法人所有物件におけるセール&リースバック活用のメリット
掲載日:2018年5月30日財務資本戦略
- 企業の不動産戦略の中で、自社利用中の不動産についての「保有or賃借」のあり方を検討したうえで、セール&リースバックの活用によってROA向上等の財務体質の強化・企業価値の向上を図る動きが出ています。
セール&リースバックとは
- 現在自社で保有・利用している不動産を一旦外部に売却すると同時に、当該不動産をリース物件として賃借し、利用を継続する賃貸借取引。
- 資金調達/不動産継続利用/コスト平準化
- 事務負担軽減/不動産価格変動リスクヘッジ
- 財務体質強化・企業価値向上
- 資金調達/不動産継続利用/コスト平準化
- 事務負担軽減/不動産価格変動リスクヘッジ
- 財務体質強化・企業価値向上
要検討事項
- ①セール&リースバック取引
- セール&リースバック対象候補物件の絞り込み
- 支払可能賃料・リースバック期間検討
- 物件特性等をふまえた譲渡先の探索等
- ②財務戦略・TAX
- 財務戦略上の定量的効果の検討
- 譲渡損益の取り扱い
- TAXプランニング
- ③資金使途
- 売却資金の活用使途と活用効果の検証
- 成長投資
- 不動産入れ替え
- 負債圧縮等
- 売却資金の活用使途と活用効果の検証
- ①セール&リースバック取引
- セール&リースバック対象候補物件の絞り込み
- 支払可能賃料・リースバック期間検討
- 物件特性等をふまえた譲渡先の探索等
- ②財務戦略・TAX
- 財務戦略上の定量的効果の検討
- 譲渡損益の取り扱い
- TAXプランニング
- ③資金使途
- 売却資金の活用使途と活用効果の検証
- 成長投資
- 不動産入れ替え
- 負債圧縮等
- 売却資金の活用使途と活用効果の検証
財務戦略上、期待される効果
資本効率向上・財務体質改善
ROA・自己資本比率の向上、D/Eレシオの低減等
決算対応
譲渡損益の計上(他の特益・特損・繰越欠損金との通算等)
資金調達手段の多様化
アセットファイナンスにより、デットファイナンス・エクイティファイナンスによる調達のデメリット(格付低下、株式希薄化)を回避
- *本件に関する会計・税務・法務の取り扱いにつきましては、貴社判断の下、公認会計士、税理士、弁護士とご相談ください。
当初作成:2018年2月