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超入門、売上アップに直結する「ウェブサイト」作成

掲載日:2024年1月5日事業戦略

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ウェブサイトを開設して運営していくことが、なぜ売上アップにつながるのか、その相関関係が分かりにくいという人もいるでしょう。
自社ウェブサイトの運営は、目先の売上増だけではなく、長期的なスパンで複合的に企業価値をあげるために行うべきものです。目に見えた効果はすぐには表れないかもしれませんが、アクセス数など数字が見えやすいため検証しやすく、コストをかけずに改善や追加施策を行いやすいという特徴があります。
本稿では、ウェブサイトを作成することで得られる効果や、売上アップにつながるためのポイントを解説します。

ウェブサイトによって得られる6つの効果

自社のウェブサイトをより効果的に活用するためには何が必要となるのでしょうか。ここで一度、企業のホームページの役割について、改めて考えてみます。

ウェブサイトは、様々な形態で運用することができますが、「広報」「集客」「人事」「販売」など、自社サイトに複数の役割を担わせている企業は少なくありません。
ネット上で自社の「看板」として、これらの役割を果たすウェブサイトの出来不出来は、顧客や取引先との関係性の構築に大きな影響を及ぼします。
自社や自社サービスのウェブサイトを作成することで次のような効果を得ることができます。具体的に1つずつ見ていきましょう。

1.認知ツールとして

検索エンジンでキーワードを入力した際に、ウェブサイトがあれば自社を認知してもらえる可能性が格段にあがります。ダイレクトメールやチラシ、テレビCMなどに比べて持続性が高く、24時間365日PRすることができ、世界中からアクセス可能です。

2.関係性の構築

ウェブサイトに有益な情報が定期的に更新されていくことで、一度アクセスした方が繰り返し訪問してくれる効果が期待できます。接触回数が多くなるほど印象が良くなり、最終的に自社のファンになっていただくことにもつながるでしょう。また、自社の活動内容を知ってもらうことで「ぜひ取引をしたい」「商品を使いたい」と、安心して次のアクションに移ってもらいやすくなります。

3.営業ツールとして

商品やサービスの特徴や詳細な仕様などを説明し、画像や図解、動画など効果的なツールと組み合わせて顧客にアピールすることができます。目的に応じて、情報を伝える際の階層を分けたり追加したりすることもできるので、より顧客が知りたい情報や事例をピンポイントで提供することも可能になります。

4.企業としての信頼感醸成

常に更新され、管理された自社ウェブサイトがあれば、企業として信頼感を抱いてもらいやすくなるでしょう。商品やサービスの購入を検討する顧客だけでなく、採用試験の応募者や取引先なども、ウェブサイトで最新の情報を収集することがあるため、継続した最新の情報開示は重要となります。

5.アクセスツールとして

企業に問い合わせする際、電話で連絡することに抵抗感のある人は少なくありません。また電話窓口は対応時間が限られるため、必要なタイミングで対応してもらえない場合も出てきます。資料が欲しい、質問や相談をしたいといった要望に対して、問い合わせフォームやチャットボットなどがあれば、その場での解決も可能になります。機会損失を防ぐためにも、オンライン上に窓口を設けておくことは必須だと言えます。

6.マーケティングでの活用

ウェブサイトへのアクセス解析をすることで、自社にどのような検索ワードでたどり着いたのか、滞在時間の長いページや閲覧数の多いページはどれか、ユーザーの行動や成約率などを知ることができます。分析結果から仮説を立てて施策を実行し、また検証する……と繰り返していくことで、より集客や成約につながりやすいウェブサイトへとブラッシュアップすることも可能です。

このように、自社との関わりを持っていただく様々な方へ、必要な情報を的確に伝えて、効果的に関係を構築していくためにもウェブサイトの役割はますます重要となっていくことでしょう。

売上があがるウェブサイト制作で押さえるべきポイントとは

こうした様々な役割を担うウェブサイトを制作するにあたって、どのようなポイントを押さえれば良いのでしょうか。
ウェブサイトの制作を外部委託する場合でも、最終的なできあがりのイメージを固めて依頼することが大切です。

まず、大切なのは、ウェブサイト自体の目的とコンセプトの確立です。
「誰に向けて」「何をするための」ウェブサイトなのかを、最初にしっかりと定める必要があります。
顧客の獲得や商品の販売、見込み顧客との接点づくり、ブランディング、人材採用、顧客サポートや購入後のアフターケアなど、ウェブサイトを作成する目的は様々です。目的が決まれば、ウェブサイトのコンセプトも定まってきます。

コンセプトは、ウェブサイト制作や運営に携わるチーム内で方向性を統一することが必要です。
「誰に」「何のために」「どのような方法で」「なぜ他社ではなく、自社なのか」などを一つひとつ検討し、設定していくことで明確になっていきます。

また、目的を定めた後は、KPIを設定することも大切です。成果指標を達成するために必要な要素を分解することで、打ち手がクリアになるはずです。
例えば、売上をあげるために必要な要素は「新規訪問者数」「リピート率」「成約率」「商品単価」「購入点数」などがあげられます。そのため新規訪問者数を増やすためには、SEO対策や情報の更新、ウェブサイトの整理などやるべきことを明確にします。売上が伸びない場合はどこに課題があるのか、数値を見ながら仮説を立てて施策を行うことで目標達成の確度を高めることができます。

ウェブサイトのデザインは、「ユーザーが目的の記事に迷わずたどり着けるか」が重要です。
そのためには導線が分かりやすく、重要度にメリハリがついていることが欠かせません。目立たせようと派手にしたり、トップページだけですべて完結させようと詰め込みすぎるのは逆効果です。情報量が多すぎるとかえって分かりづらく、印象に残りにくくなります。
できるだけシンプルに、ページの役割や操作が直感的に分かりやすくなっている必要があります。

そのためにも、見出しの付け方やサイトマップの設置も重要となり、スマホ等あらゆるデバイスに対応したデザインであることや、高齢者や障がい者の方でも不自由なく閲覧できるアクセシビリティへの配慮も重要です。

ウェブサイトは一度作成したら、そこで終わりではありません。新規訪問者を増やすための施策や、リピートしてもらうための施策、購入してもらうための施策を繰り返し、効果測定して検証しながら育てていく必要があります。必要に応じてSNSとの連携やキャンペーン、リスティング広告なども効果的です。

最も大切なのは顧客にとってメリットがあることです。
お役立ち情報や利用者の声が定期的に公開されているなど、「このウェブサイトに来れば知りたい情報が得られる」「自分の困っていること、悩んでいることに対する解決のヒントがある」と感じてもらえることが重要になってきます。

おわりに

ウェブサイトを作成して効果が出るまでには時間がかかります。
場合によっては専門家の協力を仰ぎながら、仮説を立て検証していきましょう。
ターゲットの課題解決やニーズに応えることができるウェブサイトになればなるほど、ピンポイントで集客につながり、ひいては売上アップに貢献することになります。

(記事提供元:株式会社プレジデント社 企画編集部)
※記事内の情報は、本記事執筆時点の情報に基づく内容となります。
※上記の個別の表現については、必ずしもみずほ銀行の見解を示すものではありません。

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