【初めての資産形成】投資信託って何?株の売買との違いは?
掲載日:2020年12月2日
基礎編
資産形成を考えて、投資に興味を持つ方も多いのでは。「投資」というと、自身の知識と勘に頼って行う「株の売買」をイメージしやすいもの。豊富な知識やまとまった資金が無いと始められない、と考えていませんか?
今回は、プロに資産運用を委託できて少額から始められる「投資信託」について、「株の売買」と比較しながら紹介します。
「誰が」運用するか:プロにお任せ or 自分で運用

株の売買と投資信託の違いの一つ目は、「誰が運用するのか」です。投資信託は、資産運用のプロがあなたの代わりに運用してくれます。
投資先の選択や売買のタイミングなどを、運用の専門家である委託会社(運用会社)がプロならではの情報収集力、調査・分析力を駆使して市場の動向に気を配り、効率的に運用してくれます。
投資信託を始めるには、まずは普通預金口座とは別に「投資信託口座」の開設が必要です。
そして、様々な投資信託商品(ファンド)の中から、目的に合ったものをさがし、購入します。
購入したら、定期的に送られてくる報告書などで運用状況を確認いただき、必要に応じて投資の見直しをしましょう。
各分野のプロにお任せできるので、日中仕事を持っているなど、株の売買に時間を割けない方や、初心者の方でも比較的取り組みやすいのではないでしょうか。
これに対して、通常の株の売買では、選ぶ銘柄や投資のやり方を自分で調べたり考えたりして、売買の判断もすべて自分が下すことになります。経済や社会情勢に詳しい方や、投資の経験が豊富な方で、自身で判断して売り買いをしたい、手数料を抑えたい、という方におすすめの投資方法です。
まとめ
株式投資…自分で株、会社を決めて売り買いをする。
投資信託…運用の専門家である委託会社(運用会社)に運用してもらう。
投資する「対象」:複数の資産の詰め合わせ or 特定の企業

投資信託はプロのシェフによる幕の内弁当のようなもので、株式や債券など複数の資産の詰め合わせです。これに対して株式の売買は、自分で単品の食品を選ぶようなものです。
複数の資産の詰め合わせであることのメリットは、分散投資がしやすい、ということです。
投資のリスクを減らすためには、資産を集中させずに分散する「分散投資」が鉄則とされています。一つのものに集中して投資すると、何かの要因で投資対象が下落した際に損失が大きくなってしまいます。投資先を分散させることで、大きな損失を避けるようにすることが大切なのです。
投資信託はあらかじめプロが選んだ資産の詰め合わせになっており、リスクを低く抑えられるように考えられています。
これに対し、通常の株の売買をする場合、選ぶ株を一つ一つ自分で選び、自身の判断で分散投資を考える必要があります。
まとめ
株式投資…1銘柄ずつ自分で選んで組み合わせを考える必要がある。
投資信託…プロが選んだ資産の詰め合わせになっている。
「投資信託」か「株の売買」か。自分に合わせて選ぼう
最後に、投資信託と通常の株式投資の違いについて簡単にまとめてみましょう。
投資信託 | 株の売買 | |
---|---|---|
誰が運用するのか |
資産運用のプロ集団 |
自分で行う |
複数銘柄の買い方 |
プロの選んだ資産の詰め合わせの中から選ぶ |
単品を自分でコーディネートする |
誰が運用するのか | |
---|---|
投資信託 |
資産運用のプロ集団 |
株の売買 |
自分で行う |
複数銘柄の買い方 | |
投資信託 |
プロの選んだ資産の詰め合わせの中から選ぶ |
株の売買 |
単品を自分でコーディネートする |
投資信託には「プロに任せられる」「リスク分散がしやすい」という二つのメリットがあります。
投資のリスクを「怖い」と感じている方や、なかなか株の運用のためのリサーチや売買に必要な時間が取れないという方は、「投資信託」を検討してみてはいかがでしょうか?
(記事提供元、画像提供元:サムライト株式会社)
- *記事内の情報は、本記事執筆時点の情報に基づく内容となります。
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