概要
- 中国の固定資産投資とGDP統計における総資本形成との間に奇妙な乖離が生じている。投資が前年比でマイナスに沈んだにもかかわらず、資本形成はプラス寄与で力強い伸びを示している
- 固定資産投資と総資本形成には統計・推計方法に大きな違いがあるため、乖離自体は不思議ではないが、直近の大幅な乖離は異例といえる。固定資産投資の統計に歪みが生じた可能性もある
- 総資本形成が伸びた理由としては、ソフトウェア投資の拡大や在庫投資の増大が考えられる。観察者としては、仮説構築と検証を通じて中国の景気動向を見極める慎重さが求められる
