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掲載日:2021年12月27日

ふるさとで叶えるマイホームの夢

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テレワークの推進などを背景に、都市部より地価が低いふるさとへ移住して、マイホーム購入の夢を叶える人が増えているようです。生まれ育った故郷で、自然の恵みと地域文化の豊かさをたっぷり感じながら暮らすことには、価格上のメリットだけでは語りつくせぬ素晴らしさがあるといいます。

1. 帰省して想うふるさとの尊さ

故郷で過ごす年末年始、あるいはお盆の季節には、特別な感情がわきあがってくるものです。コロナ禍にはばまれ、なかなか帰省できずにいた月日があればなおのこと、ふるさとへ想いを募らせている方も少なくないことでしょう。潮の香りを含んだ風、綿雪をかぶった木々、蔵造りの町並み、郷土の味を肴にお国なまりで懐かしい顔と笑い合う時間...。都市部の多忙な暮らしの中で思い出せずにいた記憶との再会は、自分自身の今とこれからをあらためて見つめ直す機会でもあるのではないでしょうか。若い日々にはうっとうしくも思えたふるさとのありがたさ、尊さをあらためて感じ、Uターンを考える方もあるかもしれません。

2. Uターンしてマイホームを

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実際に、帰省などをきっかけにふるさとの魅力を再発見し、移住する人は少なくないといいます。特にここ最近のテレワークとワーケーションの整備は、Uターンはもちろんのこと、Iターンの推進にまでつながっている様子です。主に通信環境さえ整えることができれば、どこにいても仕事を進められる時代の到来は、通勤の時間や距離にしばられることなく、住まいの場所を選べるということでもあるからです。さらに、住宅ローンのハードルが低くなる可能性も、ふるさと移住アイディアを後押しします。同等の面積の土地・家屋の費用を比較した場合、一般的に都市部よりも地方の方が低くなる場合が多いものです。都市部で諦めたマイホーム購入の夢も、ふるさとでなら叶えられる可能性が上がるわけです。

3. メリットは住宅費のみならず

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ふるさとへ移住するメリットは、住宅購入費だけではありません。例えば...。

◆地産地消の健康な食生活が叶う

とれたばかりの新鮮な野菜や魚介を味わうことができるのは、その地で暮らしてこそのこと。文字通り「ファーム・トゥ・テーブル」の毎日は、心まで豊かにしてくれます。

◆一緒に子育てしてもらえる

世代間の交流がさかんな地方での生活。子供に寄り添い支え合うふるさとの空気の中で、多様な価値観に触れ合いながら子供を育てられるのは、働きながら子育てする世代にとって心強いものです。

◆地域創生に貢献できる

人口や経済に対する影響を考えると、移住して生活することそのものが地域の活性化につながります。さらに住宅購入費の予算が抑えられた分で、地元産の木材による住宅や家具を選ぶなど、ふるさとに貢献できるチャンスも夢も広がります。

都市部での生活では味わえない、地域ならではの暮らし方に魅力を感じる人が増えていることは、「ふるさと回帰フェア」の盛況ぶりからも明らかです。「ふるさと回帰フェア」とは、 認定NPO法人ふるさと回帰支援センターが主催し、行政や企業の協力も得ながら、東京と大阪で開催されているイベント。ふるさと移住を考えている都市生活者と、移住先となる地域とのマッチングの場になっています。2021年10月に東京で開催された「第17回ふるさと回帰フェア」には、自治体やNPOなど約400の団体が出展。併催された駅弁フェアでは、午前中に完売する商品もあったほどの賑わいをみせました。

4. ふるさとの魅力を受け継ぐ

かつて室生犀星に、「遠きにありて思ふもの」とうたわれた「ふるさと」ですが、交通網も通信網も発達した現代のふるさとは、近くに寄りて暮らし、守るものになっているのかもしれません。自分自身が生まれ育った地域で、自然の恵みと地域文化の豊かさをたっぷりと受けとりながら暮らすことそのものが、ふるさとの素晴らしい資源を次世代に受け継ぐことになるのですから素敵です。次の帰省時には、故郷でふるさと回帰のアイディアを練ってみませんか?実家の庭先で始まったご近所総出の餅つきや、天から降り注ぐ雪に驚き喜ぶ都会っ子たるお子さんの表情が、あなたの背中を押してくれるかもしれません。

※画像はすべてイメージです。

岡 小百合

岡 小百合(おか さゆり)

編集/ライター。株式会社二玄社・自動車総合誌『NAVI』の編集記者を経て独立。女性誌やライフスタイル誌、新聞などのメディアに寄稿/編集。産業カウンセラー資格を有する。現在の主なテーマは、ライフスタイルと社会課題。

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