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経理業務の合理化に効果あり!クラウド会計システムの導入のメリットとは

掲載日:2020年8月31日生産性向上

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クラウド会計システムとは、インターネットを介してクラウドにデータを保存するクラウドサービスを使った会計システムのことです。
クラウド会計システムを利用すると、自社のデータを「社外」に置くことになるので、抵抗感を抱くかもしれませんが、コストを抑えながら簡単に導入できることもあって、今やバックオフィス業務の基幹システムとしても主流となっています。
本稿では、クラウド会計システムを導入することによって期待できるメリットをお伝えします。

クラウド会計システム導入で期待できる5つのメリット

クラウド会計システムは、インターネットに接続できれば、どこでも業務が行える便利さと、自社サーバを必要としないためシステム管理運用面での業務負担を軽減できるという点で、今注目を集めています。
クラウドサービスは、「初期導入費用がかからない」「契約後すぐ使える」といった物理的なメリットだけではなく、業務を最大限効率化して、企業全体の生産性向上に直結させることが期待できます。
特に、会計システムをクラウド化すると、以下のような効率化を図ることができます。

1 仕訳入力を自動化できる

金融機関とデータ連携することで入出金情報を自動で取り込み、仕訳を自動起票できるため、手入力が不要になります。銀行口座の残高や明細は画面上で確認できるようになるため、経理担当者が記帳のためにATMに並んだり銀行窓口に出向いたりする必要もありません。
さらに、POSシステムや販売管理システムなどと連携させ、日々の売上データを取り込んで仕訳入力することも可能です。各部門で作成している交通費や経費等のExcelがあれば、そのままデータを取り込んで仕訳を自動化することもできます。

2 業務の分業化を可能にする

クラウド会計システムの場合、ライセンスを追加するだけで、すぐに複数人で作業できるようになります。サーバを必要とせず、ネットワーク環境を構築する必要もないので、複数の担当者で分業することはもちろん、遠隔拠点の従業員とも簡単に業務を分業することができます。

3 リアルタイムで情報を共有できる

毎月行っている税理士とのやり取りも、クラウド上でデータを共有できるので、税理士へメールや郵送などでデータを送付する必要がなくなります。また、税理士がチェックしている間でも、新たに発生した伝票の仕訳入力など作業を進めることができ、業務が滞る心配もありません。
経営者や管理者も必要な時に必要な情報を閲覧することができるので、迅速な経営判断・早期の意思決定に役立てることができます。

4 電子申告ができる

法人税申告や消費税申告など電子申告に対応しているクラウドサービスなら、デスクに居ながら必要な書類を集めたり、申告書類を作成したり、申告手続きまで完了することができます。
ボタン一つで必要な情報をまとめられるので資料作成に時間をかける必要もなく、経理担当者が郵送や窓口手続きの為に外出する必要もありません。

5 在宅勤務/テレワークにも対応できる

クラウドサービスは、パソコンとインターネット環境とライセンスがあれば、いつでもどこからでも操作できるのがメリットです。クラウド会計システムにすれば、新型コロナウイルスの感染拡大や大雨、地震など自然災害による緊急事態で通勤できない場合でも、自宅や安全な場所に身を置きながらいつも通り業務を遂行できます。

経理業務は、事業継続のためには欠かせない業務の1つであり、つねに業務が遂行できる環境整備が求められます。企業の要を担う業務だからこそ、より効率的に、かつ、止めることなく遂行できる「クラウドサービスの仕組み」が、これからの企業には欠かせないものになるでしょう。

以上のように、クラウド会計システムを導入することは、企業全体の生産性向上につながるといえます。
次回は、自社に合ったクラウド会計システム製品を見つけるポイントについて、お伝えします。

本コンテンツは株式会社オービックビジネスコンサルタントが運営するサイト「OBC360°(https://www.obc.co.jp/360)」内の記事「クラウド会計システムの比較ポイントとは?導入メリットと自社にあったシステムの見つけ方(https://www.obc.co.jp/360/list/post122)」を一部加筆・変更したものです。

上記の個別の表現については、必ずしもみずほ銀行の見解を示すものではありません。

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