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「SDGs経営ガイド」を取りまとめました

掲載日:2019年6月17日行政関連情報

昨今、企業においてSDGs(*1)をいかにして企業経営に取り込み、ESG投資(*2)を呼び込んでいくかは、持続的な企業価値の向上の観点から重要な課題です。経済産業省では、2018年11月に「SDGs経営/ESG投資研究会」を立ち上げ、6回にわたり議論を深めてきましたが、今般、研究会での議論を基に、企業がいかに「SDGs経営」に取り組むべきか、投資家はどのような視座でそのような取り組みを評価するのかなどを整理した「SDGs経営ガイド」を取りまとめました。

背景

2006年に国連が責任投資原則(*3)を定めて以降、持続可能性を重視するESG投資は急速な拡大を見せています。そのような中、2015年の国連サミットにおいて、グローバルな社会課題を解決し、持続可能な世界を実現するための国際目標であるSDGsが採択されました。

今や世界中の企業がSDGsを経営の中に取り込むことでESG投資を呼び込もうと力を注いでおり、日本においても、SDGsと経営を結び付けることで企業価値を高めるべく先鋭的な取り組みを進めている大企業・ベンチャー企業も多くみられます。
政府においても、このような流れを踏まえ、SDGs推進本部において「拡大版SDGsアクションプラン2018」や「SDGsアクションプラン2019」を策定し、「SDGs経営推進イニシアティブ」を進め、企業などの経営戦略へのSDGsの組み込みを推進することとしています。

SDGs経営/ESG投資研究会

経済産業省は、このような流れを受け2018年11月に「SDGs経営/ESG投資研究会」を立ち上げ、日本を代表する大企業・ベンチャー企業のCEO、投資家、大学の長に加え、ゲストとして国際機関の長らの参加も得ながら、6回にわたり議論を深めてきました。
具体的には、国内外のSDGs経営の成功事例に焦点を当てつつ、いかにして企業がSDGsを経営に取り込んでいくか、また、投資家はどのような視座でそのような取り組みを評価するのかなどについて議論を行ってきました。

「SDGs経営ガイド」の構成と概要

本ガイドにおいては、研究会での議論を基に、「Part1.SDGs–価値の源泉」においてSDGsに関する現状認識を多様な観点から示したうえで、「Part2.SDGs経営の実践」において、企業が「SDGs経営」を実践する際に有用な視点を整理しています。

Part1.SDGs—価値の源泉

Ⅰ 企業にとってのSDGs

Ⅱ 投資家にとってのSDGs—SDGs経営とESG投資—

Ⅲ マルチステークホルダーとの「懸け橋」

Part2.SDGs経営の実践

Ⅰ 社会課題解決と経済合理性

Ⅱ 重要課題(マテリアリティ)の特定

Ⅲ イノベーションの創発

Ⅳ 「科学的・論理的」な検証・効果

Ⅴ 長期視点を担保する経営システム

Ⅵ 「価値創造ストーリー」としての発信

(*1)SDGs(Sustainable Development Goals):
持続可能な世界を実現するための国際目標。

(*2)ESG投資:
財務情報だけではなく、企業の環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)に関する取り組みも考慮した投資。

(*3)責任投資原則:
機関投資家の意思決定プロセスにESG課題を組み込み、受益者のために長期的な投資成果を向上させることを目標とした原則。

出典元:経済産業省ウェブサイト(https://www.meti.go.jp/index.html
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190531003/20190531003.html)を加工して作成

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