船舶ファイナンス
船舶ファイナンスとは、各種担保の設定によりリスクをカバーし、主に傭船料を返済原資とするファイナンス手法です。
みずほ銀行は豊富な経験と実績に基づき、船舶(新造船・中古船)購入に係る長期資金のご調達をサポートします。
一般的な船舶ファイナンススキーム図
- 親会社・代表者の出資により、借入人となる海外SPC(たとえばパナマ子会社)を設立します。
- 海外SPCはみずほ銀行とLoan Agreement(金銭消費貸借契約)を締結し、船舶購入資金の融資を受けます(親会社はみずほ銀行に対し連帯保証いただきます)。
- 海外SPCは、融資に際し、船舶抵当権、船舶建造契約(または売買契約)譲渡担保(前受金返還保証債権譲渡を含む)、船舶保険債権譲渡担保、傭船料債権(傭船契約)譲渡担保等を提出します。
- 海外SPCは、調達した資金で船舶購入代金を支払い、造船所より船舶の引渡しを受けます。
- 海外SPCは、購入した船舶を国内外の傭船者に貸渡を行い、傭船者は海外SPCに傭船料を支払います。
- 海外SPCは受け取った傭船料から元利金の返済を行います(本スキームはみずほ銀行が取り扱うことが多いパナマ船籍のパナマ子会社に対する融資を前提としております。船舶の船籍・契約形態によって上記以外のさまざまなスキームがありえます)。
- 詳細な条件等は個別に決まります。
貴社のメリット
船舶抵当権や船舶建造契約(または売買契約)譲渡担保、船舶保険債権譲渡担保、傭船料債権(傭船契約)譲渡担保等を活用することにより、船舶購入に係る長期資金のご調達が可能です。
その他ご融資条件等
ご融資対象船
ばら積み船やコンテナ船、ケミカルタンカー、プロダクトタンカー、自動車専用船、LPG船、木材チップ船等のあらゆる船種が対象です。
ご融資金額
当該案件の採算性を総合的に判断し、船舶取得価額内でのご融資となります。
ご融資期間
傭船契約期間内(建造期間含む)でのご融資となります。実質的な返済期間は法定償却年数内となるよう(たとえば新造のばら積み船であれば15年でフルペイアウトするよう)、約定返済スケジュールを組みます。
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- *融資には当該船舶の市場価格や当該案件の採算性等、個別の審査が必要となりますので、詳細はお取引店までご相談ください。
- *また、ご利用に際し、所定の手数料をいただく場合があります。手数料はお取引内容により異なります。詳細はお取引店までお問い合わせください。