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外国送金におけるISO20022移行への対応について

外国送金にかかる代表的な決済ネットワークであるSWIFT(国際銀行間通信協会)は、外国送金に使用する電文につき、2023年3月から、新たなデータフォーマットであるISO20022の利用を開始する旨、公表しております。(2025年11月までは、現行のMTフォーマットと新フォーマットが併存しますが、それ以降は、新フォーマットの利用が必須となります。)
金融機関のみならず、外国送金をご利用されるお客さまにも、影響が見込まれるため、ISO20022の概要、みずほ銀行における対応およびお客さまへの影響につき、ご案内いたします。

2023年3月20日 月曜日適用開始 外国送金の国際標準フォーマット化(ISO20022準拠対応)に伴うご案内(PDF/640KB)

英語サイトへのリンク

ISO20022とは

  • ISO20022とは国際標準化機構*1が定める「金融通信メッセージの世界共通の規格」です。XML*2形式のフォーマットであり、本フォーマットを外国送金電文で利用することで、現行より多くの情報を授受可能となります。
    • *1International Organization for Standardization
    • *2Extensible Markup Language
  • ISO20022利用により、従来別々であったクロスボーダー送金や各国地場決済制度の電文フォーマットが統一・標準化されることで、送金取引がよりスピーディに行われることが期待されています。
  • AML(アンチマネーロンダリング)精度の向上、STP(Straight Through Processing・処理自動化)による事務処理の一層の効率化、データビジネスへの活用等を目的に、SWIFT(国際銀行間通信協会)をはじめ各国の地場決済制度で、ISO20022を採用する動きが加速しております。SWIFTは、2023年3月から2025年11月にかけて外国送金に使用する電文につき、現行のMTフォーマットからISO20022へ順次移行する旨、公表しております。

ISO20022対応後イメージ

ISO20022対応による主な変更点

  • ISO20022フォーマットでは、従来のフォーマットに比べて文字数の上限が大幅に拡張されており、より多くの情報をメッセージの中に含めることが可能になります。また、情報の属性をメッセージの中で指定することで、どのような情報なのかをメッセージの中で区別することが可能となります。
  • 下図は海外送金データのうち名前・住所を記載する項目における、従来規格とISO20022規格の比較です。ISO20022に移行することで細かな情報(地名、町名、郵便番号等)を区別し表示することが可能となります。

ISO20022の規格イメージ

  • *1Company Name:最大140字
  • *2Department:最大70字
  • *3Street Name:最大70字
  • *4Post Code:最大16字
  • *5Town Name:最大35字
  • *6Country:最大2字
  • 現在、ISO20022対応の対象となっている電文は、①MT100番台(顧客送金)、②MT200 番台(銀行間送金)、③MT900番台(口座情報等)の3分野となっています。

みずほ銀行における対応

被仕向送金

  • 日本国内においては、2023年3月より、被仕向送金・取次送金におけるISO20022フォーマットの電文受信を開始する予定です。
  • 海外から日本への送金電文がISO20022フォーマットで到着した場合、みずほ銀行は現行フォーマットに読み替え処理します。
    ISO20022フォーマットは現行フォーマット対比、情報量の増加が見込まれるため、「ホストコンピュータ・パソコン(一括伝送)」「みずほe-ビジネスサイト」の被仕向送金到着案内で提供する到着案内明細において、すべての情報を表示しきれない可能性があります。

ISO20022移行後の被仕向送金に関するご案内送金到着案内(PDF/1,066KB)

ISO20022移行後の被仕向到着電文(=Pacs.008)(PDF/104KB)

仕向送金

(2023年8月9日現在)

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