② オフショア口座（离岸账户），国外機関の国内口座（境外机构境内账户）から受け取る輸出貨物代金，オフショア口座，国外機関の国内口座へ支払う輸入貨物代金 ③ 加工貿易の二次加工（深加工结转）に係る国内での代金の受取・支払 ④ オフショア転売取引（离岸转手买卖）に係る代金の受取・支払 ⑤ 他の貨物貿易に係る代金の受取・支払 本手引でいう税関特殊監督管理区域とは，保税区，輸出加工区（出口加工区），保税物流園区（保税物流园区），クロスボーダー工業区（跨境工业区），保税港区（保税港区），総合保税区（综合保税区）などの税関が封鎖監督管理を実施している特定地域を含む。保税物流センター（A型，B型），輸出監督管理倉庫，保税倉庫，ダイヤモンド取引所などは本手引を参照して適用する。（「手引（2020年版）」第6条） 企業は「輸出した者が代金を回収し，輸入した者が代金を支払う」の原則にしたがい，貨物貿易に係る外貨受取・支払業務を取り扱う。外貨管理法規で別途規定がある場合は除く。（「手引（2020年版）」第9条） 代理輸入は原則上，代理人側が代金を支払う。代理輸入の委託者側は，委託代理協定に基づき，外貨を代理人側に振り替える（划转），もしくは代理人側により外貨転することができる。（「手引（2020年版）」第9条） 代理輸出は原則上，代理人側が代金を受け取らなければならない。代理輸出の場合，代理人側が代金を回収後，委託代理協定に基づき，外貨を委託者側に振り替える，もしくは元転して委託者側に振り替えることができる。（「手引（2020年版）」第9条） 企業は真実で合法的な輸入に係る外貨支払ニーズに備え，事前に外貨転し，経常項目の外貨決済口座に入金することができる。契約変更などにより，事前に外貨転した輸入代金を対外支払できなかった場合，企業は元転もしくはそのまま経常項目の外貨決済口座に留保することを自ら決めることができる。銀行は，事前の外貨転の真実性，合法性と必要性について合理的な審査を行わなければならない。（「手引（2020年版）」第24条） 受取・支払企業と輸出入企業が一致しないが，規定に合致する場合，外貨受取企業もしくは輸入企業は所在地の外貨管理局に報告し，外貨受取もしくは輸入データに係る主体の変更手続を行うことができる（「手引（2020年版）」第21条）。本手引第20条，第21条に規定された状況以外の，貨物貿易外貨受取・支払と輸出入の一致性を影響する状況について，企業は実際の業務状況に基づき，所在地の外貨管理局に報告するか否かについて自ら決めることができる。（「手引（2020年版）」第22条） 項目 本手引でいう企業による貨物貿易に係る外貨受取・支払には以下が含まれる。 ① 国外，国内税関特殊監督管理区域から受け取る輸出貨物代金（出口货款），貨物貿易外貨 の受取・支払の 範囲 代金回収，代金支払の原則 代理輸入の 場合の支払 代理輸出の 場合の受取 事前の外貨転 貨物貿易外貨の受取・支払と輸出入の不一致 内容（抜粋） 貨物貿易外貨管理の対象とする貿易外貨には通常の輸出入のほかに，税関の特殊監督管理区域や加工貿易の二次加工（いわゆる「深加工結転」（転廠））に係る決済も含まれる。 175国外，国内税関特殊監督管理区域へ支払う輸入貨物代金（进口货款）
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