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“ウェブ広告”自社運用で、最大限のメリットを!

掲載日:2020年5月29日事業戦略

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日常的に目にするウェブ広告(ネット広告)。ただ、「自社PRで広告を活用したいが、本当に効果があるのか……」と考え、実行できていない経営者が多いのではないでしょうか。確かにウェブ広告は種類も多く、的確に運用していけるのか不安に感じるかもしれません。しかし、ノウハウを覚えれば手軽に導入できるので、ウェブ広告は、企業成長の大きな力となっていきます。今回は、ウェブ広告のメリットについて解説します。

PR効果が丸わかり! ウェブ広告の特長とは?

広告宣伝活動は企業戦略の大きな柱です。その中でも、ウェブ広告は、日本の広告費全体で約30%のシェアを占めるようになってきており(2019年「日本の広告費」電通より)、組織のリーダーにとっては、ますます注目すべき宣伝手法といえるでしょう。
ウェブ広告には以下のように、多くのメリットがあります。

  1. ターゲットに直接訴求ができるので、より効率的、効果的な結果が期待できる
    ウェブ広告は、配信先のターゲットを絞ることができます。
    マス広告(新聞やテレビなどのメディアで発信される広告)は、確かに多くの生活者に対して訴求することができますが、非常に多くのコストもかかり、しかも、ターゲット以外にも広告宣伝が行われるため、非効率的な面があることは否めません。
    一方ウェブ広告は、ユーザーの属性やインターネット上での行動履歴などを利用して、特定の相手に対してダイレクトに訴求できるため、柔軟かつ効率的な広告宣伝が可能です。
  2. 種類が豊富で、自社のマーケティングに合った広告を選択できる
    ウェブ広告には多くの種類があるので、自社が訴求したい内容に適したメニューを選んで配信することができます。また、複数種のウェブ広告を複合的に展開・連動させることによって、効果をさらに高めていくことも可能です。
    ウェブ広告の代表的なメニューには、以下のようなものがあります。
    • リスティング広告……「検索連動型広告」とも呼ばれ、検索エンジンの「Google」や「Yahoo!」などの検索結果ページに表示されるもので、ユーザーの検索したい事柄に関連した広告が表示されるため、効果的な宣伝が期待できます。手軽に作成でき、はじめてウェブ広告を導入する際にもおススメといえます。
    • ディスプレイ広告……「バナー広告」とも呼ばれ、ユーザーが閲覧しているウェブサイト内の広告枠に表示されます。より視覚的に訴えることができ、さらに、ユーザーの履歴を後追いして表示させることも可能です。
    • ソーシャルメディア広告(SNS広告)……FacebookやTwitterなどのソーシャルメディア内に掲載されるものです。広告が表示されるのはソーシャルメディアのユーザーに限定されるものの、ユーザーとの距離感が近い広告といえるため、購買につながりやすいのが強みといわれています。
    • 動画広告……YouTubeやウェブサイト内などに表示される、動画形式の広告です。ストーリー仕立てで訴求できるなど、広告内に多くの情報を盛り込めます。ただし、ターゲットとの親和性が低くなる可能性がある上、製作や出稿には多くの費用がかかります。
    • ネイティブ広告(記事広告)……掲載されるメディアに、違和感なく溶け込むような形で配信される広告です。展開が、ニュース系メディアの場合は記事形式、SNSの場合は投稿形式などで配信されるので、ターゲットに、広告色を感じさせないようにできるのが特長です。
  3. 「PDCAサイクル」で効果を上げやすい
    ビジネスにおいて、生産管理や品質管理を図るための手法としてよく挙げられる「PDCAサイクル」。Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、プロジェクトを効率的に進行することできます。
    ウェブ広告は、このPDCAサイクルを活用して展開すると、目に見えて効果を上げやすくなるといわれています。PDCAサイクルは以下のように考えられます。

