心温まる住まい方

掲載日:2021年11月30日

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シンプルで洗練されたデザイン。それでいて、温かみを感じさせる世界観...。
そんな北欧インテリアが、世界中で注目されています。
暮らしの空間を華やかにしてくれる北欧インテリアを参考に、あらためて暮らしを見つめ直してみると、寒い季節を心まで温かく心地よく過ごすための、素敵な住まいのあり方が見えてきました。

1. 心豊かな暮らしを叶える北欧インテリア

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住まいづくりにとって、インテリアは重要な要素。テーブル一つ、照明器具一つで、空間の雰囲気はがらりと変わるものです。どんなテイストの家具を取り入れようかと考えあぐねる、悩ましくも愉しい時間は、人生を豊かにするエッセンスかもしれません。
クラシックからモダンまで様々な選択肢がある今ですが、中でも北欧インテリアに魅力を感じている方は少なくないのではないでしょうか。
スウェーデンやデンマークなどの北欧インテリアは、日本のみならず世界中で注目されています。その真骨頂は、デザインの美しさ。シンプルでスタイリッシュ、それでいて温かみのある北欧のチェアやテーブルなどは、部屋と住まいをぱっと明るくし、心豊かなライフスタイルを叶えてくれる。そんな気持ちを抱かせてくれます。
北欧は北極に近く、年間を通した日照時間の差が激しい地域です。夏至には太陽が一日中沈むことのない白夜となる場所がある一方、冬の間の日照時間は極めて短く、真昼でも暗闇が広がっています。さらに寒さ厳しい地でもあることから、特に冬季は大半の時間を家の中で過ごす生活様式が古くから根づいています。
そういうわけで北欧の暮らしにとって、暗く冷たい冬をいかに明るく楽しく温かい気持ちで過ごせるかは、昔も今も住まいづくりの最重要テーマ。そんな住まいと暮らしに対する人々の想いが、アルネ・ヤコブセン、ヨナス・ボーリン、アルヴァ・アアルトといった巨匠の作品から、手ごろな価格の量販品にまで貫かれた、美しく機能的な北欧らしいインテリアを育んできたのです。

2. 北欧住宅に秘められた温かく暮らす智恵

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コロナ禍によって、家で過ごす時間が多くなったことから、住まいを見つめ直した方も多いのではないでしょうか。居心地よい住まいづくりは、心身の健康と豊かな人生づくりのためにも重要、という北欧スタイルの考え方から、あらためて学ぶところも多そうです。

北欧の暮らしから学ぶことができるのは、インテリアだけではありません。冬はマイナス50度になる日もある北欧では、寒い季節を居心地よく過ごすため、住宅そのものにも防寒対策を始めとする工夫が随所になされているのです。
その最大の特徴は、高気密性と高断熱性。室内に外気が入りにくく暖房の熱気を逃がしにくい構造なので、温かさを保ちやすいという特徴があります。空調の管理がしやすい上、エアコンなどの稼働時間を短くできることから、省エネ効果もあるとされています。
30度を超える暑さになる日もある夏は夏で、エアコンの冷気が室内に逃げにくいことから、涼しく心地よい空間を保つことができます。寒暖の差が激しい気候の中でも快適に暮らすことができる北欧の住宅にもまた、四季が明確な日本で心地よく暮らすことのできる住まいづくりのヒントがあるようです。

3. 北欧スタイルを参考に心温かな住まいづくりを

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実際に、北欧ならではの美的センスと共に、温かく快適に暮らすための智恵と工夫も活かした輸入住宅は人気を得ています。一方、北欧スタイルの住まいを参考にしながら、日本のものづくりを活かした注文住宅を建てるのも素敵なアイディアです。断熱材や空調のしくみも日進月歩で進化している現在、北欧ライフのごとく、環境に配慮しながら心地よく暮らせる住まいを建てることも、決して夢ではありません。

小粋で瀟洒(しょうしゃ)な北欧スタイルに隠された智恵と工夫を参考に、寒い季節を温かく過ごす住まいづくりを考えると、心まで温かく豊かになる暮らし方、住まい方が見えてきそうです。

※画像はすべてイメージです。

岡 小百合

岡 小百合
(おか さゆり)

編集/ライター。株式会社二玄社・自動車総合誌『NAVI』の編集記者を経て独立。女性誌やライフスタイル誌、新聞などのメディアに寄稿/編集。産業カウンセラー資格を有する。現在の主なテーマは、ライフスタイルと社会課題。

編集/ライター。株式会社二玄社・自動車総合誌『NAVI』の編集記者を経て独立。女性誌やライフスタイル誌、新聞などのメディアに寄稿/編集。産業カウンセラー資格を有する。現在の主なテーマは、ライフスタイルと社会課題。

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