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人手不足の中小企業必見「お金を掛けない」4つの採用手法

掲載日:2019年10月31日人材戦略

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国内企業のこれからの課題の一つとして、少子高齢化に伴う人手不足があげられます。また現時点においても人材確保は決して簡単な状況にあるとはいえず、採用はしたいけれども、採用にかかるコストは極力抑えたい、というのが中小企業の実情ではないでしょうか。
本稿では「お金を掛けない」をテーマに4つの採用手法について、メリット・デメリットをまじえ紹介します。

お金を掛けずにできるリクルーティングとは?

今回、具体的な採用手法として紹介するのは「ウェブサイト」「SNS」「ダイレクトメール」「リファラル採用」の4つです。

近年、求職者が応募企業を探すときに高い確率で利用するのが、インターネット上の情報だと思われます。今回紹介する4つの採用手法のうち「ウェブサイト」「SNS」「ダイレクトメール」の3つはインターネットを活用するものであり、このことからも、採用活動に際しコストを抑えるためにはインターネットを活用することが一つの手段と考えられます。

4つの採用手法の特徴とメリット・デメリット

(1)ウェブサイト-多くの企業が自社ウェブサイトを活用

自社ウェブサイトを運用している企業は多く、そのほとんどの企業がウェブサイト内に採用に関するページを設置しています。また、自社ウェブサイトとは別に、採用に特化したウェブサイトを制作する企業も増えているようです。

メリットは、求職者の応募や入社の後押しをしてくれる点です。求職者は企業に応募する際や、入社を決めるときには決断に迷うものです。そんなとき、企業ウェブサイトに設置された採用ページの内容や採用に特化したウェブサイトに掲載されている企業の詳しい情報や写真から伝わる雰囲気が決め手となるケースも多いようです。

デメリットは、ウェブサイトを外注した場合に制作費がかかる点です。コストをかけてウェブサイトを制作したとしても、効果が出なければ意味がありません。ウェブサイト制作を外注する場合は事前に十分な検討が必要です。

(2)SNS-現場で働く人の声を伝えやすく親近感をもってもらいやすい

SNS(ソーシャルネットワークサービス)を活用した採用手法はソーシャルリクルーティングと呼ばれます。InstagramやFacebook、Twitter、LINEなどを利用して企業独自のSNSアカウントを作成し、自社の情報を発信していくものになります。

メリットは、無料で使用できる点と膨大な情報量です。また、会社概要や沿革、社史などの堅い内容だけでなく、職場の様子や従業員の紹介などを画像や動画などで発信することができます。自社をより身近に感じてもらうことができるでしょう。

デメリットは、運営に手間がかかる点です。SNSを活用した採用手法は継続的に情報を発信していく事に意味があります。そのため求職者が反応を示すような内容、コンテンツを一定の頻度で更新しなければなりません。またSNS特有の炎上リスクも可能性としては排除できません。これらの事情を鑑みて、内部で運用管理するのではなくSNS運用代行会社に外注する場合は、相応の費用が発生します。

(3)ダイレクトメール-特定の求職者に直接スカウトメールを送る

ダイレクトメールは、SNSを活用したソーシャルリクルーティングや自社のウェブサイトで取得した求職者のメールアドレスに、直接スカウトメールを送信する採用手法です。他の採用手法のように一度も接点のない候補者に対して情報を提供するのとは違い、企業がアクティブにコミュニケーションできるダイレクトリクルーティングの一つです。

メリットは、応募が集まらないときなどに企業側から特定の候補者に対し、能動的にコンタクトをとることができる点です。

デメリットは、スカウトメールを送ったとしても必ずしも反応があるわけではない点です。その場合はメール内容や運用方法の改善を検討する必要があります。

(4)リファラル採用-従業員から採用候補者を紹介してもらう

リファラル採用とは、自社の従業員から採用候補者を紹介してもらう採用手法です。採用活動を行ってもなかなか応募が集まらない場合には、リファラル採用が解決策になるかもしれません。企業側からアプローチをするという点でダイレクトリクルーティングといえるでしょう。

メリットは、入社後のミスマッチが起こる可能性が低い点です。これは採用候補者が従業員の知人や友人という点が大きく作用するようです。既に自社に勤めている従業員と同様に企業になじみやすく、職場の人間関係も良好に保てることが期待できます。

デメリットは、従業員に採用活動をしてもらう点です。リファラル採用を理解してもらうための仕組みづくりや、採用に際して新たにどのような人材を求めているかを十分理解してもらうこと、組織貢献に対するインセンティブの用意などが事前に必要と考えられます。

採用手法には「待ち」だけでなく「攻め」も必要

「お金を掛けない」採用手法はその他に、ハローワークや大学・専門学校の掲示板を利用する方法もありますが、いずれも「待ち」の採用手法であり、期待する応募に結びつかないリスクも考えられます。

今回の4つの採用手法はコストがほとんど必要ないだけでなく、企業側からのアプローチも可能な「攻め」のダイレクトリクルーティングである点も大きな魅力といえるでしょう。

上記の個別の表現については、必ずしもみずほ銀行の見解を示すものではありません。
(記事提供元:株式会社ZUU)

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