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FPからの応援アドバイス

お金の専門家、ファイナンシャルプランナー(FP)が上手なお金のやりくりの仕方や、自分への投資の仕方などを優しく教えてくれます。これからのあなたの未来へ向けて、役に立つヒントが隠されているかもしれません。

第2回

いまさら聞けないマネー用語『“金利”って一体何!?』 お金を増やすのも、借りるのもポイントは“金利” 上手に味方につけましょう 株式会社エフピーウーマン 代表取締役 大竹 のり子

“金利”の正確な意味を知っていますか?

生活するうえでとても身近な言葉なのに、実は正確な意味を知らない……。
お金に関係する専門用語には、そういった言葉がたくさんあります。そのひとつが“金利”です。
金利とは、お金を貸し借りするときに、借り手が貸し手に支払う“レンタル料”のこと。
レンタルショップでDVDを借りたらレンタル料がかかるように、お金を借りたら、その期間に応じた“レンタル料=金利”がかかるというわけです。

増やすのも、借りるのも鍵を握るのは“金利”です。

預金、クレジットカードでの買い物、住宅ローン、自動車ローン、カードローンなど、金利が関係してくるものは日常生活の中でもたくさんあります。
これらの金利は通常、「年利」と呼ばれる単位で表示されていますから、「残高×年利÷365日」という計算式でいったん1日単位の金利に直し、それに日数をかけることで実際の金利が計算できます。
もちろん、金利は借り手が貸し手に支払う“レンタル料”ですから預金の場合には金利を受け取る側になりますし、住宅ローンや自動車ローン、カードローンなどの場合には金利を支払う側になります。

“金利”を知ることがムダの削減につながります。

お金を上手に増やしたり、借りたりするためには普段から金利に敏感になっておくことがとても大切です。
預金するなら、少しでも金利の高いところに預けたほうがおトクですし、買い物でも、なんとなくクレジットカードの分割払いやリボ払いにするのではなく、少しでも金利の低い支払い方法を選んだほうが出費は少なくてすみます。
たとえば、みなさんはクレジットカードのリボ払いとカードローンではどちらの金利が高いか、知っていますか?
カードローンのほうが金利が低い場合もあるので、もし分からない場合は、まずは、金利を正確に把握する習慣をつけること。
お金を増やす場合も、借りる場合も、金利に敏感になることがムダの削減につながるのです。

CHECK! 金利の計算方法 借入残高×年利÷365日×日数=金利 例:10万円を年14.0%で借入し、30日後に返済する場合 100,000×0.14÷365×30=1,150円

次回は…

マネーセンスを磨こう! 『“ライフイベント”と“お金”の関係』
(2014年8月頃に更新予定)

株式会社エフピーウーマン 代表取締役 大竹 のり子

  • ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者・1級FP技能士)
  • 一般社団法人金融学習協会理事

出版社の編集者を経て2005年4月に女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」を設立。現在、雑誌、講演、テレビ・ラジオ出演などのほか、『お金の教養スクール』の運営を通じて正しいお金の知識を学ぶことの大切さを伝えている。『なぜかお金に困らない女性の習慣』(大和書房)、『老後に破産しないお金の話』(成美堂出版)など著書は50冊以上におよぶ。

http://www.fpwoman.co.jp/

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