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FPからの応援アドバイス

お金の専門家、ファイナンシャルプランナー(FP)が上手なお金のやりくりの仕方や、自分への投資の仕方などを優しく教えてくれます。これからのあなたの未来へ向けて、役に立つヒントが隠されているかもしれません。

第11回

あなたは実践していますか?『“人生に効く”お金のつかい方』 ときにはあえて贅沢をすることでお金に愛される体質に。 株式会社エフピーウーマン 代表取締役 大竹 のり子

本当の意味での“お金の上手なつかい方”とは。

「お金をつかうのが上手な人」「お買い物が上手な人」というと「安く買えるお店を見つけるのが上手な人」や「値切り交渉が上手な人」が思い浮かびませんか?
でも、ものやサービスをできるだけ安く買ったり、節約したりすることがお金の上手なつかい方のすべてではないのです。
“お金を上手に使う”とは、支払った金額で、最大限の価値を得ること。
たくさんお金を支払っても、その何倍ものリターンがあればそれは“お金の上手なつかい方”といえるのです。

ときにはあえて贅沢をしてみましょう。

実は、お金に愛される体質になるためにはときにはあえて贅沢をしてみる、ということがとっても大切。
たとえば、普段は1時間2,980円のエステしか行かないけれど、ときには1時間30,000円のエステを体験してみる。
飛行機に乗るときはいつもエコノミークラスだけれど、ときにはビジネスクラスに乗ってみる。
こうした“ときにはあえて”を意識的に行うことで「いつものエステとは満足度が違うなぁ。服装だけではなくて立ち居振る舞いもきれいになった気がする。」「ビジネスクラスだと疲労感が違うなぁ。これなら帰宅翌日でも精力的に仕事ができる。」と、新しい発見があり、いままで気がつかなかった世界が見えてくるはず。

モチベーションアップが人生にプラスの効果をもたらします。

新しい世界が見えたら、湧いてくるもの。
それが「もっとこの場にふさわしい人になりたい!」「もっと頻繁にこれを体験できるようになりたい!」というモチベーション。
こうしたモチベーションがフツフツと湧き上がってくればしめたもの。
一時的な出費で考えれば普段より多かったとしても支払った金額がその後の人生にもたらす効果を考えれば、決して「無駄づかい」とはなりません。
モチベーションアップにつながる贅沢こそが、究極の“上手なお金のつかい方”なのではないでしょうか。

お金に愛される体質になるためのポイント “お金を上手に使う”とは、支払った金額で、最大限の価値を得ること “ときにはあえて”贅沢をすることで、プラスの効果を得る 

株式会社エフピーウーマン 代表取締役 大竹 のり子

  • ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者・1級FP技能士)
  • 一般社団法人金融学習協会理事

出版社の編集者を経て2005年4月に女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」を設立。現在、雑誌、講演、テレビ・ラジオ出演などのほか、『お金の教養スクール』の運営を通じて正しいお金の知識を学ぶことの大切さを伝えている。『なぜかお金に困らない女性の習慣』(大和書房)、『老後に破産しないお金の話』(成美堂出版)など著書は50冊以上におよぶ。

http://www.fpwoman.co.jp/

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