    P……ウェブ広告出稿時の初期計画(広告を出稿したら自社はどのようになるか、仮説を立てる)
    D……出稿する広告の種類を取捨選択しながら、ウェブ広告を出稿する
    C……一定期間経過後、解析ツールを用いて効果測定を行う
    A……改善案を洗い出し、出稿の見直し・広告原稿の見直し・追加などを適宜行う


    ここで特に重要なのが、「しっかりとした計画と仮説を立てること」と、「定期的な検証をして一定期間ごとに効果測定をしていくこと」です。初期計画と緻密な広告効果のチェックによって、PR効果を上げていくことができるといえます。

“自社運用”で、会社が変わる、未来が変わる!

ウェブ広告を展開する際には、大きく分けて、「広告代理店への委託運用」と「自社運用」という2つの運用方法があります。今後、企業としての成長を目指すならば、「自社運用」がおススメです。
自社運用には、以下のようなメリットがあります。

  1. 安価に運用できる
    通常、広告代理店などに外部委託する場合には、「最低出稿金額」が設けられていることが多く、少ない金額からウェブ広告を運用したい会社・経営者にとっては、それがハードルとなります。
    しかし自社運用であれば、そうした制限を気にする必要はありません。また、数千円からでも運用ができるのでコストパフォーマンスが良く、また、広告代理店が作業料として手にする「代行手数料(広告費の20%が相場)」もかからず、これからウェブ広告を運用していこうとする場合には大きな利点といえます。
  2. スピード感のある運用が可能
    企業がPRしていきたい商材や内容は、時間と共に変わっていくものです。自社でウェブ広告を運用すれば、出稿した広告の効果測定の結果をすぐに手に入れられ、また、改善案に対しても素早く対応できます。
    さらに、社内にウェブ広告制作チームなどをつくれば、スピード感のある運用ができるようになり、より的確なタイミングで広告展開していくことが可能です。
  3. 社内に運用ノウハウが蓄積できる
    企業の成長・発展を狙って、ウェブ広告に注力していこうと考えている場合には、社員に運用ノウハウを蓄積させましょう。ウェブ広告は、これからも拡大を続けると予測されているため、その知識を持つ社員を育てることは、自社にとって何よりも代えがたい財産となります。
    また、ウェブ広告のスペシャリスト社員が自社にいれば、将来的に広告宣伝活動を広告代理店などの外部に委託することになっても安心です。委託先とやり取りもスムーズで、深掘りした意見交換ができるため、さらに効果的な広告宣伝活動が可能となります。

ここまで自社運用の利点を挙げてきましたが、ウェブ広告の導入にあたって、多種多様なウェブ広告への理解や、実際の運用スキルを身につけることに対して、難しさを感じるかもしれません。
しかしながら最近では、オンラインでウェブ広告のスキルを手軽に学べるサービスもあるので、そのようなサービスを適宜活用しながら、自社に合ったウェブ広告の運用をめざしていきましょう。

業績アップを狙え!ウェブ広告への積極的な取り組みのすすめ

今後、ウェブ広告は企業の広告宣伝手段として、ますます重要視されていきます。自社の成長を目指すためにも、まずは経営者自身が先頭に立ち、ウェブ広告の導入にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

経営者自身が、商品告知、イベント集客、企業ブランディングにおけるウェブ広告展開を経験する中で、インターネットの仕組みと可能性をより深く把握でき、効果的な宣伝方法についても、さらに理解を深めることができるでしょう。

またウェブ広告が、自社と顧客をダイレクトに結び付けていく流れを知り、運用していくことで、より的確な種類のウェブ広告を適切なタイミングで出稿できるようにもなります。
それによって、広告宣伝活動全体のコスト削減を図り、収益アップの仕組みをつくれるようにもなるかもしれません。
こうした取り組みによって、自社のさらなる業績向上を狙っていきましょう。

(記事提供元:株式会社プレジデント社 企画編集部)

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