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メガバンクとは?地方銀行やネット銀行との違い、法人口座を開設するメリットも紹介

掲載日:2025年8月25日法人口座

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銀行の中でも、特に企業規模が大きい銀行を「メガバンク(都市銀行)」と呼びます。

メガバンクは組織が大きく、経営基盤が安定している点が強みです。法人・個人を問わず、多くの口座開設者やサービス利用者がおり、金融機関として経済を円滑に回すために重要な役割を担っています。

メガバンクで法人口座を開設すれば、自社の信用力が高まり、事業で様々なメリットを得られるでしょう。本記事では、メガバンクならではの強みや法人口座を開設するメリット等を解説します。

メガバンクとは

日本には、以下の「3大メガバンク」があります。

  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • 三菱UFJ銀行

メガバンクは、全国各地に支店を設置しています。特定の地域で営業している地方銀行よりも規模が大きく、利用者(口座開設者や融資を受ける方)も多い点が特徴です。

メガバンクは様々な企業へ融資を実行したり、金融機関同士でお金のやり取りをしたり、経済活動の基盤を支えるために重要な役割を果たしています。

メガバンク・地方銀行・ネット銀行の違い

銀行は、大きく「メガバンク」「地方銀行」「ネット銀行」の3つに分けられます。それぞれの違いや特徴を表にまとめました。

メガバンク 地方銀行 ネット銀行
特徴

大規模に全国展開している

特定の地域を営業基盤としている

インターネットを主な営業チャネルとしており、実店舗を持たないケースが一般的

実店舗

全国に多数の支店を展開している

本拠地となる都道府県を中心に支店を展開している

実店舗を構えていないか、ごく少数

営業エリア

日本全国・海外

特定の都道府県や地域が中心

インターネット経由で全国対応

手数料

振込手数料や口座維持費等がネット銀行よりも高い

振込手数料や口座維持費等がネット銀行よりも高い

比較的低い

相談方法
  • 専任担当者による訪問
  • 店舗面談
  • 電話
  • オンライン
  • 専任担当者による訪問
  • 店舗面談
  • 電話
  • オンライン
  • 電話
  • オンライン
メリット
  • 高額な融資に対応している
  • ネットワークが広い
  • 事業主向けのサービスが充実している
  • 対面できめ細かい相談が可能
  • 地域事情に精通している
  • 地元の行政と連携していることがある
  • 対面できめ細かい相談が可能
  • 手数料が安い
  • 手続きのスピードが比較的早い
デメリット
  • 手数料が高め
  • 法人口座の開設や融資の審査が厳しい傾向がある
  • 営業時間と営業エリアが限定的
  • 国際業務を行っていないことがある
  • 営業地域外へ移転・拡大したときに利便性が落ちる
  • 対面相談ができない
  • 預入限度額が比較的低い
  • 中小企業向けのサービスが少ない
特徴
メガバンク

大規模に全国展開している

地方銀行

特定の地域を営業基盤としている

ネット銀行

インターネットを主な営業チャネルとしており、実店舗を持たないケースが一般的

実店舗
メガバンク

全国に多数の支店を展開している

地方銀行

本拠地となる都道府県を中心に支店を展開している

ネット銀行

実店舗を構えていないか、ごく少数

営業エリア
メガバンク

日本全国・海外

地方銀行

特定の都道府県や地域が中心

ネット銀行

インターネット経由で全国対応

手数料
メガバンク

振込手数料や口座維持費等がネット銀行よりも高い

地方銀行

振込手数料や口座維持費等がネット銀行よりも高い

ネット銀行

比較的低い

相談方法
メガバンク
  • 専任担当者による訪問
  • 店舗面談
  • 電話
  • オンライン
地方銀行
  • 専任担当者による訪問
  • 店舗面談
  • 電話
  • オンライン
ネット銀行
  • 電話
  • オンライン
メリット
メガバンク
  • 高額な融資に対応している
  • ネットワークが広い
  • 事業主向けのサービスが充実している
  • 対面できめ細かい相談が可能
地方銀行
  • 地域事情に精通している
  • 地元の行政と連携していることがある
  • 対面できめ細かい相談が可能
ネット銀行
  • 手数料が安い
  • 手続きのスピードが比較的早い
デメリット
メガバンク
  • 手数料が高め
  • 法人口座の開設や融資の審査が厳しい傾向がある
地方銀行
  • 営業時間と営業エリアが限定的
  • 国際業務を行っていないことがある
  • 営業地域外へ移転・拡大したときに利便性が落ちる
ネット銀行
  • 対面相談ができない
  • 預入限度額が比較的低い
  • 中小企業向けのサービスが少ない

