概要
- 米国のトランプ政権は、従来とは異なる議会審議の枠組みによって、国防予算の一部を成立させようとしている。財政調整法とよばれる手法を使い、可決に必要な賛成票を引き下げる試みだ
- 背景には、党派対立などによって、議会の予算審議が停滞しがちな現状がある。大統領は通常の予算審議を迂回する傾向を強めており、議会の抑制が効きにくくなっている
- 第二次トランプ政権では、予算申請の簡略化など、予算審議プロセスの恣意的な活用が著しい。経済安保などの文脈で政府の役割が高まる時代において、「強い大統領」の功罪が問われている
