イオンクレジットサービス(タイ現法)向けクロスボーダーシンジケート・ローンの組成
~アジアにおける日系企業の調達手段多様化の契機に~
2005年8月3日
株式会社みずほコーポレート銀行
- 1.みずほコーポレート銀行は、イオンクレジットサービス(株)のタイ現地法人、AEON Thana Sinsap (Thailand) Public Company Limited 向けに本邦金融機関を招聘したクロスボーダーシンジケート・ローンをアレンジし、平成17年7月26日に調印いたしました。本シンジケート・ローンには当初想定金額30億円を大幅に上回る参加表明があり、最終的に大手銀行、保険会社、地方銀行の参加を得て50億円に増額となりました。
- 2.本シンジケート・ローンは、成長著しいアジアにおける日系企業の資金需要に対し本邦投資家の参加を募り、クロスボーダーでの初の本格的なシンジケーションを行った点が最大の特徴です。近時、現地進出の日系企業は業容拡大に伴い資金調達ニーズが増大しつつあります。調達手段の多様化は大きな課題である一方、本邦金融機関にとっても、こうした海外日系企業は投資対象として検討したいとのニーズが顕在化しつつあります。今回、弊行がアレンジ致しました本シンジケート・ローンは、まさに調達サイドと運用サイド両者のニーズに応えるソリューションになり得るものと考えております。
- 3.みずほコーポレート銀行は、2002年12月にクロスボーダー案件を専門に取り扱うクロスボーダーシンジケーション部を設置し、これまで主として欧米に進出している日系企業に対し、シンジケート・ローンを組成して参りましたが、今回の本シンジケート・ローンの組成を機に、本年5月に新設されたアジア営業部とも協働してアジアにおける日系企業向けのシンジケート・ローンのアレンジにも一層注力して参ります。弊行では、クロスボーダーシンジケート・ローンの提案を通じ、海外日系企業の資金調達基盤の拡充および本邦金融機関のポートフォリオ多様化をサポートしていくことを目指しています。
<本件シンジケート・ローンの概要>
組成金額 | |
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50億円 | |
借入期間 | |
3年(期日一括) | |
金利 | |
6ヶ月物BBA LIBORにスプレッドを上乗せした変動金利 | |
資金使途 | |
一般事業資金 | |
アレンジャー | |
みずほコーポレート銀行 | |
エージェント | |
みずほコーポレート銀行 | |
参加金融機関 | |
大手銀行、保険会社、地方銀行からなる6金融機関 | |
契約締結日 | |
平成17年7月26日 | |
借入実行日 | |
平成17年7月29日 | |
組成金額 | 50億円 |
借入期間 | 3年(期日一括) |
金利 | 6ヶ月物BBA LIBORにスプレッドを上乗せした変動金利 |
資金使途 | 一般事業資金 |
アレンジャー | みずほコーポレート銀行 |
エージェント | みずほコーポレート銀行 |
参加金融機関 | 大手銀行、保険会社、地方銀行からなる6金融機関 |
契約締結日 | 平成17年7月26日 |
借入実行日 | 平成17年7月29日 |