一般的にメガバンクは高額な融資に対応しており、広いネットワークをいかした企業支援を行っています。

国際業務(海外送金や海外進出支援等)にも対応しているため、グローバル展開を検討している企業にとって、メガバンクは頼れる存在といえるでしょう。

関連記事:「法人口座開設におすすめの金融機関は?選び方とメリット・デメリット」

みずほ銀行の法人口座開設(法人のお客さま)

メガバンクで法人口座を開設するメリット

イメージ

メガバンクで法人口座を開設することには、様々なメリットがあります。

会社の信用度が向上する

メガバンクは銀行としての信用度が高いため、メガバンクで法人口座を開設しているという事実から、「事業実態があり、安心して取引できる法人」という印象を持ってもらえるでしょう。

法人の信頼度が向上すれば、取引先や顧客から、事業の理解を得やすくなるメリットも期待できます。その結果、新規顧客の獲得やネットワークの拡大等につながり、自社のビジネスが発展するかもしれません。

また、クレジットカードの利用代金や社会保険料の引き落としのほか、各種口座振替に対応しているので日々の決済において、困ることはないでしょう。

経営相談を受けられる

メガバンクは全国各地に支店を設置しており、各支店で経営相談を受けられます。今後の事業展開や資金繰り等で相談したいことがあるとき、メガバンクは頼れる存在です。

メガバンクは口座開設数が多く、法人との付き合いが豊富にあります。経営に関する専門的な知見やノウハウが蓄積されており、自社にとって役立つアドバイスを受けられる可能性が高いでしょう。

事業展開や資金繰り以外にも、事業承継や相続対策、M&Aに関する相談も可能です。企業の状況に応じて、専門的な知見を持つ担当者から良質なアドバイスを受けられる点は、メガバンクで口座を開設するメリットです。

海外展開のサポートを受けられる

メガバンクは海外にも支店を設置しており、国内外で豊富なネットワークを有しています。国際業務を行っており、海外展開を検討している企業は有益なサポートを受けられるでしょう。

具体的な国際業務としては、海外でのビジネスに関する情報提供やコンサルティング、トランザクションバンキングサービス等が挙げられます。

海外への市場展開や取引先の開拓等を検討していても、海外展開の実経験がないと、様々な不安や疑問があるでしょう。メガバンクの知見やノウハウをいかしたアドバイスだけでなく、ビジネスマッチングを利用すれば、海外展開が加速するでしょう。

口座開設者限定のサービスを利用できる

メガバンクは、法人口座を開設している法人に対して、事業に役立つ様々なサービスを提供しています。例えば、口座に紐付く法人カードの付帯、ビジネスマッチングのサービス等が代表的です。

みずほ銀行では法人口座開設と同時に、法人用のデビットカードが発行されるほか、人材・スキルマッチングサービスや会計ソフト等をお得に利用できます。

創業時や事業を発展させるフェーズでも役立つサービスを利用できるため、事業展開を進めるうえで役立つでしょう。

みずほ銀行の法人口座開設(法人のお客さま)

メガバンクで法人口座を開設するデメリット

メガバンクで法人口座を開設するにあたって、いくつかデメリットもあります。

口座を開設できないことがある

金融機関で法人口座を開設する際には、審査が行われます。審査の際には、企業実態の有無や事業の正当性等が審査され、必ずしもメガバンクで法人口座を開設できるとは限りません。

また、経営者の信用力に不安があるときも、審査に落ちてしまう可能性があります。法人口座を開設する際には、事業実態や事業目的を明確にすることが大切です。

関連記事:「法人口座の開設が断られることはある?実態や手続きのポイントを解説」

ネット銀行と比較して手数料が高い

ネット銀行と比較すると、メガバンクは振込手数料をはじめとした一連の手数料が高い傾向にあります。口座開設後の取引で、手数料をできるだけ抑えたいと考えている場合、ネット銀行の方が適している可能性があります。

ネット銀行は実店舗を設けずに運営コストをカットしているため、多くの実店舗を構えているメガバンクよりも、低い手数料体系を実現できます。

ただし、メガバンクには法人の成長ステージや抱えている悩みに応じて相談に乗ることができる、という強みがあります。

経費精算や給与振込等の頻繁な取引はネット銀行の口座を活用し、取引先への支払いや売上金の受け取り等の対外的な取引はメガバンクの口座を活用する等の使い分けも一つの方法です。

