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Vol.36 さわこさんとだいすけさんの場合

ふたりのおさいふちょっと拝見 Vol.36ファイナンシャル・プランナー中村芳子がアドバイス! F.P.NAKAMURA

学生のころからつきあっている同い年のふたり。
家計も家事も半分ずつ分担していますが、
最近、子どもが生まれたあとの家計が気になり始めました。

彼女のこと ふたりのこと 彼のこと

INDEX

共働き家計の生活費や貯金はどう分担するのが公平?

生活費は同額ずつ出し合っています

—家計費として共用口座に8万円ずつ入れているふたり。家計も家事も半分ずつ担っています。

だいすけ:とくに話し合って決めたわけではありませんが、ふたりとも同じくらい働いているので、そうするのが当たり前だと思っています。周りのカップルもみんなそうしてますね。

さわこ:彼は私より家事が上手。夕飯も早く帰ったほうが作ります。ただ、それぞれに買い物するせいか、よく食材をダブって買ってしまうのは反省点ですね。

—これまでは口座の残高を見てざっくり収支を把握していましたが、正確な家計を把握するため、この半月はしっかり家計簿をつけてチェックしたそう。

だいすけ:レシートを全部とっておいてパソコンで集計。通帳やカードの明細も洗い直して、何にいくら使っているか調べました。

さわこ:そしたら、共用口座のお金が月4万円近く不足していることが判明!「これから入れるお金をふやさなきゃね」と話しているところです。食費も予想以上にかかっていたので、今後はもう少し減らしたいです。

「ふたりが好きなイギリスに住むのが夢です」(だいすけ)

ふたりのいまのおかねの流れ

「イギリスのこんな家にいつかは住みたいです」(さわこ)

出産後は貯金がどんどん減ってしまう…?

—貯金はいま、さわこさんが財形貯蓄に年44万円(月2万円+ボーナス10万円×2回)、だいすけさんが銀行の自動積立定期に年60万円(月5万円)、ふたりで年104万円ためています。

だいすけ:頑張ってためているつもりですが、いくら貯金すべきかわからないので、これで十分なのかちょっと心配。本当はもっとためたほうがいいのかな?

さわこ:共働きで、夫の収入だけで生活して、妻の収入は全部貯金している家庭もあると聞きます。確かに、そのほうがお金はたまりそう。でも、自分の自由になるお金や貯金は持っておきたいし…。

だいすけ:貯金のために、やりたいことをがまんして楽しくないのはいやだな。いまも楽しんで、将来にも備えたいですね。

さわこ:私は、いまはいいけれど、子どもができたときが心配。仕事はつづけるつもりですが、育児休業中もいまのように家計を負担するとしたら、私の貯金はどんどん減ってしまうんじゃないかと不安です。そのときは彼に100%頼っていいのか、でもそうすると彼のお金がなくなっちゃうし…。どういうふうにするのが平等なのか悩みます。

—今後のお金のため方も気になります。

だいすけ:いまのように貯金だけしていても、お金はふえません。だから投資もやってみたいと考えています。

さわこ:でも、投資でふやすには、かなりまとまったお金がいるのでは? コツコツ貯金するほうが安全じゃないかな。

フランス旅行。「モンサンミッシェルには圧倒されました」(だいすけ)

FP 中村芳子さんからのお役立ちアドバイス

育休中も給付金があるので、貯金が減る心配はありません&「生活費を同額ずつ出す」より「同額ずつ貯金する」がおすすめ

家計も家事も自然体で分担しているおふたり。すてきです。ただ、さわこさんは、これから子どもができたら、自分の貯金が減ってしまいそう…とちょっと心配しています。同じ不安を持つ女性も多いでしょう。

生活費を出し合い、それぞれで貯金して、個人支出は自分の口座から出す、というやり方はいいですね。おふたりは「生活費を同額ずつ出す」のが公平と考えていますが、必ずしもそうとはいえません。収入に差がある場合、少ないほうの負担が大きくなってしまうし、育休や勉強などで収入が減るほうが不利になってしまいます。

そこで私が提唱しているのは、彼と彼女が「同額ずつ貯金できる家計」です。ふたりで力を合わせて働いて、家のこともやっているのですから、貯金も同じだけできるのが自然。子どもが生まれたらなおさらです。まず、家計費がいくらかかるかを見て、納得できるこづかいの額を決めます。そして、同額ずつ貯金するために、家計にいくらずつ出せばいいか計算します。

おふたりの家計費は、だいたい月20万円。個人の支出は彼女が月7万円、彼8万円で合意しました。ここには、携帯電話や昼食代、おこづかいを含めます。貯金は、子どもがいないいまは、手取り収入の20%を目指しましょう。ふたりの月収の合計が43万円なので、月8万円。つまりそれぞれ4万円ずつです。
これを実現するため、共用口座に入れるお金は、さわこさん12万円、だいすけさん8万円になります。(下の「見直しプラン」参照)。まずはこの金額でやってみて、調整するといいでしょう。食費のムダを減らすには、食費だけ支出記録をつけてみるのもいいですね。

育児休業中の家計も考えてみました。まず収入(育児休業給付金)は、働いていたときの約50%(当初半年は67%)になります。この間は、無理に貯金しなくても、復帰後に再開できるので大丈夫。休業中はさわこさんの個人支出はだいぶ減るはず。月4万円にできれば、下の「育休中のプラン」のようになります。だいすけさんも工夫してこづかいを1万円減らしてください。これなら休業中も貯金は減りません。

投資を始めるのはいいことです。預金だけでは、将来インフレになったとき、資産が目減りしてしまう恐れがあります。インフレに負けないため、毎月の貯金の一部を投資にまわすといいでしょう。おすすめは、投資信託の自動積立です。まずは、家計管理のしくみをきちんとつくり、彼はすぐにでも、彼女は育休から復帰するタイミングで積立を始めてはいかがでしょう。

*投資信託には元本割れ等のリスクや手数料などのコスト等、
商品性にかかわるご注意事項があります
投資信託のご注意事項

ふたりのいまのおかねの流れ 見直しプラン

ふたりのいまのおかねの流れ 彼女が育休中のプラン

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「おうちのおかね」の感想を伺いました

子どもが生まれたら家計が苦しくなる、貯金も減ってしまう…とマイナスのイメージがありましたが、大丈夫なんですね。ほっとして「いつでも妊娠できる」と思えました。(さわこさん)

「同じ額だけ貯金するのが平等」とは目からウロコ。彼女の不安が消えて、僕も安心しました。投資信託の積み立てもぜひ始めたいです。(だいすけさん)

ふたりが役に立ったページはこちら
家を買う前に気をつけること

「家を購入するのか、このまま賃貸暮らしをつづけるのか、ずっと『損か得か』という基準で検討していました。しかし、そうではなくて『価値観で選びましょう』という中村さんのアドバイスに深く納得しました」(だいすけさん)

(2014年12月11日現在)

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