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リースバックのデメリットは?メリットと後悔しないためのポイント

掲載日:2023年4月7日

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リースバックとは、現在の住まいを売却し、賃貸物件として住み続けるサービスです。不動産担保ローン等と違い、金融機関から融資を受けずにまとまったお金を受け取れます。住宅ローンの返済が困難な際に便利なサービスです。

お住まいを売却して現金化したいけど今の生活は変えたくない、とお悩みの方におすすめのサービスがリースバックです。今回は、リースバックのメリットとデメリットを解説しつつ、リースバックで損をしないための対策もご紹介します。

リースバックとは?

リースバックとは、現在の住居を売却し、その後賃貸として住み続けるサービスです。金融機関から融資を受けずにまとまったお金を受け取れて、現在のお住まいに賃貸物件として住み続けられます。住宅ローンの返済にお困りの方や、現在のお住まいを現金化したい方におすすめです。

リースバックを利用すれば、現在のお住まいに住み続けながらまとまったお金を受け取ることができます。リバースモーゲージと似ていますが、大きく特徴が異なるので注意しましょう。リースバックは金融機関から融資を受けないので、返済する必要はありません。一方、リバースモーゲージは現在のお住まいを担保に融資を受ける方法です。

リースバックの概要

リースバックとは、セール・アンド・リースバックの略称です。自宅を売却すると同時に買主と賃貸借契約を結んで、今まで通り住み続けることができます。多くの場合、住宅ローンの返済が困難な場合に利用されます。不動産売却によって資金を調達するので、受け取ったお金は自由に使えるメリットもあります。

リバースモーゲージとの違い

リバースモーゲージとは、自宅を担保に金融機関から融資を受けるサービスです。契約者が死亡した際に、担保にしていた不動産売却代金で借入金を返済する仕組みです。自宅に住み続けられる点はリースバックと同じですが、基本的な仕組みが全く異なります。

リースバックは売却代金を受け取れますが、リバースモーゲージは上限金額に応じた借入が可能です。また対象者にも違いがあり、リバースモーゲージは抵当権が設定されていない不動産のみが対象ですが、リースバックでは抵当権の有無を問わず、法人所有の不動産全般で利用可能です。

また、リバースモーゲージは主に55歳〜80歳が対象ですが、リースバックは成人年齢に達していれば誰でも利用できる点でも特徴が異なります。

リースバック リバースモーゲージ
対象者 個人・法人 個人
対象物件 不動産全般 住宅(戸建やマンション)
年齢制限 なし 55歳〜80歳が多い
住宅ローン 抵当権等が設定されていても利用できる 抵当権が設定されていない不動産のみ
使用用途 自由 制限される場合もある
所有権 売却先の不動産事業者 売却するまで現在の所有者
固定資産税の納税義務 なし あり
家族との同居 可能 本人、配偶者、子どものみ
契約終了後の選択肢 買戻しが可能 売却のみ

リースバックのメリットとデメリット

リースバックのメリットとデメリット

リースバックはお住まいを現金化して住み続けられるメリットがあります。一方で、不動産売却価格が下がる、契約期間に制限がある、といったデメリットもあります。お住まいを現金化する目的や自分の生活状況を考えて、利用するか検討すると良いでしょう。

リースバックは、住み慣れたお住まいに住み続けられて、自由に使えるお金が手に入るメリットがあります。一方で、通常の不動産売却価格よりも安くなる傾向があり、売却後に不動産の所有権が移行してしまうデメリットもあります。不動産の売却価格や所有権にこだわりたい方は要注意です。

リースバックの
メリット
リースバックの
デメリット
  • 売却後も住み続けることができる
  • 住宅の維持管理の費用を支払う負担が軽減する
  • まとまった資金を短期間で調達できる
  • 売却したことは周囲には分からない
  • 将来的に買い戻すことができる
  • ローンの早期完済につながる
  • 通常の売却価格よりも安い傾向がある
  • 家賃を支払う必要がある
  • 契約期間に制限があることが多い(2~3年以内)
  • 不動産の名義と所有権が変わる
  • 買戻金額が売却金額より高額になるおそれがある
  • 譲渡所得にかかる税金を支払う義務が発生する

リースバックのメリット

リースバックを利用すれば、今のお住まいで生活を続けることができるので、自宅を売却したことが周囲に知られる心配はありません。また、毎月の賃料は必要ですが、固定資産税等の維持管理費を支払う必要がなくなります。短期間で資金調達できるので、ローンの早期完済も可能です。また、同じ住まいを購入したい場合には、将来的に買い戻すこともできるので安心です。

リースバックのデメリット

リースバックで不動産売却をした場合、通常の不動産売却価格よりも安くなる傾向があります。できるだけ高く不動産を売却したい方は注意しましょう。また、賃貸借契約の内容によっては、契約期間終了後に退去しなければいけない可能性もあります。仮に、契約期間終了後に買い戻す場合、買戻価格が売却価格よりも高額になるおそれがあるので注意しましょう。

リースバックで後悔しないためのポイント

リースバックで後悔しないためのポイント

リースバックで後悔しないためには、複数のサービスと比較し、契約内容を細かく確認することが重要です。特に不動産の売買契約や賃貸借契約の内容を細かく確認することをおすすめします。後で後悔しても、契約を破棄できないので注意しましょう。

リースバックを利用する前に将来的な計画を立てると良いでしょう。ずっと賃料を払っていけるのか、契約期間の終了後どうするか、等についてシミュレーションすることをおすすめします。計画を立てることで、リスクを見落とさずに事前に準備できます。

複数の会社に見積を依頼する

リースバックを利用する時は、複数の不動産会社に査定を依頼すると良いでしょう。1社の見積だけだと、提示された不動産売却額が適正なのか判断できません。複数の会社に見積を依頼することで、適正な不動産価格が分かります。少しでも高く不動産を売るためにも、複数の見積が必要です。

契約書の内容をしっかりと確認する

リースバックの契約書は細かく確認しましょう。特に、契約期間終了後の対応に注意が必要です。契約内容によっては、賃貸期間終了後に退去を迫られる可能性もあります。契約期間終了後も住み続けることはできるのか、必ず確認するようにしましょう。

60歳の方にはリ・バース60という選択肢も

リースバックは住み慣れた家で生活しつつ、住宅の売却資金を受け取れる便利なサービスです。一方で、売却価格が安くなったり、契約期間終了後に退去を求められたり、という可能性もあるので注意しましょう。複数の不動産会社に査定を依頼し、契約内容をしっかりと確認することでトラブルを回避できます。

60歳以上の方で、住宅に関するお悩みを抱えている場合は、みずほ銀行の「リ・バース60」もおすすめです。リ・バース60とは、自宅を担保に住宅取得資金の借入や住宅ローンの借換ができるリバースモーゲージ型住宅ローンです。元本は死亡時に物件売却により返済する商品であるため、借入額の利息分だけを毎月返済していけば良いので返済負担が少なく、老後生活を快適に過ごすことができます。住まいに関してお悩みの方は、リ・バース60も検討してみてください。

リ・バース60のデメリットとは?仕組みや利用するメリット

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