中国の外貨管理2023
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2.小口支払システム 項目 1.費用徴収対象 2.費用徴収の範囲 3.費用徴収方式 4.費用徴収標準 ①貸記,借記 (銀発[2006]384号により調整後) ②支払業務 ③データパッケージ (信息包) ④照会文(查询报文),自由フォーム文(自由格式报文) ⑤処理時間区分による費用標準の設定 (出所)「小口支払システムの費用徴収の試行標準」「小口支払システム業務の普及作業の強化に関する事項についての通達」 内容(抜粋) 遠隔地への支払 同地での支払 0.1元/1件 0.3元/1件 0.75元/1件 0.12元/1件 データ量(流量)に応じる費用徴収(0.01元/1KB) データ量に応じる費用徴収 (1元/1KB) システムへの直接参加者及び特別参加者が費用徴収の対象。各参加者は,システムを通じた支払を行うときは,人民銀行の規定にしたがって送金振替費用を支払う。「委託者が支払う」との原則に基づき,仕向け側に対して送金振替費用を徴収する。 各参加者の仕向け取引が「決済完了」状態となった支払及び各種データ交換に対し費用を徴収する。システム参加者による取消,訂正,支払停止,組戻申請及び照会・回答文,貸記組戻は費用を免除する。 都市処理センター(中国现代化支付系统城市处理中心,CCPC)が費用を算出後,国家処理センター(中国现代化支付系统国家处理中心,NPC)が月次で自動振替・徴収をする。振替日は月末営業日であり決済口座ないしは専用口座から引き落とす。 小口支払システムの拡大期間につき,暫定的に次の振替・決済手数料を徴収する。 業務種類 普通貸記 リアルタイム借記(实时借记), リアルタイム貸記 普通借記,定期借記,定期貸記(定期贷记)(注)銀発[2006]384号により,1件当たり徴収費用の返還比率は普通借記で50%,定期借記で30% 支払業務(支付类业务)に対しては1件あたり振替決済費用(汇划费用)を徴収するほか,1パッケージ(包)ごとに0.5元(銀発[2006]384号による調整後)の費用を徴収する。 一般データ文(通用信息报文) リアルタイムデータ文(实时信息报文) 1元/1件 当日8∶30-17∶30(銀発[2006]384号による調整後) 標準の 100% 当日17∶30から翌日8∶30 0.25元/1件 0.04元/1件 標準の 80% 110人民銀行は2005年11月24日付の「小口支払システムの費用徴収の試行標準」(小额支付系统收费试行标准)(銀弁発[2005]299号),06年11月3日付の「小口支払システム業務の普及作業の強化に関する事項についての通達」(关于加强小额支付系统业务推广工作有关事宜的通知)(銀発[2006]384号)によって,当面の小口支払システムで取扱う手数料の標準などを次の通りとした。

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