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2005年11月4日

株式会社みずほコーポレート銀行

中国現地金融機関を参加行とする邦銀初の日系企業向け人民元建シンジケート・ローンを組成

  1. みずほコーポレート銀行はみずほ銀行と連携し、アルテック(株)の中国現地法人、Altech New Material (Shenzhen) Co., Ltd向けに邦銀で初めて中国現地金融機関を参加行とする人民元建シンジケート・ローン146,154,000元(約20億円)を単独アレンジし、2005年9月30日に調印しました。なお、みずほ銀行は本件と同時に、日本においてアルテック(株)に対し、日本円建シンジケート・ローンを単独アレンジし調印いたしました。
  2. 本シンジケート・ローンは、中国に進出した日系企業にとって邦銀だけでは対応が限定的になる人民元建調達の問題を解決するため、中国現地金融機関と組んで、マルチカレンシー(人民元・米ドル)のジェネラルシンジケーションにした点が最大の特徴です。近時、中国進出日系企業は、現地での業務拡大に伴い、人民元調達ニーズが増大しつつあるものの、一部大企業を除いて中国現地金融機関からの調達は進んでいない状況にあり、人民元調達ソースの確保・拡大は大きな課題となっておりました。
    こうしたニーズに対し、弊行はアレンジャーとして中国現地金融機関をきめ細かくサポートし、借入人リスク分析に関する現地金融機関の審査期間の短縮化を図ることに成功し、案件調印を実現いたしました。
  3. みずほコーポレート銀行は、クロスボーダーシンジケーション部、アジア営業部及び海外拠点が協働で、アジア及び中国におけるシンジケーション・アレンジを積極的に展開しております。今回中国での人民元シンジケート・ローンを組成したことを機に、今後も中国におけるシンジケーション・ビジネスに一層注力し、多様なファイナンス形態・ストラクチャーの提案及び中資系金融機関との関係強化を通じ、中国進出日系企業の資金調達基盤の拡充、サポートしていくことを目指しています。

<本シンジケート・ローンの概要>

1.組成金額 146,154,000元(約20億円)
2.借入期間 TrancheA:コミットメントライン(期間3年)
TrancheB:タームローン(期間5年)
TrancheC:タームローン(期間5年)
3.金利 人民元基準金利もしくはBBA Liborにスプレッドを乗せた金利
4.資金使途 TrancheA:運転資金
TrancheB:機械・設備購入資金
TrancheC:土地購入資金
5.アレンジャー みずほコーポレート銀行
6.エージェント みずほコーポレート銀行
7.参加金融機関 みずほコーポレート銀行、中国銀行、東京三菱銀行、三井住友銀行
8.契約締結日 2005年9月30日

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