法人口座を開設するときに確認すべきポイント

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法人口座を開設するにあたって、自社に適したサービスや便利な機能を使用するためにも、銀行ごとの特徴を確認しましょう。

具体的に、どのようなポイントを確認すれば良いのかを解説します。

提供しているサービス

銀行ごとに提供しているサービスの詳細は異なりますが、以下のようなサービスがあると、効果的な経営支援や事業発展につながります。

  • 創業期における支援
  • 提携サービス(会計ソフトや電子契約ソフト等)の優待
  • 充実した融資商品
  • 海外取引・国際業務のサポート
  • デジタル化・DX支援サービス
  • ビジネスマッチング・ネットワーキング

サービスが充実しているほど、状況に応じて「欲しいアドバイス」をもらえたり、事業の発展につながる効果的なサポートを受けられたりします。

メガバンクは、提供しているサービスが充実している点が強みです。豊富な支援・相談実績をいかして、各企業の状況に応じた適切なサポートを提供してくれるでしょう。

インターネットバンキングの機能・使いやすさ

昨今は、銀行窓口やATMへ行かずに送金できる「インターネットバンキング」が提供されています。機能や操作画面の使いやすさは銀行ごとに異なるため、事前に確認しましょう。

また、支払い忘れを起こして信頼を失ってしまう事態を防ぐためにも、口座振替に対応しているかどうかも確認すると良いでしょう。

手数料体系

銀行ごとに、手数料体系は異なります。手数料は企業にとってコストであるため、基本口座維持手数料の有無や振込手数料、手数料が無料になる条件など、具体的な手数料体系を確認しておきましょう。

また、事業投資する際に融資を受ける可能性があります。コスト負担をシミュレーションするためにも、融資を受けるときの金利や保証料の違いも意識しましょう。

法人口座の開設はみずほ銀行がおすすめ

メガバンクで法人口座の開設を検討している経営者の方は、みずほ銀行がおすすめです。みずほ銀行では、法人口座を開設した企業に対して、以下のように様々な経営・事業支援を行っています。

支援 詳細

事業承継・財務コンサルティング

円滑な事業承継のサポート、事業承継に関連する財務コンサルティング

M&Aアドバイザリー業務

買収・売却・リストラクチャリング等のM&Aに関する専門的なアドバイス

株式上場支援(IPO)

メンターマッチング・VCマッチング・大企業マッチング等

イノベーション企業のための会員制サービス『M's Salon』

イノベーション企業の成長をサポート

DXをサポートする「みずほデジタルコネクト」

ビジネスモデルの変革や業務効率化による生産性向上等のサポート

ビジネスマッチングサービス

新製品開発やFC加盟等の事業多角化に際してのパートナー企業の紹介

経営コンサルティング

経営の専門家が企業の課題解決をサポート

事業ローン

自社の販売先に事業性資金を提供し、販売先を金融面からサポート

また、みずほ銀行は口座開設・維持の手数料が無料です。他にも、みずほ銀行同一支店内宛の給与振込手数料、自動送金サービス振込手数料も無料です。

全国47都道府県に支店を構えているため、どこからでも口座開設を申し込めます。ウェブ面談で口座開設を進めることができ、面談はビジネス理解が深い口座開設専門部署が対応します。

みずほ銀行の法人口座開設(法人のお客さま)

まとめ

メガバンクは、他の銀行よりもサービスが充実しており、様々な支援を通じて経営者の悩みを解決できる強みがあります。口座開設者が受けられるサービスには、経営課題の解決や事業発展のきっかけになるものも少なくありません。

また、メガバンクは知名度と信頼度が高く、取引先や顧客を増やす効果が期待できます。ビジネスの展開・発展に、良い影響が出ることが期待できるでしょう。

みずほ銀行では、経営相談をはじめとして、海外展開のサポートやデジタル化・DX支援サービス等を行っています。経営者の方をサポートするサービスを豊富に用意しているため、ぜひ口座開設をご検討ください。

みずほ銀行の法人口座開設(法人のお客さま)

監修者

安田 亮

安田 亮(やすだ りょう)

  • 公認会計士
  • 税理士
  • 1級FP技能士

1987年香川県生まれ、2008年公認会計士試験合格。大手監査法人に勤務し、その後、東証一部上場企業に転職。
連結決算・連結納税・税務調査対応などを経験し、2018年に神戸市中央区で独立開業。

HP:https://www.yasuda-cpa-office.com/

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