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「平成30年1–3月期地域経済産業調査」をまとめました

掲載日:2018年5月30日行政関連情報

  • 経済産業省は、各地域の経済動向を把握するために、各地方経済産業局が四半期ごとに行っている地域経済産業調査の結果を取りまとめました。
    【今回の調査結果のポイント】
    全体の景況判断は、前期から据え置き、「緩やかに改善している」としました。地域別の景況判断は、関東、中国、四国で上方修正し、その他の地域は据え置きました。

1.地域経済産業調査について

各地方経済産業局が管内の企業等に対して、業況、生産、設備投資などの地域ごとの経済動向を把握するために四半期ごとにヒアリング調査等を実施し、その結果を集約・分析しているものです。

  • 調査期間:2月28日~3月30日
  • 調査対象企業数:770社

2.全体総括

緩やかに改善している
生産は、はん用・生産用・業務用機械が半導体関連で好調、電子部品・デバイスが自動車向け分野で好調など、堅調に推移しています。設備投資は、生産性向上や省力化のための投資で積極的な動きとなっています。雇用は、有効求人倍率が高水準で推移しています。個人消費は、高額商品が好調に推移し、インバウンド消費も引き続き好調です。

3.各地域の概要

【北海道】持ち直している
生産は、ビールの増産などから、持ち直しの動きがみられるものの、包装用紙の減産など一部に弱い動きがみられます。個人消費は免税売上や飲食料品が堅調で持ち直しています。観光は外国人観光客の増加から引き続き好調です。

【東北】一部に弱い動きがみられるものの、緩やかに持ち直している
生産は、車載電子部品、半導体関連が高水準で持ち直しの動きがみられます。雇用情勢は改善しています。個人消費は、積雪などの影響もあって足踏み状態です。

【関東】改善している
生産は、一般機械等が好調なことから持ち直しの動きがみられます。雇用情勢は、着実に改善しています。個人消費は、百貨店で中間層の消費マインドの回復感がつづいているなど持ち直しの動きがみられます。

【東海】改善している
生産は、輸送機械、電子部品・デバイスが緩やかに増加しています。個人消費は、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどが堅調であることから、緩やかに持ち直しています。

【北陸】改善している
生産は、電子部品・デバイス、化学を中心に高水準で推移しています。個人消費は、大雪の影響から来客数が減少したものの、緩やかに持ち直しています。

【近畿】緩やかに改善している
生産は、はん用・生産用・業務用機械、電気機械を中心に横ばいながら高水準で推移しています。個人消費は、免税品や富裕層による高額品購入の動きが好調なことや、高機能・高単価の白物家電などが好調なことから緩やかに改善しています。

【中国】持ち直している
生産は、自動車など主要業種が堅調に推移し全体として横ばいです。個人消費は、高機能・高付加価値商品や季節商材の好調により持ち直しの動きとなっています。

【四国】緩やかに持ち直している
生産は、パルプ・紙・紙加工品、はん用・生産用機械などが需要堅調で、緩やかな持ち直しの動きがみられます。個人消費は、飲食料品で総菜や冷凍食品が堅調に推移し、持ち直しの動きとなっています。

【九州】緩やかに改善している
生産は、一服感がみられるものの高い水準を維持しています。設備投資は、増産に向けた投資および新規出店への投資がみられます。個人消費は、衣料品等の動きは鈍かったものの高額品および化粧品等の動きは堅調に推移しています。

【沖縄】改善がつづいている
管内の観光客数の増加、雇用環境の改善等を背景に、個人消費は改善がつづいています。また、企業の設備投資も持ち直しています。

出典元:経済産業省ウェブサイト(http://www.meti.go.jp/
http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180427003/20180427003.html)を加工して作成

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